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2006年6月16日 (金)

書籍「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで

 「ダ・ヴィンチ・コード」を読了しました。長かったが、最終的にはとても面白いと思いました。文庫本で読んだので、上中下の3巻もありました。長いので、上巻ではややだれたのですが、中巻から俄然面白みが増して、最後まで一気に読み切った感じです。
 基本的には、本書は推理小説ですから、殺人事件があって、謎解きがあって、どんでん返しがあって、そして男女の恋愛感情も少しあって、という形式を整えております。しかし、この著者のダン・ブラウンさんは、この小説を書くために一体何冊の参考文献を読んだのでしょうね。小説の本筋は殺人事件と聖杯伝説の絡みなのですが、その筋の周囲を飾る話が何と多彩なことでしょうか。少しだけ数え上げても、暗号学、数学、神学、宗教美術、地理・観光学、文学などの知識が、ふんだんにちりばめてあります。ここが、非常に広範囲の読者の関心を引き付け、世界で5,000万部、日本で1,000万部を超えるベストセラー小説になりえた理由だと考えられます。
 これから映画を観ようと思っておりますが、いろいろな人の意見を見聞きすると、映画は時間的に限られているのでストーリー展開がとても速く、なかなか頭がついて行かないそうです。私は先に小説を読んだので、多分映画の観方はあの挿話は映画ではどう表現されているのか、等々というものになると思います。皆さんも映画を観る前に、小説を読んだ方が、多分映画を2倍以上楽しめるのではないでしょうか。頑張って下さい。
 私の印象に残った話は、中巻の終わりにある「聖婚(ヒエロス・ガモス)」に関して、主人公ラングトンがヒロインのソフィーに言った説明です。「古代における性の観念は現代の考え方と対極をなしていたことを忘れちゃいけない。セックスは新しい生命を創り出し――それこそ奇跡の最たるものだ――奇跡をなしうるのは神だけだった。子宮から命を生み落とすその能力ゆえに、女性は神聖視された。まさに神だ。性交とはふたつに分かたれた人間の魂の――すなわち男性と女性の――尊い結合であり、それを通じて男性は無欠の精神を手に入れ、神との交流を果たすことができる。きみが見たのは性の営みではなく、精神の営みだ。聖婚の儀式は性的倒錯じゃない。神聖でおごそかな儀式なんだよ」 私は何となく分かるような気がするのですが、皆さんはいかがですか。

  • 聖杯に たどりつくのも 本三巻

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