丸駒温泉での高校恩師の古希祝い
先々週末北海道の丸駒温泉で、札幌北高のクラス担任だった恩師の古希のお祝いを盛大に開催して参りました。先生はまだまだお元気で、「北海道教育史」なるものを執筆し、退職校長会の事務局長を務める傍ら、野球、囲碁、そしてテーマのある夫婦旅行の三大趣味を楽しんでおられます。私のプロジェクト、全都道府県訪問と同様のテーマも、昨秋高知県訪問を最後に完了されたと伺っております。最近入れ歯が増えて来ているようですが、まだまだ大丈夫とお見受けいたしました。
このお祝い会(兼クラス会)には21人ものクラスメートが出席しました。男性が12人、女性が9人でした。クラスには50人(男性32人、女性18人)在籍しておりましたが、残念なことに男性1人と女性1人が亡くなってしまったので、今は48人になっております。したがって、全体の出席率は44%、男性が39%で女性が53%になりました。この出席率には正直なところ驚きました。先生の人徳とクラスのみんなの気持ちの賜物だと思います。そして、幹事の皆様、いろいろな余興の準備や小冊子の作成など、真にありがとうございました。
さて、誰が誰か分かったのでしょうか。時間の経過とともに、外観が一番変わるところが、頭髪と体重です。これが余り変わっていないクラスメートは一目で誰か判別できる訳です。そうでない場合は、しばらく話をすると、その内容から大体想像が付くものです。今回は、高校卒業以来初めて再会した人もおりましたが、誰かが分かれば、途中の何十年かは素っ飛ばして、即座にいろいろな思い出が湧き出してきて昔に戻ることができました。長時間にわたる宴会(一次会)の後、日帰り予定の3人が帰りました。そして、二次会に突入しましたが、話は尽きず丑三つ時まで寝る人はほとんどおりませんでした。
ところで、丸駒温泉は、支笏湖の北岸にある温泉で、1915年(大正4年)創業で90年以上の歴史があります。特に、1967年(昭和42年)までは陸路がなく、舟が唯一の交通手段であったという、真に風情のある温泉でした。当日はとてもいい天気で、丸駒温泉から支笏湖越しに右側を観れば風不死岳(ふっぷしだけ)が望め(右側の写真)、左側を観れば紋別岳が望めました(左側の写真)。お風呂は2年前に全面改装されたということで、新しいとても気持のいい設備になっておりました。ただし、支笏湖の湖面と同じ高さであるという、天然露天風呂は昔のままで、大正時代からの記憶を留めておりました。
翌日も好天気でした。2グループに分かれ、大半は札幌芸術の森を鑑賞に行き、3人が滝野のゴルフ場へ向かいました。私は下手なゴルフでしたが、秋晴れの清々しい北海道でのプレーを心底楽しみました。皆さん、ありがとうございました。
- ふるさとを 語りつくせぬ 熱き思い
自然ガイド 支笏・樽前
著者:大橋 弘一 |
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