大エルミタージュ美術館展と上野公園の紅葉
先週末上野公園(上野恩賜公園)にある東京都美術館で、大エルミタージュ美術館展を観て参りました。展覧会の副題が、「いま甦る巨匠たち400年の記憶」そして「ヴェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソまで」とあり、かなりの意気込みが窺えます
この展覧会は3フロアーを使い、ロビー階に「Ⅰ家庭の情景」として20点、1階に「Ⅱ人と自然の共生」として39点、そして2階に「Ⅲ都市の肖像」として21点、合計80点もの絵画が展示されておりました。いつものとおり進化した音声ガイドを利用して素早く鑑賞したわけですが、私の印象に残ったものは、フラマン、クナウス、ルノワール、ゴーギャン、マチス、ルソーらの絵画でした。ゴーギャンの絵は本展覧会のテーマの絵にもなっております。この展覧会の会期は、クリスマスイブ、12月24日(日曜)までです。まだご覧になっていない方は早めにいらして下さい。
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルグにあります。サンクトペテルブルグは、ロシア皇帝ピヨトール1世が何もないところに一から築き上げたロシアの首都です。エルミタージュとはフランス語で「隠者の庵」という意味らしく、元々はエカテリーナ2世の絵画コレクションをプライベートに展示していた場所(王宮)であったそうです。後に一般に公開される訳ですが、展示室が約1000もあり、鑑賞するために歩く総距離が何と28㎞もあると聴かされ、とても驚きました。ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館と併せて、世界の三大博物館と呼ばれているそうです。
ところで、上野公園は紅葉の真っ盛りでした。紅葉の写真を説明します。上から、①東京国立博物館(左下隅)と紅葉、②水上音楽堂近くのモミジの紅葉、③不忍池・ボート池と紅葉(上野精養軒が右上隅にわずかに観えます)、④噴水横の紅葉と月齢11日位の月、⑤(突然新宿ですが)新宿中央公園の紅葉と水の広場でのフリーマーケット(蚤の市)(左隅)です。なお、上野公園は、江戸幕府三代将軍徳川家光の命により天海僧正によって1635年(寛永2年)に建立された寛永寺の境内跡だそうです(出展「江戸下町情緒―上野恩賜公園」)。
- 紅葉と エルミタージュの 競演か
THE HERMITAGE
販売元:Artist&Associates |
エルミタージュ―波乱と変動の歴史
著者:郡司 良夫,藤野 幸雄 |
東京10000歩ウォーキング〈No.19〉台東区 上野恩賜公園満喫コース―文学と歴史を巡る
著者:篭谷 典子 |
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