日比谷公園の紅葉2006
今週日比谷公園のモミジが紅葉の最盛期を迎えました。特に、公園の西側、霞門の近くにある雲形池の周囲に植えられているモミジの紅葉が見事でした。
雲形池の中央には、鶴の噴水があり、解説板には次のとおり蘊蓄(うんちく)が記されております。
この噴水は、明治38年(注:1905年)頃東京美術学校(現在の東京芸大)の津田信夫、岡崎雪声両氏に依頼製作したもので、公園等での装飾用噴水としては、日本で3番目に古いものとのことです。(1番目は長崎諏訪神社、2番目は大阪箕面公園)
当初は鶴と台座とも銅製でしたが戦時中の金属回収で台座が石造りとなったものの、水面に薄氷が張り鶴の像につららが下がる景色は、当公園の冬の風物詩となっています。
日比谷公園には公園の北東の隅、有楽門の近くにもう一つの池があり、心という字の形をしているかとかで、心字池と名付けられています。確か何年か前に、この池の東側の丘に登って反対側(池の西側)のベンチ付近にいる人々を描写するシーンが出てくる作品が芥川賞を受賞し、そのせいでわざわざこの池を見に来た覚えがあります。
写真の説明をします。1~4枚目は雲形池とその周囲のモミジの紅葉です。4枚目には雲形池の中央に鶴の噴水が写っています。5枚目は第二花壇近くの見事なモミジの紅葉です。ちなみに背景に写っているビルは、1枚目が大和生命ビル、2枚目がみずほ銀行本店ビル、4枚目が左から建替え中の日比谷パークビル(ザ・ペニンシュラ東京が入居予定)、東京宝塚ビル(中に宝塚劇場があります)、帝国ホテル、そして5枚目が再びみずほ銀行本店ビルです。6枚目は松本楼付近のイチョウの落葉による絨緞(じゅうたん)、7枚目が第二花壇付近の最後に残っているイチョウの黄葉の1本と大噴水です。日比谷公園では、イチョウ黄葉の最盛期はモミジよりおよそ2週間程早いようです。
- 年忘れ モミジの紅葉 彩を副え
天下一の紅葉―東京近郊、厳選の「聖地」!
販売元:小学館 |
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