確定申告とシクラメンと25日の月
いつも早く終わらせようと思いながら、締切ぎりぎりにならないと気合の入らない性格の私です。今回平成18年(2006年)の確定申告も、やはり最終日の今日3月15日(木曜)の朝に全部の書類の作成が完了しました。所得税の計算そのものについては、国税庁のホームページに所得税等確定申告等情報のページがあって、そこから確定申告書等作成コーナーへ入れば結構簡単にできるようになりました。ページに示される手順に従って、必要な数字を入力していけば、納付税額あるいは還付税額を自動的に計算してくれ、そして確定申告書を印刷し、必要な他の資料を添付して税務署に提出か郵送すればいいのです。
確か4年前に平成14年(2002年)の確定申告書を作成する時には、OCRの様式に手書きで数字を記入して、手作業で計算をしていかなければならなかったことを考えると、大変な進歩です。私は証明書を取るのが大変なのでまだ試しておりませんが、昨年からは電子的に税務署に書類を送る電子申告も始まっています。
しかし、実は大変なのはこの計算の部分ではなく、必要経費や各種控除を算出するために行なう、証拠書の整理や明細書の作成なのです。昨年1年間の領収書などを整理し、誰が、いつ、どこで、何をして、何円払ったかの明細を作り、合計金額を算出します。さらに事を複雑にしているのは、保険などでかかった費用が補填される場合はその金額を減算しなさいという規定があることです。その上、保険金や給付金が確定していなくても大体の金額を予想してそれを使いなさいとされております。そして、金額が確定したら、修正や更正のための申告をしなければいけないのです。つまり、後日また税務署との応対が待っている訳です。
納税は国民の義務ですから、しっかり対応する必要があります。税務署に行ったことのある方ならお分かりになると思いますが、納税者に対する税務署の応対は親切でしっかりとしています。しかし、サラリーマンの源泉徴収や上記のことなどを考えると、取れそうな税金はなるべく早く取ろうという仕組みなのは歴然としています。したがって、納税者としては、自分に還付されるべき税金はしっかり計算して返してもらうこと、そして税金の使い道をしっかり監視することが肝心です。後者は、本当は国民を代理して行なう国会議員や地方議員の仕事なのですが、まずは自分の使える金を使おうという議員も少なくない現在、国民一人一人が国、地方自治体、議員の監視に心掛ける必要があります。
(注)過去の参考記事: 「ガンジーによる7つのすべきでないこと」
一段落して周りを見回せば、一度しおれてまた復活した鉢植えのシクラメンが花を咲かせていました(上の写真)。また、ふと外を観れば、月齢25日の月(逆三日月)が夜明け前の東南の空に浮かんでいました(下の写真)。
- 納税に 使い道指定 あればいい
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コメント
BUBIさん
トラックバックとコメントありがとうございました。
もうすぐ投票日ですね。議員も当選前はいいことを言っている人が多いのですが、当選すると凡人が多いせいか自分や自分の取巻きのために使う金を優先させてしまい、堕落してしまう人も多いですね。投票前に本物と偽者を見分ける必要があります。前議員の候補者については、議員として何をどうやっていたかがとても参考になります。
また、ブログでおっしゃているとおり、市町村合併が進んでいくと、市町村議会議員の多さについては気になりますね。また、政令指定都市になると都道府県の関与が少なくなるので、都道府県議会議員の役割も減るはず(議員数も減らせるはず)なのですが。
今は、国会議員も地方議員も自分達の数(定数)は自分達で決める仕組みになっている訳です。凡人達が考えると、自分が当選しにくくなるし、仲間が減るような議員定数削減はなかなか提案しようとしません。もちろん例外の素晴らしい方々はいらっしゃいます。それなのに議員会館の部屋が狭いとか、議員宿舎が古くて狭いとか言って、新しい議員会館や宿舎を建設し、あるいは建設しようとしています。
私には議員定数の決め方について提案があります。国会議員の定数は憲法(現行は憲法から法律に付託)で決めること、地方議員の定数は条例で決めるが成立するためには住民投票で過半数を得る必要があることにすることです。いかがでしょうか。
では、今後もよろしくお願いします。
投稿: Kirk | 2007年4月 5日 (木) 午前 07時05分
初めまして。
自分の納めた税金だと思うと、しっかり監視しなきゃな、と思います。
というか、議員さんたちが、自分が使うことを考えてないで、私たちの代わりに監視してくれないと^^;と思います。
トラックバックをさせていただきました。よろしくお願いします。
投稿: BUBI | 2007年4月 4日 (水) 午後 05時50分