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2007年8月の13件の記事

2007年8月31日 (金)

北海道のキロロと沖縄のキロロ(2007.8.31付け札幌タイムス・コラム記事)

 人は誰しもそれなりの歳をとり、ある程度の役職に就くと、社会的な役割を期待されます。部下の結婚披露宴で媒酌人や主賓としての祝辞を依頼されることなどは、その代表的なものでしょうか。最近は東京では媒酌人をたてることが珍しくなりましたので、私ももっぱら主賓としての祝辞を依頼されます。ここ数年申し述べた祝辞には、いつも次のような話題を含めております。

 私は、長い結婚生活をうまく維持するコツは、夫婦が友達関係も維持することだと考えております。この気持ちを込めて、最後に私の好きな沖縄出身のデュオの歌の一節を朗読させていただきます。彼女らは、私の出身地である北海道のあるリゾートを訪れ、大変感動し、そのリゾートの名前をデュオの名にもらいました。それは「キロロ」という名です。「キロロ」という言葉は、北海道ですからアイヌ語です。そして、その意味は「心」です。

 では、「Best Friend」の一節を朗読いたします。

「時には急ぎすぎて 見失う事もあるよ
仕方ない
ずっと見守っているからって笑顔で
いつものように抱きしめた
みんなの笑顔に 何度助けられただろう
ありがとう ありがとう Best Friend
ずっと ずっと ずっと Best Friend」

 この話題は少し脚色されているかもしれません。沖縄のキロロが小学生の時に訪れたところは、ヤマハのキロロリゾートではなく池田町だったらしいです。アイヌ語の「キロロ」には何やら別の意味もあるようです。しかし、彼らはその名前をキロロと決める前に沖縄でヤマハのコンサートに出場しています。また、キロロリゾートに問い合わせると「キロロは心という意味です」という回答を得ています。脚色は許容の範囲内ではないかと思います。

 北海道と沖縄、何かとても違うような気もしますが、実はとても共通したことも多いのではないでしょうか。それぞれ独自の言語・文化を持った先住民族がおりました。中央からとても離れていますが地政学的に重要な場所です。道/県民性はどちらも開放的で、大らかではないでしょうか。まずはキロロに見倣って、北海道と沖縄がお互いを知り、交流して、共感すれば、何か新しい取組みが自ずと生まれてくるのではないでしょうか。

(注)本記事は、筆者が2007年8月31日付け週刊札幌タイムスのコラム「がんばれ北海道」#118に寄稿したものです。

  • 北と南 不思議に交わる 運命(さだめ)の糸

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2007年8月30日 (木)

西武鉄道グループ、未だ死なず

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 縁があって17年間西武新宿線の沿線に住んでおります。現在の乗降駅は花小金井駅です(写真は花小金井駅南口から観た多摩湖自転車道の桜花)。オイルショックが二度あった1970年代に春闘で国鉄や他の私鉄の労働組合がよくストを強行していた時に、東京近郊の私鉄でただ一社西武鉄道だけが絶対にストをやらなっかたことを鮮明に覚えております。当時このストをしない鉄道を頼もしく思い、西武鉄道沿線にわざわざ引っ越した人も多いと聞きます。また、西武鉄道の社員、そして兄弟会社のプリンスホテルの社員に対する教育が行き届いていて、西武線やプリンスホテルでは不躾な扱いをされることがほとんどなかったと記憶してます。

(注)1945年に武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が西武鉄道(現在の西武新宿線)を買収した時に、武蔵野鉄道のオーナーであった堤康次郎氏が「買収された西武鉄道の社員は肩身が狭いであろうから、合併後の社名にはせめて買収された方の会社の名前を使おう」と言ったという話は(毀誉褒貶いろいろある堤康次郎氏の)ひとつの美談として伝えられています。

 しかしながら、西武鉄道の株式は本当は大部分を堤一族が所有しているのに、名義借りで堤一族が一部しか所有していないように偽装し(これは相続税対策だったといわれています)、東証上場を継続していたということで、現在上場廃止になっております。西武鉄道のサービスを信頼していた人々にとって、この件は同社が何か詐欺的な犯罪の巣窟になってしまったような感じがして、とてもがっかりさせられる話題ではなかったかと思います。

 最近個人的に続けて3件、社員教育の行き届いた昔の西武鉄道らしさが健在であることを確認する出来事に遭遇しました。「西武鉄道グループ、未だ死なず」との思いを新たにし、再上場も近いのではないかと期待を膨らますことができました。これら3件の出来事を報告いたします。

 まず一番最新の出来事から紹介します。昨日30日(水曜)は雨模様ということで、長傘を持ち歩いておりました。午後8時頃帰宅するために、西武新宿駅から新所沢行きの急行電車に乗りました。たまたま先頭に並んでいたので、長椅子の端に座り手摺に長傘をかけてしまいました。お酒も飲んでおらず途中で居眠りするような情況ではなかったのですが、上石神井駅を過ぎて次は田無駅、そしてその次が降りる花小金井駅というところで、思わず一眠りしてしまたようです。猛暑続きの今夏の疲れが出ていたかもしれません。社内がざわつき停車したことに気が付いたので、次の田無駅だと思って首を回しホームを見ると、何と花小金井駅の表示がありました。あわてて電車から降りると、あっ何か忘れてしまいました。無常にも電車のドアは閉まり、私の傘は手摺に掛かったまま電車と共に次の小平駅に向かって走り去りました。

 さてどうするか、傘をあきらめることも一瞬頭をよぎりましたが、とにかく改札口の駅員さんのところへ参り相談することにしました。金箱さんという若い駅員さんが対応して下さったのですが、私が「今発車した新所沢行きの電車の後ろから3両目、右側前から2つ目のドアの前側の手摺に黒い傘(名前付)を掛けたまま忘れました」と申し上げると、彼は全く嫌な顔ひとつせずテキパキとメモを取り、そしてこれから停車時間の長い東村山駅と所沢駅に鉄道電話にて手配することを簡潔に私に説明し、実行して下さいました。数分間待ったと思いましたが、東村山駅がらすぐに連絡が入りもう私の傘を発見したとのことでした。花小金井駅で伝票を渡され、それを持ってそこから3っ目の東村山駅に向かい、無事傘を受け取ることができました。もちろん花小金井~東村山間の電車賃は無料でした。忘れ物は結構あり、日常頻繁に対応しているのではないかと想像されるとは言え、非常にスムーズな対応で、傘を車内に置き忘れてからわずか30分後にそれを自分の手に取り戻しておりました。金箱さん、ありがとうございました。そして、相手の立場に立つという西武鉄道の社員教育はまだ徹底されているなという印象を受けました。

 次に一昨日29日(火曜)は東京地方は大変な雷雨でした。西武新宿線も上石神井駅で落雷があり、しばらく運行停止になりました。運悪く私は運行停止直後に西武新宿駅に到着してしまいました。まあ電車の中で缶詰にされるよりはいいかと思い、しばらく様子を見るために駅直結の新宿プリンスホテルにあるレストラン・トリアノンへ向かい、とりあえず夕食をとることにしました。オマール海老の料理も美味しかったのですが、ウェイターさんが親切で時々西武新宿線の運行情報を知らせて下さいました。一時はタクシーを呼んで下さるという話までいきましたが、幸い運転が再開され、80分遅れの電車に乗り帰宅いたしました。特別に要求した訳ではありませんが、レストランのお客さんの情況に応じた対応が自然にできるということ、素晴らしいことだと感じました。

 最後はプリンスホテルの予約の話です。西武線の定期をクレジットカードで購入できるということで、昨年プリンスカードの会員になりました。今年になってカードからの封書が参りまして、日本各地のプリンスホテルに特別企画料金で宿泊できるという案内が入っておりました。数日前利用しようと思い予約センターに電話をしました。しばらくして返ってきた返事は「ホテルからの回答では料金は特別企画料金よりやや高い」とのことでした。その料金はネットの予約サイト等で提供されていうものと余り変わらないものでした。まあ通常ハイシーズンの関係等で例外事項が規定されていることはよくある話なので、そんなものかと思い納得しようと思ったら、オペレータの方(確かソダさんでした)が自発的にやはり変なのでもう一度ホテルに確認してみるとおっしゃいました。しばららくすると電話がかかって来て、特別企画料金で受け入れて下さることになりました。これもチョットした配慮なのですが、カードからの案内を受け取り、それに期待して連絡してきた利用者の気持を考えて再度ホテルと交渉して下さった訳です。

 西武鉄道グループの社員の皆さんが、このように相手の立場に立った発言や対応をして下さること、とても嬉しくまた一利用者として頼もしく感じました。西武鉄道がなくなってしまっては通勤・通学できないので、しっかり経営して生き残り、さらにあわよくば発展してもらいたいと個人的にも考えております。風林火山の「人は石垣、人は城」のたとえではないですが、社員が利用者のためのサービスとはどういうものであるべきかということを充分に理解し、行動していれば、その社員の集合体である西武鉄道も間違いなく復活し、再上場される日もきっと近いのではないかと思います。

  • 復活劇 一人ひとりの 力から

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2007年8月27日 (月)

小平青少年吹奏楽団 第22回定期演奏会を聴いて

 先週の日曜日に「ルネこだいら」大ホールで催された「小平青少年吹奏楽団 第22回定期演奏会」を聴きに参りました。国立音大卒で、小平では二中(初赴任校)と六中で教えて下さった緒形まゆみ先生が小平市の支援を得て創立した楽団が、小平青少年吹奏楽団です。緒方先生の指揮の下、今回50人の編成で演奏したプログラムは次のとおりですが、第2部が始まる時には小平市の小林正則市長がご挨拶されました。

  • 第1部
    • 青空の彼方へ ~Journey to hopeful skies~
    • バレエ音楽「ガイーヌ」より「剣の舞」
    • クラリネット・キャンディ
    • 熊蜂の飛行
    • 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
    • 舞踏会の美女
    • 組曲「惑星」より「木星」
  • 第2部
    • ラプソディ・イン・ブルー (ピアノ演奏:増田 理恵)
    • おもちゃの交響曲
    • ブラジル
    • スター・ウォーズ・コンサートセレクション

 第2部はいろいろと趣向が凝らされていました。最初の曲では、国立音大・同大学院修了のプロ・ピアニスト、増田理恵さんがゲストとして共演して下さいました。米国音楽を作り上げたと言われるジョージ・ガーシュインが作曲した、20分近い曲「ラプソディ・イン・ブルー」に挑戦しました。増田さんの洗練されたピアノ演奏とよくマッチさせて楽団も演奏したと思います。

 2曲目と3曲目は当日午前に行われた音楽普及活動「ミュージック・スクウェア in ルネこだいら」と関係した演奏でした。「おもちゃの交響曲」では午前中に音楽と触れた子供達と共演し、「ブラジル」では午前中の大合同バンドに参加した楽器経験者を加えた100人近い大編成で演奏が行われました。最後の曲「スター・ウォーズ・コンサートセレクション」もかなりの大曲で、6本の映画の場面を思い出しながら聴いた人も多く、好評のようでした。

 本演奏会では毎回、朝鮮半島に渡った日本人妻を長年にわたって支援している韓国慶州にあるナザレ園への寄付を集めておりましたが、今年は中断しました。今年7月に発生した中越沖地震で楽器が校舎ごと潰れてしまった新潟県の楽団が多く、少しでも早く演奏活動を再開できるよう支援するための寄付募集となりました。

 今回の演奏会も小平六中卒で小平青少年吹奏楽団でチューバを吹いている大学生の愚息が参加しているので参った訳ですが、1,000人を超えるお客様に支えられて毎回演奏が良くなっていくような気がします。やはり芸術・文化活動はお客様が育てるものであることを実感しています。

  • コンサート 市民が育てる 市の楽団

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2007年8月26日 (日)

8月(真夏)の花

 今年の夏は猛暑続きでした。10年位前は、真夏でも気温が35℃を超えることは珍しかったと思います。それに加えて、サブプライム問題による米国発の世界的な株安が発生しました。私もいろいろ書くことがあったのですが、お盆休みの間もこれらの出来事に負けてしまい、なかなか記事にできませんでした。これからは少しは涼しくなると思いますので、これまでに書けなかったことを徐々に記事にして参ります。

 まずは真夏に咲き加わった花です。7月前半の花をレポートしてから、我が家の坪庭では新たに咲き出した花が余りありませんでした。ムクゲ、ルリマツリ、センパーベコニア、ゼラニウム、メドーセージ等は真夏中咲き続けてくれております。タピアンと栄養系ブラキカムが、一度休んでからまた真夏に再び咲き出しております。そして今回加わってくれた花の一つが、次のデュランタです。ブラジル原産と聞いておりますが、紫色の小さな花が次々と咲いて可愛いです。別名タイワンレンギョウともいうそうです。大きなプランターに植えてありますが、昨年12月に死んだ飼犬が、昨夏雷鳴に驚いて地上部を全部噛み切ってしまったので、今年は咲くかどうか心配しておりました。

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 もう一つが、次の真赤なハイビスカス(別名:ブッソウゲ(仏桑花)、品種:カンヌ)です。素焼きの鉢に植えてありますが、今年も咲いてくれました。もっとも冬は戸外では越せないので、屋内に取り込みます。

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 猛暑にも負けず、水遣りさえ欠かさなければ、真夏の植物達は花を咲かせてくれます。環境への適応力がとてもありそうです。

  • 濃い色に 真夏の花の 頼もしさ

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ハーブティー ハイビスカス

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2007年8月 6日 (月)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#9(鳥取砂丘)

 第4日目の午前中に、三徳山を後にして最後の目的地鳥取砂丘(鳥取市)へ向かいました。次の写真にあるように、思ったよりも雄大な風景で、砂の上でのカンカン照りさえ我慢できれば、それなりに楽しいところでした。ただし、砂丘上に落書きされているのはいただけません。これで九十九里浜に続いて、日本三大砂丘の二つ目を巡ったことになります。

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 県営駐車場(浜坂)の近くにあった、鳥取砂丘の解説版には次のような説明がありました。

 鳥取砂丘は、千代川によって長い年月を経て日本海に運ばれた多量の砂が、沿岸流や波によって海岸に打ち上げられ、強い風により乾燥し内陸に運ばれて形成されたもので、東は岩美郡福部村(筆者注:現鳥取市福部町)岩戸から西は白兎海岸までの広い範囲に及ぶ。砂丘を発達しやすくした要因として海水面の変動や長い間の気候変動も関係している。前面に広がる砂丘はそのうちの一部分であるが、砂丘地としての自然環境がよく保存されている地域であり、国の天然記念物の指定地となっている。
 東西に小高く続く砂山や風・水食によって形成された馬蹄形の凹地(俗称「スリバチ」)など起伏の大きい地形は雄大であり、また風漣・風廉など地表における砂がおりなす多彩な模様は美しい。また、砂地に成育・生息する独特の植物や動物が数多く知られている。その主なものは、植物では、ハマグルマ、コウボウムギ、ハマヒルガオ、ハマゴウ、ウンラン、ケカモノハシなど、動物では、砂地に巣穴を掘る習性のイソコモリグモをはじめとするクモ類や昆虫類、ダニ類などである。
 鳥取砂丘は、このように地形、地質、植物、動物など学術的にも非常に貴重な価値をもつ天然記念物である。

 次の写真は砂の模様です。

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 次はハマゴウの花です。

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 次は砂丘センターの展望台からの眺めです。

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 鳥取砂丘を観光した後は、美しい海岸線で知られている浦富海岸(岩美町)へ向かい、海の幸たっぷりの昼食をとりました。その後、西へ延々とドライブし米子空港(境港市)に向かい、今回の旅のフィナーレを迎えました。

  • いにしえの 地に温泉や 砂丘や

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全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#8(三徳山三佛寺本堂・投入堂)

 三徳山皆成院を過ぎて、さらに階段の参道を昇っていくと、三徳山三佛寺本堂(次の写真)に至ります。ここから先、あの有名な国宝の奥の院「投入堂」に向かうためには、入山手続きをしなければなりません。三朝温泉のパンフレットによれば、三徳山の歴史は次のとおりです。

 標高900m、山全域が国の史跡・名勝に指定される三徳山。そもそもの創まりは白鳳時代、慶雲3年(706年)のこと。呪術にすぐれた役の行者(えんのぎょうじゃ)という超人が、「仏教に縁ある所に落ちよ」と祈って三枚の蓮の花びらを散らすと、その一枚が三徳山に舞い落ちた。こうしてこの地が、修験道の修行の場として開かれたと伝わります。その後、慈覚大師がお堂を建て、阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来の三尊仏を安置して、三徳山三佛寺となりました。

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 次の写真は、宝物殿前の広場に至る階段を上から撮ったものです。この広場では、秋10月の最終日曜日に炎の祭典が行われます。炎の祭典とは、全国から集まった護摩木を火中に投じて、書かれている願いを叶えるという古来の修験道行事を主とする祭典で、燃え盛る炎の上を素足で歩く「火渡り神事」も行われるそうです。

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 今回は入山しなかったので、投入堂は県道21号線(なんとこれが昔の山陰道だったらしい)沿いにある投入堂揺拝所から遥かに拝みました。次の写真上部中央に岩屋と投入堂がかすかに観えますがいかがでしょうか。写真をクリックして拡大してみて下さい。

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 三徳山三佛寺のパンフレットでは、投入堂を次のように解説しています。

 三徳山三佛寺の奥の院で、日本でも代表的な建物である。前面は断崖に向けての舞台造りで、近づく道すらない垂直な崖に、浮かぶとも建つとも表現しがたい優美な姿をかもしている。
 慶雲3年(706年)、役の行者が法力で岩屋に投げ入れたといわれ、「投入堂」と人々は呼ぶようになったと伝わる。

 次の写真は、宝物殿にあった写真集から借用したものです。

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  • 常識を 超えた所に 建つお堂

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全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#7(三朝温泉・三徳山皆成院)

 第3日目の宿泊は、三徳(みとく)川沿いにある、ラドン含有量世界一で有名な三朝(みささ)温泉(鳥取県三朝町)でした。ラドンはラジウムが分解されて生じる弱い放射線のことで、よって三朝町はラジウム発見者のキューリー夫人の母国フランスとの交流が盛んです。三朝温泉の由来は、800年以上も前のことでパンフレットによれば次のとおりです。

 平安期の長寛2年(1164年)、源義朝の家来である大久保左馬之祐が、主家再興祈願のために三徳山へ参った道中での出来事です。老いた白い狼に出会い、弓で射ようとしますが、思いとどまり見逃してあげることに。その夜、夢に妙見大菩薩が現われ、白狼を助けたお礼にと源泉を教えました。以降、救いのお湯として村人たちの病を治したと伝わり、今も現役で「株湯」とよばれる公衆浴場になっています。

 翌朝、第4日目の朝、三徳山(三朝町)に向かいました。三徳川沿いの駐車場に車を置いて、三佛寺(さんぶつじ)への参道の階段を昇り始めました。途中に宿坊でもある、三徳山皆成院(かいじょういん)に寄りました。境内には十二支を表す12体のお地蔵さん(次の写真)がありました。中央の午(うま)歳だけが、なぜか馬の顔そのものを使っておりました。

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 皆成院では、ためになる箴言(しんげん)(格言)をつづったA4の紙2枚を入手しました。読者の皆様と共有したいと思います。

     心の持ち方

  1. 腹をたてるより許すほうがよい
  2. 憎むより愛するほうがよい
  3. 不平を言うより、感謝するほうがよい
  4. 愚痴を言うより、喜ぶほうがよい
  5. りきむより、任せるほうがよい
  6. 威張っているより、謙虚なほうがよい
  7. うそをつくより、正直なほうがよい
  8. 喧嘩するより、仲良くするほうがよい

    つもりちがい十ヶ条

  1. 高いつもりで低いのは教養
  2. 低いつもりで高いのは気位
  3. 深いつもりで浅いのは知識
  4. 浅いつもりで深いのは欲の皮
  5. 厚いつもりで薄いのは人情
  6. 薄いつもりで厚いのは面の皮
  7. 強いつもりで弱いのは根性
  8. 弱いつもりで強いのは我
  9. 多いつもりで少ないのは分別
  10. 少ないつもりで多いのは無駄口
  • 薄いより 濃い方がいい ラドンの湯

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2007年8月 5日 (日)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#6(大山寺・大神山神社)

 第3日目の昼前に松江を後にして伯耆大山(ほうきだいせん)(鳥取県大山町)に向かいました。やっと今回の全都道府県訪問の目的地であった鳥取県に戻って参りました。まだ一部開通しかしていない山陰自動車道を少し走りました。その後大山に向かうなだらかですが長い長い上りの道を往きました。そして大山スキー場にも近い駐車場にたどり着きました。

 御幸参道本通りを上り、大山寺の近くまで参りましたが、まず元気な内にと、左手の鳥居をくぐり大神山(おおがみやま)神社奥宮(おくのみや)に向かいました。結構急な石畳の小道(次の写真)を登って往きます。

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 さらに進むと、金門(きんもん)という場所に出られ、荒々しい大山北壁と賽(さい)の河原(南光河原)を一緒に眺めることのできるポイントでした。

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 ついに、大神山神社奥宮の神門に至りました。

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 参詣した桧皮葺(ひわだぶき)の大神山神社奥宮の内部です。彩色が結構綺麗でした。

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 唐破風の下には龍の透かし彫りがありました。ちょうど昼時で、神社の境内には沢山のハイキングの方が休憩しておりました。

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 石畳の小道を下りてきて、大山寺本堂(写真)にお参りしました。大山寺は何と奈良時代に開山した天台宗の古刹だそうです。

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  • 蜩(ひぐらし)の 鳴く大山の 小道往く

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全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#5(ぐるっと松江堀川めぐり)

 第3日目の午前は松江市中心部を若干観光しました。松江堀川ふれあい広場(次の写真)に向かい、ぐるっと松江堀川めぐりの遊覧船に乗船しました。遊覧船といっても写真の右側中央に写っている小船で、城下町のお堀をぐるっと一周して巡るものです。途中16の橋をくぐり抜けるのですが、うべや橋、甲部橋、そして新米子橋の3ヶ所では橋下の高さが足りません。そこで、船頭さんが小船の幌屋根を斜め前方に下げて、したがって座っている乗客は全員前に深くかがみ込んで、くぐり抜けることになるという面白いものでした。

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 次の写真は、遊覧船のもう一つの発着場があるカラコロ広場の辺りです。

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 コースの終盤で松江城天守閣が望めるポイントに参ります。松江城は高さ30mで、戦禍を免れたため日本で6番目に古い城なのだそうです。別名「千鳥城」とも呼ばれ、そうそう日本三大湖城の一つです。日本三大巡りではまた来なければいけないかもしれません。

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  • 松江には 残る歴史の かぐわしさ

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2007年8月 4日 (土)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#4(松江水郷花火大会)

 第2日目の夜、松江水郷花火大会を観賞するため、宿泊する玉造温泉から宍道湖畔へマイクロバスに乗って向かいました。宍道湖上の台船1箇所から約3,000発の花火が打ち上げられました。観たところが打上場所からかなり離れていることと、時間が午後8時からわずか15分間ということから、ちょっぴり寂しかったかなという感じでした。以下3枚、携帯の写真ですが雰囲気をお楽しみ下さい。

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 7月後半に札幌を訪れたとき、ちょうど豊平川で開催された道新・UHB花火大会を観ることができました。こちらは至近距離から1時間以上にわたって約4,000発の打上花火を観賞でき豪華でした。以下4枚、やはり携帯の写真ですが雰囲気をお楽しみ下さい。

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  • この夏も 老若男女 集う花火
  • 宍道湖の 玉を造る 美人の湯

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全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#3(出雲大社・日御碕)

 第2日目の午後は、足立美術館から出雲大社(島根県出雲市)に向かいました。一部開通している山陰自動車道を走りました。一般道に降りてから途中日本三大美人の湯の「湯の川温泉」を通りましたが、時間がなく立ち寄るのは断念しました。出雲大社では、沢山の赤松が斜めに生えている松の参道を経て、国宝・出雲大社本殿に至ります。次の2枚の写真は、本殿を西側から撮影したものです。本殿の解説板によれば次のとおりです。

 出雲大社の御祭神は大國主大神であります。その創建は記録によりますと、大國主大神の功績を称えられました天照大神のご指示により御造営せられたのにはじまります。
 現在の御本殿は延享(えんきょう)元年(1744年)建築になって居り、その後文化6年(1809年)、明治14年(1881年)、昭和28年(1953年)と3回屋根の修理が行われました。
 建築様式は「大社造り」と云い、我国上代の住宅建築様式で壮大なる「大社造り」として国宝に指定せられて居ります。
 高さは約80尺(約24m)で6間(約10.9m)四方、屋根の広さは約180坪(約594㎡)、柱は9本あり中心の柱は心御柱(しんのみはしら)又は俗に大国柱とも云って直径は3尺6寸(1.09m)であります。

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  写真をご覧になるとお分かりになるように、本殿の屋根は桧皮葺(ひわだぶき)で、棟には千木(ちぎ)と3本の勝男木(かつおぎ、伊勢神宮では「葛緒木」とも書きます)が載せてあります。次の写真は、午後の祭祀の際に本殿裏側(北側)に出てきた神主さんを写したものです。平成12年(2000年)に境内の発掘調査により「天下無双の大廈(たいか)・国中第一の霊神」と称えられた古代の本殿の御柱が現れたそうです。本殿中央の岩根御柱(心御柱)は直径1.4mにも及ぶ杉の巨木3本を束ねたもので、本殿は高さ48mの壮大なものだったと想定されています。

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 出雲大社を参詣した後、日御碕(ひのみさき)(出雲市)に向かい日御碕神社を参詣し、そして出雲日御碕灯台(次の写真)を訪れました。出雲日御碕灯台は、柱状節理石英斑岩上に立つ紅白互灯の一等灯台で高さが44mあり、また海面上から灯火までの高さが69mあるそうです。明治36年(1903年)4月1日に初点灯され、48万カンデラの光が21海里(約39㎞)の距離まで到達するそうです。また、石積みの灯台としては東洋一の高さを誇っているとのことです。

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 灯台の中に入り靴を脱いで、164段の螺旋階段を昇り展望台に出ると、360度の眺望が開けます。次の写真は、展望台から東側、出雲松島方向を撮ったものです。

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  • 出雲路は 神の古里 人の里
  • いにしえの 神の降り立つ 日御碕

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全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#2(足立美術館)

 第2日目は幸い台風一過の晴天で、まず鳥取県米子市にある皆生温泉から島根県安来市にある足立美術館に向かいました。足立美術館訪問は今回の旅の主な目的の一つでした。そういえば、皆生温泉ではエノハ、アゴ、そしてエテカレイという余り聞き慣れない魚を食しました。いずれもとても美味だったのですが、それぞれ何の魚でしょうか。調べてみると、エノハとはヤマメ(山女)の西日本地方での呼称、アゴとはトビウオ(飛魚)の日本海側の呼称、そしてエテカレイとは山陰沖や日本海側で獲れる小型のカレイ(鰈)のことのようです。アゴというのは、何やら「顎が落ちるほど美味しい魚」を短くした言い方との説もありました。

 足立美術館は、横山大観の約130点を数えるコレクションで著名なことはもとより、5年連続日本一になったその日本庭園で最近特に有名になりました。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が発表する「日本庭園ランキング」において、2003年から今年2007年まで5年連続で足立美術館の日本庭園が「庭園日本一」に選出されております。「庭園もまた一幅の絵画である」とした、本美術館の創始者の足立全康(あだちぜんこう)氏(1899~1990)の想いと庭造りへの情熱を生き生きと伝える5万坪の日本庭園です。足立氏は地元出身の実業家で、一代で財を成し、独力でこの美術館を作り上げ、1970(昭和45)年に開館に漕ぎ着けた人物です。

 世界一の日本庭園を若干ご紹介しましょう。まず、美術館東側にある正面玄関を入って最初に出合う「迎賓の庭」です。枯山水庭を中心とする、借景も含めた雄大な景色です。

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 次は苔庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 杉苔を中心とした、京風の雅な庭園です。
 手前の石橋から飛石を眼で追ってゆくと一文字橋と太鼓橋にいたり、その間を流れるせせらぎが見所です。この庭園の赤松はすべて斜めに植栽されていますが、これは樹木というものは山の斜面に対してある角度をもって生えており、それを庭内に植える時に、その角度を尊重して植栽しているからです。

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 そして、美術館の主庭である枯山水庭です。建物の北側にあるので、建物の影が写真に写っております。ホームページでは次のとおり解説しています。

 画面中央に配置されている三つの立石は、峻厳なる山をあらわし、そこから注ぎ込まれた水が渓流となり、大河となって流れ行く様を、枯山水という伝統的な手法をもちいて表現しています。
 また背景には、16世紀半ばに毛利と尼子が合戦した際、毛利軍が陣を張ったといわれる勝山がそびえており、この庭をいっそう見ごたえあるものにしています。

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 次は亀鶴の滝です。先程の枯山水庭を左手前(南西)から観た写真ですが、中央やや左手奥に一筋の滝が流れ落ちているのが分かるでしょうか。ホームページでは次のとおりに解説しています。

 昭和53(1978)年に開館8周年を記念して開瀑した高さ15メートルの人工の滝です。滝口から勢いよく流れ落ちる水の躍動感が、雄大な景色に適度な緊張をあたえています。

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 次は、枯山水庭とは建物を挟んで反対側、つまり南側にある池庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園の石橋から右の部分は当館の庭園では一番古いもので、昭和43(1968)年頃から造園されたものです。昭和45(1970)年11月に当館が開館したときには、ここが玄関になっておりましたが、昭和59(1984)年4月に「横山大観特別展示館」を増築し、その折に池を中心とした庭園に改造したものです。池の水は地下水を使っておりますため、冬場におきましても鯉が冬眠することなく泳いでおります。

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 最後にまた北側に移動して、白砂青松庭を鑑賞しました。1枚の写真に入りきらなかったので、右手・左手の2枚の写真を撮りました。やはり現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園は、横山大観の名画「白砂青松」(昭和30(1955)年作)のもつ雰囲気を、日本庭園で表現すべく、当館創設者足立全康が作庭したものです。白砂の上に点在する大小の松が見所です。また滝と川を中心として右側は黒松(男松)を使った男性的な庭園。左側は対照的に赤松(女松)を使った女性的な造園になっています。

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 ここまでに相当な時間を費消しましたが、美術館の2階に昇って、これからがいよいよ本物の芸術鑑賞です。館内には、横山大観を始め、竹内栖鳳、川合玉堂、橋本関雪、榊原紫峰、上村松園など、近代日本画壇の巨匠達の作品1,300点を収蔵しているとのことです。もちろん全作品を同時に展示するスペースはありません。そうそうここでもICレコーダー風の音声ガイドを貸し出しており、日本庭園と展示作品の内20点程の解説を聴くことができました。また、ギャラリートークとして、学芸員が午前に日本庭園について、午後に横山大観の作品について解説して下さいます。しかし、午後は出雲大社に向かうため、美術館には午前中しか滞在しなかったので日本庭園についての解説しか聴けませんでした。夏季特別展の企画として「あなたが選ぶこの一点!」というものもありましたが、私は上村松園の「娘深雪(むすめみゆき)」(大正3(1928)年作)という作品を選びました。

 足立全康氏が横山大観の絵を集めたいと思うようになったきっかけが、「雨霽る(あめはる)(山海二十題之内・昭和15(1940)年作)」という作品に出合ったことだとのことです。墨だけで描かれた素晴らしいこの作品も展示されておりました。どんな作品か興味がある方は、足立美術館ホームページで収蔵品のご紹介のページをご覧下さい。

  • 田園の 中に世界の 美術館

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2007年8月 3日 (金)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#1

 第44番目の県、鳥取県を訪問して参りました。一緒に島根県も回ってしまいました。併せて山陰地方を旅行したことになります。それにしても山陰というのは言葉の響きが良くないですね。地元に日本海新聞という名の新聞がありましたが、ちなみに「西日本海地方」あるいは短くして「西海地方」と呼んでみるのはいかがでしょうか。今回の旅程は次のとおりでした。

  • 第1日目
    • 空路、鳥取県の米子空港(境港市)に到着し、レンタカーを借用
    • 台風が通過したばかりで、到着できたのは幸運でしたが、土砂降りの雨で足立美術館を訪れるのは翌日に延期
    • 皆生(かいけ)温泉(米子市)泊
  • 第2日目
    • 台風一過晴天で、島根県に入り、まず足立美術館(安来市)を訪れ、庭園と日本画を鑑賞
    • 昼食に出雲そばを食す
    • 午後、出雲市に向かい、出雲大社を参詣し、出雲日御碕(ひのみさき)を観光
    • 夜、宍道湖で開催された、松江水郷花火大会を観光
    • 玉造(たまつくり)温泉(松江市)泊
  • 第3日目
    • 松江市内に向かい、ぐるっと松江堀川めぐりに乗船し、水上から松江を観光
    • やっと本来の目的の鳥取県に戻り、伯耆大山(ほうきだいせん)に向かい大山寺本堂と大神山神社奥宮(いずれも大山町)を参詣
    • 昼食に大山そばを食す
    • スコールの中下山し、三朝(みささ)温泉(三朝町)泊
  • 第4日目
    • 三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)(三朝町)を参詣し、投入堂は揺拝所から参拝
    • 鳥取砂丘(鳥取市)に向かい観光(日本三大砂丘巡りの二つ目を完了)
    • 浦富(うらどめ)海岸(岩美町)で海の幸一杯の昼食を食す
    • 延々と米子空港まで戻り、レンタカー返却
    • 米子空港から帰路へ

 次の写真は、皆生温泉から南東方向の大山を望んだものです。

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  • 嵐過ぎ 動から静への 日本海

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