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2007年10月 8日 (月)

秋の鎌倉(宝戒寺・鶴岡八幡宮・薬王寺・浄光明寺・英勝寺・海蔵寺)を訪れて(そしてマザーズ・オブ・鎌倉で食事)

 先週末に鎌倉で秋の花を観賞する機会がありました。まず白萩を観るために宝戒寺(ほうかいじ)に参りました。数回は訪れているので、道順は確かです。まず、鎌倉駅を出ると、小町通りと若宮大路の喧噪を避けるため、それらの道を横切って小町大路へ向かいました。大路とはいっても車がすれ違うのがやっとの道、気を付けながら北東方向に進みます。500mくらい歩くと右手に宝戒寺の入口が見えます。宝戒寺は鎌倉幕府の執権北条氏の屋敷址にあり、その由緒はお寺の解説板によれば次のとおりです。

 新田義貞の鎌倉攻めにより、この寺の南東にある「腹切りやぐら」で、最後の執権・北条高時をはじめ北条一族870余名が自害したと伝えられます。
 滅亡した北条氏の霊を弔うため、また修行道場として、後醍醐天皇が足利尊氏に命じ、北条氏の屋敷があったとされるこの地に寺を建立させました。
 境内には四季を通じて花が咲き、9月には白いハギで埋めつくされる「萩の寺」として有名です。

 残念ながら10月になっていたので、白萩の花は終わっており、わずかに赤い萩の花が少し残っているだけでした。ここに白萩が多いのは、源氏の旗色にちなんだもののようです。ここでは本堂の畳の上に上がることができます。ご本尊などを拝んだ後、しばらくは本堂内で静かに座っているのも気持がいいものです。

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 境内の奥には大きなスイフヨウ(酔芙蓉)がありました。一日花ですが、朝開いた時は白いのですが、だんだん時間が経つにつれてピンク色になり、最後は赤色になります。ちょうどお酒に酔った時のようなので、酔芙蓉と名付けられたそうです。

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 扇ガ谷に向かう途中で、やはり鶴岡八幡宮に立ち寄り、参詣しました。ここはさすがに混んでいて少し歩きづらい感じでした。しばらく修理中だった、あの静御前が舞ったという舞殿(下拝殿)も綺麗になっておりました。次の写真は舞殿横から本宮を望んだものです。

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 扇ガ谷に入って薬王寺(やくのうじ)、浄光明寺(じょうこうみょうじ)、英勝寺(えいしょうじ)、そして海蔵寺(かいぞうじ)と巡りました。まず次の写真は、薬王寺の境内でソテツ(蘇鉄)の横に咲いていたシュウメイギク(秋明菊)です。薬王寺は亀ヶ谷坂切通しに向かう途中にあります。

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 次は、浄光明寺に咲いていたヒガンバナ(彼岸花)の群生です。

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 そして鎌倉では現存する唯一の尼寺の英勝寺に向かいました。この寺域は太田道灌公の旧跡だそうです。次の写真は有名な竹林の一角です。

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 そしてここでもまだ彼岸花が咲き残っておりました。

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 最後に海蔵寺にたどり着きました。山門のすぐ右側には鎌倉十井の一つの底脱(そこぬけ)の井があり、境内奥には十六井戸があります。境内には、ちょうどキキョウ(桔梗)の花が咲いていました。

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 沢山歩いた後の楽しみは食事です。小町通りの西側に面したビルの2階にある葉山牛ステーキ専門の店「マザーズ・オブ・鎌倉(MOTHER'S of KAMAKURA)」に入りました。幸いまだランチタイムでしたので、とても美味しい霜降りの葉山牛ステーキを、割と経済的に楽しむことができました。もちろんビールは地元の鎌倉ビールと葉山ビールを飲みました。

  • 願わくば 古都鎌倉の 秋の彩

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