米国の超人気TVドラマ「HEROES/ヒーローズ」の日本上陸
皆さんは日本でも昨秋からスーパー!ドラマTVで放送開始されている、米国の超人気TVドラマ「HEROES/ヒーローズ」をご存じでしょうか。「HEROES/ヒーローズ」は2006年9月25日から全米NBCネットワークで放送開始され、瞬く間に2006-2007年全米新作ドラマ視聴率第1位を獲得したTVシリーズです。制作はユニバーサル・ピクチャーズが担当しているようですが、そのSFX(撮影時の特殊効果)やVFX(ポスプロ段階での視覚効果)を駆使した映像は、間違いなく一見の価値があります。
「HEROES/ヒーローズ」は、日本では二カ国版と字幕版がそれぞれ火曜日と木曜日の夜10時から放送されております。見逃した視聴者のためには、土曜日と日曜日の夜に再放送されているとともに、時々週末に数話分から10話分程度までまとめて再放送する試みもなされております。米国のTVドラマの最近の傾向らしく、毎回物語は短い場面がテンポよく切り替わって小気味よく進行します。舞台はニューヨークからテキサス、ラスベガス、ロサンジェルスと全米を股にかけ、そしてインド、東京にまで至るという壮大な構想で飽きを来させません。漫画やオタク文化の発信源として、東京や日本人が一つの重要な役回りを与えられているのは面白いと思います。
物語には、人間の潜在能力を追求したインド人の研究成果のとおり、多くの超能力者が登場します。空を飛ぶ者、未来を予見しそれを漫画や絵画に描く者、時空間を曲げてタイムトラベルしたり時間を止めたりする者、不死身の者、二重人格で別人格が怪力で凶暴な者、他人が考えていることを読み取る者、他人の超能力を無力化する者、他人の記憶を消し去る者、壁などを通り抜ける者、放射能を放出する者、透明人間、電気・電子回路を操る者、手で火を燃やす者、等々まさにオン・パレードです。わけても不思議な存在は、超能力者と一緒にいると同じ能力が使える者と、インド人の研究者に侮辱されたことから他の超能力者を次々と殺害してその能力を奪う者です。また正体不明の登場人物もいたりして、最終的に誰がどういう役割を果たしていくのか未だ混沌として分からず、今後の展開が楽しみで待たれます。
これまでに日本で放送された全14話と来週放送予定の次回第15話については、「HEROES/ヒーローズ」のホームページに概要が紹介されています。また、ホームページ上部には、次のエピソード(第15話)の放送開始までの待ち時間が日・時・分・秒単位で表示されるなど工夫が凝らされています。ただし、スーパー!ドラマTVのチャンネルを視聴するためには、スカパー!、e2 by スカパー!、ケーブルTV、あるいはブロードバンドTVのいずれかに加入しなければなりません。
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コメント
dameさん
コメントありがとうございました。
このTVドラマは、現在地上波でも放送されているそうですが、ご覧になっているのでしょうか。
かなり怖いシーンも多いのですが、私はグローバルなファンタジーとして興味を持ちました。
ネット時代なので、何もかもが国境を越え、世代を越え、そして社会を越えて影響し合うようになっていると思います。
では、またお越し下さい。
投稿: Kirk | 2008年6月27日 (金) 午前 07時11分
この登場人物のひとり、火をくぐったりする不死身の少女の衣装を見て、スーパーマンを連想した人もいるのではないでしょうか。
人々が持っている共通認識によって、一瞬にして製作者の意図を悟らせる仕掛けになっているようです。
時代・社会の閉塞感を、楽しい超自然の力で打破しようという試みにもみえます。
日本では、昨今「蟹工船」がよく読まれているとききます。大雑把に言って「蟹工船」は人々の多くが中流意識を持っている時代には読まれる必要のない小説です。
アメリカで映画「スーパーマン」ができたのは、赤狩りの時代でした。
お邪魔してすみません。
投稿: dame | 2008年6月26日 (木) 午後 08時32分