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2008年3月 2日 (日)

早春の房総半島#4(小湊山誕生寺・鯛の浦・妙の浦)

 野島崎を後にして日蓮聖人生誕の地、旧天津小湊町(現鴨川市)に向かいました。南房総市と鴨川市の境は山が海に迫っていて急にトンネルが多くなります。ここからは外房黒潮ラインを走る訳ですが、御宿町まではたびたびトンネルを通ることになりました。浅田次郎著「天国までの百マイル」で有名な、鴨川市の亀田記念病院(外壁がカラフル)の横を通り過ぎ、誕生寺付近に到着しました。

 車を一番奥の誕生寺の駐車場に停め、境内を抜け小湊鯛の浦(妙の浦)遊覧船乗船場(鯛の浦会館)に向かいました。暖かい内に先に船に乗ってしまおうと考えた訳です。遊覧船に乗るとまず1222年に日蓮聖人が生まれた場所といわれている妙の浦(内浦湾の東側)へ向かいました。次の写真がその場所ですが、中央やや右側の島(小弁天島)の朱塗りの鳥居が建っているところがまさにその場所ということでした。

Cimg0294

 次に船は鯛の浦に少し戻り、餌を与えると鯛(主にマダイ)が浮上してくる様子をみせてくれる手筈になっておりました。しかし、いくら餌をまこうと鯛の姿は一向に見えませんでした。カモメが沢山飛んできて鯛の餌を横取りするばかりでした。船の従業員の説明によれば、やや日が陰り水温が下がったためとのことです。すぐ前の出航まで見えていたそうですから、不運でした。

 マダイは通常深さ30~150m位の海中に生息している近海魚ですが、深さ10~30mの浅海の鯛の浦に生息し人の与える餌を浮上してよく食べるのは、他では見られない現象とのことです。日蓮聖人が誕生した古来殺生禁断の地ということで、そのことに関連付けられている聖なる現象とされております。次の写真は、次の鯛の浦遊覧船が我々の船とすれ違い、妙の浦に向かっているところです。

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 遊覧船から降りてさすがにお腹が空いたということで、遊覧船乗場(鯛の浦会館)のすぐ横で誕生寺参道のすぐ前にある広瀬屋さんに入店しました。ここでは、キンメダイ(金目鯛)の煮付けを食しました。ふっくらとしていて、また脂が適当にのっていて、とても美味しく感じました。伊豆稲取(東伊豆町)のものに引けを取りませんでした。

 そして正式に小湊山誕生寺(日蓮宗)に参詣することにしました。参道に再び入ると、軒を連ねている売店のおばさんから声をかけられました。「あんたさっきも通ったね。田村亮みたいだから…」と言われました。若い人は分からないかもしれません。ロンドンブーツ1号2号の田村亮ではなく、俳優の田村亮です。昔の映画俳優の板東妻三郎(歿)の子供達で、高廣(歿)、正和そして亮の俳優三兄弟としてよく知られている役者の一人です。ちょっと寒いのでハンティング帽をかぶっていたので、余計似ていたのかも知れません。

 次の写真は誕生寺仁王門です。建立後約300年たっており、誕生寺では一番古い建物だそうです。

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 さて、誕生寺に関する解説板から年表を若干まとめると次のようになります。

  • 1222年(鎌倉時代) 日蓮聖人誕生
  • 1276年(建治2年) 日蓮聖人誕生の地(妙の浦付近の祓崎(はらいざき)南端)に小湊山誕生寺開山
  • 1498年(明応7年) 大地震大津波により流失し、現在の地に移動
  • 1703年(元禄16年) 房総沖震源の大地震大津波で再度流失したが、水戸徳川家の帰依により再興
  • 1758年(宝暦8年) 大火により仁王門以外の七堂伽藍を消失
  • 1842年(天保13年) 雨落十八間四面総欅造りの大祖師堂が完成

 これを見ると房総半島でもいかに何度も大地震が起きているかがよく分かります。大地震の備えは必須ですね。次の写真は祖師堂を左斜め前方から撮ったものです。

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 祖師堂の右前方にはかわいい日蓮上人御幼像(次の写真)がありました。

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 祖師堂の右側に回ると、何と河津桜が八分咲きになっておりました(次の写真)。

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 夕方誕生寺を後にし外房黒潮ラインをさらに北上して、ついに九十九里ビーチラインに入り白子町に到着しました。白子町では約400本の河津桜が植えられており、桜祭りの最中だという話を聞いていました。しかし、桜祭りの会場には誰もおらず、河津桜をよく観るとまだ開花前でした。今年はやはり厳冬のため相当に開花が遅れているようです。

 仕方がないので帰宅することとし、白子ICから九十九里有料道路に入り、東金九十九里有料道路、千葉東金道路、京葉道路、東京湾岸道路、そしてレインポーブリッジを通り、首都高に合流しました。千葉東JCT付近で若干渋滞していましたが、他は大体スムーズで湾岸幕張PAでの休憩時間を除けば、約2時間半のドライブでした。

  • 鯛の浦 真鯛がおらず 鷗(かもめ)浦
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