目白の隠れおでん屋「田のじ」を訪れて
6月21日(土曜)に開催される東京楡の会・総会に向けて、総会の企画、今年1年間の活動方針、昨年の決算等を審議する幹事会が東京・目白の学習院大学の会場を借りて行われました。終了後役員のお二人と軽く一杯といことになりました。1月の運営委員会後の新年会で訪れた、おでん屋さん「田(でん)のじ」に再度伺いました。
目白には余りよく知られた店がないようですが、ここ「田のじ」は隠れた名店のようです。その証拠に女性客が多く、待ち行列ができるほどです。また場所柄か時には秋篠宮殿下もお越しになるようです。場所は、目白駅からすぐ西側の階段を降りて、目白通りの一本裏通りを西へしばらく歩いて、道路の左側、リッチモンドホテルの向い側になります。電話番号は、(03)3954-3855です。
田のじの女将は大阪市住吉区、住吉大社の近くのご出身で、現在は独身のようです。したがって、おでんはすべて関西風の透き通った薄味のダシが使われています。美味しいネタは牛すじ、特に有名なネタはトマト丸ごと1個を煮込んだものです。純米酒の神亀等のお酒も美味でしたが、最後に食事代わりに「きつねうどん」を頼んでビックリ、大きな丸々と膨らんだ油揚げがダシに浸かって一つ登場しました。油揚げを箸でつついて破ると、その中には手打ちうどんがぎっしりと詰まっておりました(次の写真)。うどんは関西風、讃岐うどん風で美味しかったです。
ところで、東と西ではアクセントが違いますが、すみよし(住吉)はどんな感じだと思いますか。東では「よ」にアクセントがありますよね。西では「す」にアクセントがあるようです。田のじの女将のアクセントもそんな感じでした。面白いのは、実はアクセントが東では前にあるが、西では後ろにある単語が圧倒的に多いのですが、「すみよし」は逆であることです。江戸時代に徳川幕府が西から侵入したスパイを見分けるために、すべての単語のアクセントを西とは違うように変えたことがそもそもの始まりと聞いたことがありますが、本当でしょうか。
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