チック・コリア&上原ひろみのコンサート「デュエット」を聴いて(そして「神楽坂京都祇園おいしんぼ」での食事)
本日、日本武道館で行われた、チック・コリア&上原ひろみのコンサート「デュエット」を聴いて参りました。入場すると、舞台には2台のグランドピアノがバック・ツー・バックに置かれていました。ピアノの蓋は、付けておくと一つが客席と逆方向に開くためか、2台とも外されていました。会場には大勢のお客さんが詰めかけて来ておりました。私の目算では、ざっと7~8千人はいたでしょうか。写真の会場入口には、沢山のお祝いの花が飾られておりました。その先頭にあった花を贈呈した小倉智昭さんも来られていたようでした。
開演予定の午後7時を10分過ぎたところで、チック・コリアさんと上原ひろみさんが登場しました。チックさんは、青いトレーナーにブルージーンズ、そして紺のベストを羽織り、登場しました。そして、縮れた髪をポニーテールにまとめ、首にネックレスと水玉のスカーフ(途中で外しました)をかけ、足にはスニーカーを履きと、いつものようにカジュアルな服装のようでした。手首に巻いた、カシオのG-ショックのような大きな時計が目立っておりました。一方、ひろみさんは、黒の縁取りのある真っ赤なミニのワンピースに黒いスパッツ姿で登場しました。頭に大きな赤い髪飾りを付け、少しシックな感じですが、足にはやはりスニーカーを履いておりました。
さて、チックさんが舞台向かって左側、ひろみさんが右側にそれぞれ座り、演奏が始まりました。何と最初から猛スピードの超高度技術を披露してくれました。目配せしながらの演奏で、楽譜があったとしてもとても短いものでしたので、二人ともかなりの部分は即興(アドリブ)で弾いているのだと思います。一気に大きな武道館がジャズクラブに変身しました。さらに、一杯のドリンクがあれば格別でしたが…。2曲目終了後に空調の風量が大きくなり、音が気になり出しましたが、高品質のPAシステムを使用しているためか、演奏中は余り邪魔になりませんでした。演奏曲目は、チックさんの解説やスクリーン映像でチラッと観えた楽譜のタイトル等から、次のように想定しました。ジャズですから、コンサート・プログラムがなかったのです。
Very Early(2人の最新アルバム「デュエット」からの曲)
Summer Time(ガーシュウィン作曲)
Children Song #12
Place to Be(上原ひろみ作曲)
xxxxx(パーカッションを使いながら演奏、場所を交替)
Fool on the Hill(ビートルズの曲で、ジョン・レノン作曲、チックが左に復帰)
xxxxx
アンコール#1 xxxxx
アンコール#2 Spain(チックの代表曲、場所を交替し、パーカッションも使用し、連弾も実施)
約2時間のぶっ通しの演奏の後、午後9時に終演となりました。幸せな気持ちで武道館を後にしましたが、すぐに地下鉄九段下駅に向かえばごった返していると思い、歩いて飯田橋(神楽坂)に行くことにしました。深夜まで営業している「神楽坂京都祇園おいしんぼ」で、一杯と遅い夕食を楽しみました。高知で出会った「のれそれ」(アナゴの稚魚の酢の物)が今日のおすすめにあったのには驚きました。
- 武道館 紫煙知らずの ジャスクラブ
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アーティスト:チック・コリア&上原ひろみ |
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