草津温泉を訪ねて(日本三名湯(三名泉)又は日本三大薬泉の一つ)#1(湯畑・光泉寺)
週末を使い1泊2日で草津温泉(群馬県)を訪ねました。愛車レクサスIS250で出掛けましたが、早く出発しようと思いながら少し遅くなったため、所沢ICから入った関越自動車道はすでに花園ICと本庄児玉IC付近で渋滞しておりました。渋滞を抜けると今度は渋川伊香保IC付近で交通事故があったため前橋ICからは予期せぬ大渋滞、何とか前橋ICで降りることができ、そこから一般道で草津温泉に向うことにしました。目的地の草津ホテルには午後2時過ぎに到着、約170km、5時間弱のドライブでした。
途中東吾妻町にある名水とホタルの里・手打そばの店「あづま家」に寄り、やや遅めの昼食として天ザルそばを食しました(下の写真)。ここのそばはツナギを全く使っていないそうで、したがってそばは短く千切れておりましたが、味は良かったと思います。そして、特に嬉しかったのはそば湯がとても濃厚だったことです。身体に滋養が付いたような気がしました。ふと見回すとお会計窓口の上方に、次の狂歌が飾ってありました。
吾妻路の 行きも帰りも あずまやを
素通りできぬ 蕎麦の味かな
次は宿泊した草津ホテルの正面の写真です。創業が大正2年(1913年)という歴史のあるホテルで、大きな露天風呂がある「西(さい)の河原公園」の入口に位置しております。風呂も食事もなかなかのものでした。
ホテルで一休みした後、早速湯畑へ向かいました。辺りに硫黄臭が漂っている草津温泉は日本武尊によって発見された、あるいは奈良時代の高僧行基によって発見されたとも言われます。日本三名湯(三名泉)又は日本三大薬泉の一つです。下の写真は湯の滝やや上方から湯畑を見上げたもので、写真中央やや左に、「湯もみと踊りショー」が開催される「熱の湯」が写っています。この週末はちょうど第63回草津温泉感謝祭に当たり、ショーは午前中だけとのことで翌日観ることにしました。湯畑にある花崗岩製の説明板によると次のとおりです。
この湯畑は、草津温泉最大の源泉で、温泉街は、湯畑を中心に発展してきた。
広さ約1,350平方メートル。湧出量毎分4,700リットル。温度60度(C)。泉質は酸性-アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)である。街並は江戸時代からほとんど変っていない。湯畑の中に「将軍お汲上げの湯枠」が今も残っている。
また湯畑から滝をなして湯の落ちる「滝の湯」があって、薬師の湯12本、不動滝3本、天狗の湯2本、樋で湯を引いて太い滝、細い滝、高い滝、低い滝の湯を落して、症状に応じて湯治に利用された。
湯畑の周囲には「松の湯」「熱の湯」という時間湯のほか「かっけの湯」「綿の湯」など特徴のある共同浴場があった。
湯畑に並ぶ大きな湯樋では、温泉に含まれるコロラド硫黄華(湯の花)を採集している。
湯畑の西には草津山光泉寺があり、その山門の間から観た湯畑全景が次の写真です。光泉寺の由緒は次のとおりです。
今を去る1200年の昔僧行基草庵を建て薬師尊を安置されたといふ 後建久4年(1193年)源頼朝来草の際光泉寺を開基された由緒深き古刹である 真言宗にして温泉別当の格を有し境内には薬師堂 釈迦堂 不動堂 鐘楼等建つ
【本堂(アルミ寺)が落慶した昭和46年(1971年)11月現在】
参道の階段横にはまだ綺麗なヤマアジサイの花が咲いておりました。東京に比べると夏でも涼しいのです。また、西の河原公園通りの商店街で買い求めた、長野原町の蔵元が醸造した「草津節」と川場村の蔵元が醸造した「譽國光」という2種類の日本酒はいずれも美味でした。
- 硫黄の湯 かおりも高く 効き目あり
草津温泉 |
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