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2008年9月12日 (金)

乱世の時代に北海道が心掛けるべきこと(2008.9.12付け札幌タイムス・コラム記事)

 今年の夏は大規模なイベントがありました。7月にはご存知のとおりG8洞爺湖サミットが開かれ、世界の首脳が集結しました。8月には厳戒の中、北京オリンピックが開催され、めでたく金メダルを獲得した北海道出身の選手もおりました。しかしながら、夏の終わりの9月に、サミットの議長も務めた福田首相が突然辞任し、国内政治に空白が生まれました。衆議院の解散・総選挙も間近という噂が飛び交っております。一方で経済も混沌としております。米国の不動産バブルが弾けたこと(サブプライム問題)により、世界的な不況が深刻になりつつあります。

 こういう政治・経済が混沌としている時、いわば乱世の時代に、北海道は何を心掛ければいいのでしょうか。まずは生きる拠り所をはっきりさせることではないかと思います。産業の将来性を思料しますと、北海道の拠り所は、農業・食料品、観光、そしてITではないかと考えます。狙いを定めたら迷わずに、①Who、②What、そして③Howを明確にしていく必要があります。これは、不幸にして今巷にあふれている商品・サービスの偽装を防ぐためでもあり、偽装を発見しやすくするためでもあると考えます。

 具体的には、農業・食料品では、①誰が生産者か、②一村一品的な特産品は何か、③造るプロセスの公開でしょうか。観光では、①自然環境等に対する自治体の哲学、②自治体の樹木・花・産物等は何か、③ユニークな歴史・文化を伝えるイベントは何かだと思います。ITでは若干見る角度が異なりますが、①IT業界で働く人材の教育、②得意な分野の研究開発・育成、③東京・首都圏での営業・マーケティングではないかと考えます。

 いずれにしても現代の日本人には不得意といわれている、基本的な考え方を決めること、つまり哲学の部分が重要な気がいたします。自然環境をどう保存していくのか、調和のとれた都市をどう創っていくのか、道民一人ひとりはどういう人生を生きていくのか等、社会の根源に関わる課題を熟慮しなければならないと思います。

(注)本記事は、筆者が2008年9月12日付け週刊札幌タイムスのコラム「がんばれ北海道」#164に寄稿したものです。

  • 乱世に 哲学の道 迷わずに

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サブプライム問題が露にしたグローバル経済の実相
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