映画「英国王 給仕人に乾杯!」を観て(そして、権之助での食事と十二時でのマジックショー)
義母の傘寿祝賀昼食会の後、観たいと思っていた映画「英国王 給仕人に乾杯!」を鑑賞に参りました。シャンテシネ1で上演されておりましたが、昨日(9日)で終了の予定が延長されたため、本日はちょうどいいスケジュールになりました。224席全席が指定なので、2日前に午後4時25分からの第3ラウンドのチケットを購入しました。中央の席を夫婦50割引で入手することができました。
新宿から丸の内線で霞ヶ関に着きましたが、若干時間があったので、酔い醒ましとして日比谷公園内の日比谷グリーンサロンでコヒーを1杯飲みました。そして日比谷公園を横断し、いよいよシャンテシネに乗り込みました。シャンテシネ前の歩道には映画俳優達の手形が埋め込んであります。冷たい北風に凍えながらチラッと観ると、ペ・ヨンジュンの手形が一番新しそうで金色に輝いておりました。
混み合っているシャンテシネの発券場を横目に4階に昇ろうとしたら、エレベータが1基でやや小型なため、さらに昇る階段もないため(階段は出口専用に使用していた模様)、ホールが大混雑していました。改善の余地がありますね。購入した座席G10は本当にど真中で、少し見下ろすベストの角度から映画を堪能しました。さて、映画「英国王 給仕人に乾杯!」は、2008年12月19日(金曜)付けの日経新聞(夕刊)コラム「シネマ万華鏡」で映画評論家・中条省平氏が絶賛(五つ星)していただけあって、とても楽しめる映画らしいコメディでした。
主人公ヤン・ジーチェが15年の刑期を半年程短縮されて出獄して来るところから映画は始まります。共産主義体制下で国境地帯へ送られたヤンが昔を回想する形で映画は進みます。駅でのソーセージ売りから始めて、一流レストランの給仕人へ、いろいろな運を味方に付けて出世します。ストーリー展開は小気味よく、各所に笑いを散りばめており、中だるみの全くないコメディ映画になっております。チェコ映画の巨匠イジー・メンツェル監督の名作だと思います。
小柄なヤン(イヴァン・バルネフ)は、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の主人公マイケル・J・フォックスを思い出させます。また、幸運と不運の繰返しのタイプのストーリーは、トム・ハンクスが主演した映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」を思い出させました。しかし、この映画「英国王 給仕人に乾杯!」は、美しい女性が沢山現われてヤンに絡みます。ハードではありませんが、少々官能的(エッチ)な映画でもあります。それにしてもお金持は、どうして結局飲む・食う・買うしかやらないのでしょうか。
昼食の中華料理がまだお腹の中にあるような感じなので軽食をと思って、大和実業グループの店・権之助銀座店に向かいました。佐賀関から直送された関アジを楽しみ、店自慢の、沢山の野菜の上に薄い豚肉を置いて蒸す豚しゃぶ等を味わいました。そして、何となくもう一つ楽しみたくなって、マジック・バー銀座「十二時」に寄ることを考えました。どうも予約していないと席が確保されていないようでしたが、今回は幸運にも予約なしで入店することができました。ステージ・ショーが始まるまでの間は、マジシャンがテーブルまで来てくれてカード・マジック等を披露してくれました。そして、いよいよステージでマジック・ショーが始まりました。女性マジシャンの喜代野さんが登場し、なかなか切れのいいマジックを観せて下さいました。
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