円覚寺に参詣した後は、JRで北鎌倉駅から鎌倉駅に向かい、そこで江ノ電(江ノ島電鉄)に乗り換え由比ヶ浜駅まで乗車しました。駅から山の方に向って10分程度歩くと、鎌倉文学館に到着しました。次の2枚の写真は、庭園側(南側)から撮影した文学館の建物です。
鎌倉文学館(旧前田家別邸)は解説板によれば次のとおりです。
この建物は、昭和11年(1936)旧加賀藩主前田家第16代当主前田利為(としなり)氏が建築したもので、相模湾を見下ろす谷戸の中腹に位置しており、当時の鎌倉の別荘建築を代表する建物の一つです。ノーベル平和賞受賞の佐藤栄作首相が別荘として利用したほか、作家三島由紀夫の小説「春の雪」の一場面として登場しています。昭和58年(1983)7月、前田家より鎌倉市が譲り受け、昭和60年(1985)11月に鎌倉文学館として公開されました。平成12年(2000)4月、国の登録有形文化財となりました。
文学館の庭園の南端にあるバラ(薔薇)園では、ちょうどバラまつり2009が始まったところでした。5月31日(日曜)まで開催されるようです。4種類程、目立った品種をご紹介します。以下順に、淡い藤色のブルームーン(つる)、クリームピンク色のエンプレスミチコ、クリーム地にピンク色のダイアナ:プリンセス オブ ウェールズ、そして最後に黄色から朱赤色に変色するチャールストン(つる)です。
バラ園には白い花を沢山付けた灌木が同居しておりました。後で調べたら、ハクチョウゲ(白丁花、白鳥花)という植物らしいことが分かりました。葉に少し斑入りがあるようですから、これはフイリハクチョウゲでしょうか…。ハクチョウゲの英語名がスノーローズ(snowrose)ですから、バラ園にあるのももっともです。
文学館内では特別展「有島三兄弟:それぞれの青春」を開催しておりました。有島武郎(たけお)、有島生馬(いくま)、そして里見弴(さとみとん)の有島芸術三兄弟に関する多彩な資料が展示されていました。次の写真は館内から庭園、街並、そして遥か向こうに相模湾を望んだものです。文学館の近所には公開されてはいませんが、ノーベル文学賞受賞の文豪川端康成の住宅があります。
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