最近観た映画(2011年4月:トゥルー・グリット、ザ・ファイター、冷たい熱帯魚、SP-革命篇-)
【トゥルー・グリッド】
1969年にジョン・ウェインの主演で公開された映画「勇気ある追跡」のリメークだそうです。ちなみにジョン・ウェインはこの映画でアカデミー主演男優賞を射とめたそうです。一言でいえば、本作は娘が父親の仇をとるという、仇討ち西部劇です。娘・マティ役の新人ヘイリー・スタインフェルドが素晴らしい演技をみせています。共演の大物俳優ジェフ・ブリッジズとマット・デイモンに引けを取らない出来でした。最後の30分位が泣かせるところで、エンドロールでは涙が出てしばらく立ち上がれませんでした。
【ザ・ファイター】
米国はマサチューセッツ州ローウェルに実在するボクサー兄弟のお話をノンフィクション的に映画化したものです。偉大なチャンピオン・シュガー・レイ・レナードをダウンさせたという兄ディキー(クリスティアン・ベール)と猛烈ママのアリス(メリッさ・レオ)がそれぞれ今年のアカデミー助演男優賞と女優賞を受賞しています。彼らの間に挟まれた主演の弟ミッキー(マーク・ウォールバーグ)が大逆転的な試合運びで世界チャンピオンになります。騒々しい映画でしたが、親子愛、兄弟愛、そして家族愛の絆を描写していました。
【冷たい熱帯魚】
ただただ強烈で過激で怖い映画でした。観ていてこちらも発狂しそうな気がしました。特に大型熱帯魚店のオーナー・村田を演じる「でんでん」の怪演が秀逸でした。それにしても、園子温監督はとんでもない映画を作る人ですね。この映画は結構なロングランになっていることから、誰しも「怖い物観たさ」の気持ちがあるものと思えます。1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語であることを知って、現実の恐ろしさも実感しました。
【SP-革命篇-】
堤 真一(尾形総一郎)と香川照之(伊達國雄)の大物俳優に挟まれて、岡田准一(井上 薫)が活躍するサスペンス映画でした。V6の最年少メンバーということで、岡田ファンらしき女性が結構来場しているようでした。総理大臣以下現職閣僚の汚職を暴くために、国会議事堂を占拠するというやや荒唐無稽な筋書きですが、それはそれで充分に楽しめる映画でした。相棒-劇場版Ⅱ-が、警視庁幹部を会議室で監禁するという筋書きを使っているのといい勝負でしょうか。
- 2時間の 疑似体験に 感動し
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