最近観た映画(2011年8月#7:ツリー・オブ・ライフ)
私にはなかなか難解な作品でした。2時間を超える映画ですが、前半の過半の部分は音楽と映像だけの場面が続きました。ハッブル望遠鏡で撮影したような宇宙、惑星とそれに衝突する隕石、火山の噴火・溶岩流、海中の様々な生物、人体・動物の内部の動き等々と続き、ついに恐竜が現れたりします。CGとSFXのオンパレー ドでした。これは、旧約聖書の創世記にある天地創造をイメージしているのかと思いました。
米国の田舎町で暮らす、両親と3人の男の子が主な登場人物でした。父親(ブラッド・ピット)は長男を厳しく育てようとします。当然長男は反抗します。何10年後かの長男(ショーン・ペン)は、当時を回想しているように思われます。この作品では、余り会話らしいものはなく、全編にわたり詩的な独白により表現するという手法を採っています。観る者に考えさせようというのでしょうが、これがまた分かりにくいのでした。
本作品は、今年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得したとのことです。先進的、先端的な映画でした。
- 命の木 アートで綴る(つづる) 創世記
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