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2011年10月の13件の記事

2011年10月31日 (月)

最近観た映画(2011年10月#13:フェア・ゲーム)

 米国の前ブッシュ政権の時に実際にあった話を基に制作された映画だそうです。CIAの妻(ナオミ・ワッツ)と国務省からの仕事を受託した元外交官の夫(ショーン・ペン)が結局政府と戦うようになる様を描いています。二人はそれぞれの立場からイラクが核兵器開発をひそかに進めている証拠はないという報告をします。イラク戦争に突進する政権は二人の報告を無視します。

 新聞で反論する夫を政権がリーク情報で批判し、ついには妻がCIAであることを明かされてしまいます(米国では犯罪だそうです)。その渦中で妻は最初は長いものにまかれろという態度を取りますが、最後には二人共に政府に反撃して行きます。真の民主主義は戦わなければ成立しないことを、身をもって示します。

  • 民主主義 戦って 勝ち 取るもの

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2011年10月28日 (金)

最近観た映画(2011年10月#12:ステイ・フレンズ)

 ニューヨークシティを舞台にした、ちょっとHなラブコメディでした。原題は、"Friends with Benefits"で、「共通の利益(セックスか)のある友達関係」というような意味でしょうか。恋人同士が別れる時に言う「友達でいよう」という意味の日本語タイトルよりは分かりやすい気がします。

 「ブラック・スワン」では、アカデミー主演女優賞を獲ったナタリー・ポートマンのライバルとして、確かロサンゼルスから現れたミラ・クニスがヒロインです。今回は、NYCで早口の4文字単語とスラングの沢山入った早口の英語を話す、ヘッドハンティング業のキャリアウーマン役でした。そして、お相手役は、「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグ役を演じたジャスティン・ティンバーレイクでした。二人の掛合い漫才的なやり取りが面白かったと思います。後半は舞台が一度LAにも参ります。

 恋愛や結婚を前提としないセフレ的なお付合いというのは、不倫・愛人関係と似たようなものかもしれません。ドキドキ感があるのでしょうが、長く上手く行くという訳にもいかないと思います。

  • いつの世も 不思議なのは 女と男

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2011年10月26日 (水)

最近観た映画(2011年10月#11:カウボーイ&エイリアン)

 スティーヴン・スピルバーグが制作総指揮(共同)を執っているだけあって、上質な作品でした。カウボーイらが活躍する西部劇の舞台に、エイリアンとその宇宙船が登場するという、従来にはなかった異質の組合せがとても面白いと思いました。

 主演に「007」シリーズでジェームズ・ボンド役を演じたダニエル・クレイグ、そして共演にハリソン・フォードと、俳優も良かったです。テーマの割には演技も割と自然で、それでいてSFX(Special Effects:特殊撮影(特撮))の効果も抜群でした。エイリアンですからホラーの要素もしっかり入っていて、一度心臓が止まりそうになるシーンもありました。

 いわゆる悪党達が沢山登場するのですが、共にエイリアンと戦ううちに皆善人になっていくのは、まさしくアメリカ的で西部劇の魂でしょうか。少し苦情を言うと、ハリソン・フォードが当初は悪党資本家役なのは、少し合わなかったかなという感じでした。もちろん最後は善玉になるのですが…。また、それにしても敵方のエイリアンはなぜ皆かくもグロテスクなのでしょうか。もし美男、美女だったらと考えると面白いとは思いませんか。どちらがエイリアンなのか分からなくなって困るのかもしれません。

  • 組合せ 意外性から 新しさ

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2011年10月19日 (水)

最近観た映画(2011年10月#10:スリーデイズ)

 2時間14分という少し長めの映画ですが、筆者を飽きさせることはありませんでした。ハリウッド映画らしく、スピードがある場面と意表を突くプロットが展開され、面白かったと思いました。

 フランス映画の「すべては彼女のために」という作品のリメークらしいのですが、舞台を米国ペンシルベニア州のピッツバーグの移して、上手く創られていました。難点といえば、冤罪の妻を有罪に持っていく検察・警察そして司法の杜撰さ、そして主人公と妻子の逃亡者を追跡・確保できない警察の無能さが、やや現実離れしていることでしょうか。

  • 映画なら ここまでやるかの オンパレード

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2011年10月17日 (月)

最近観た映画(2011年10月#9:猿の惑星:創世記(ジェネシス))

 昔の映画「猿の惑星」では、猿のぬいぐるみの中に人間が入って演技していたらしいです(残念ながら筆者は観ていないです)。今回の作品では、VFX(Visual Effects:視覚効果)がフルに使われているそうです。したがって、猿達はあくまでもリアルであり、とても滑らかな動作をしております。まるで本物の猿達が、人間と同じ知性を持って集団行動しているように思えました。

 アルツハイマー病の治療のため、ウィルスを使った遺伝子治療の研究がされていて、その薬(ガス状)を猿に実験投与したところ猿の脳が進化したとういうストーリーになっています。死んだチンパンジーの赤ちゃんがシーザーという猿のリーダーになりますが、シーザーと彼を育てたその薬の研究者との人間愛が救いではありました。

  • ありえるか 遺伝子レベルの 進化薬

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2011年10月14日 (金)

最近観た映画(2011年10月#8:夜明けの街で)

 200万部突破の東野圭吾原作の映画化であり、予告編が良かったので見てみようという気になりました。結果的には、大体のプロットは、筆者にとっては、ほぼ予測が付くもので少々気が抜けました。また、結末で重要な材料の一つとして使われている時効の問題にしても、すでに刑法改正が済んでいて、今では情況が異なっていたりしていて違和感が残りました。

 主人公(岸谷五朗)のダメさかげんにややあきれ、愛人(深田恭子)の手ごわさと優しさにドキッとし、主人公の妻(木村多江)のしっかりさに感心しました。最後は、やや拍子抜けのハッピーエンドでした。

  • 不倫する 男の願望 限りなし

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2011年10月13日 (木)

最近観た映画(2011年10月#7:カンパニー・メン)

 英語のタイトルは、"The Company Men"で、theが付いております。これは「あの」と限定されている訳で、「あの米国の大企業の恵まれた管理者層の社員達」を指していると思われます。本作品は、日本にもまだ沢山棲息している会社人間にとっては、必見だと考えます。米国型資本主義、市場原理主義の行き着いた国、アメリカでの話ですが、日本でも同様のことが起き始めているので、とても身につまされる気がしました。

 米国では株主中心主義で、したがって株価至上主義です。株価を上げるためには、利益を増加させる必要があります。そのためには、コスト削減と称して、人員削減、首切りを簡単に行う訳です。仕事を失った人々がたどる道は、普通に想像できるような、大体同じようなものです。自殺に追い込まれる人もおります。しかし、家族、親戚、友人らに励まされ、助けられ、再起していく人達もおります。主人公(ベン・アフレック)が建築現場の肉体労働もやりながら、起業へと立ち直っていくところが米国らしくあり、本作品の救いでありました。

 トミー・リー・ジョーンズ、ケビン・コスナー、クリス・クーパー らの実力派俳優陣が共演しております。

  • 労働は 楽しいものと 信じよう

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2011年10月11日 (火)

最近観た映画(2011年10月#6:さすらいの女神(ディーバ)たち)

 昨年のカンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した作品ということです。フランスの俳優マチュー・アマルリックが、監督し主演しております。

 この作品は一体どういう映画だったのでしょうか。欧州特にフランスとアメリカの退廃した文化を表そうとしたものでしょうか。フランス国内のキャバレーを回る旅興行で、太めのアメリカ人の女達がストリップショーを熱演します。その彼女らを率いるフランスの元TVプロデューサーの主人公、元TV業界の同僚達、病気の妻と2人の息子達等が主な登場人物です。TV、キャバレー等のショー・ビジネスの裏側も垣間見せてくれます。

 現役の米国ダンサーが出演していることから、フランス映画ですが、台詞(せりふ)は仏語と英語のチャンポンでした。太めの女性 が好みの方は必見です。

  • どさ回り 旅芸人の プライドも

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2011年10月 7日 (金)

最近観た映画(2011年10月#5:世界侵略:ロサンゼルス決戦)

 冒頭から連続する先頭シーンがこの映画の売物でしょうか。ロサンゼルスに民間人救出のため出動した海兵隊員が大活躍します。筆者にとっては、映画としてのイメージは、「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」と同じで、ストーリー展開に飽きがきました。もう少し味付けをしてもらいたいですね。

  • 延々と 続く 戦闘 シーンだけ

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2011年10月 6日 (木)

最近観た映画(2011年10月#4:エンディングノート)

 「誰も知らない」や「奇跡」などの作品の監督をした是枝裕和氏の監督助手を務めている砂田麻美氏が、実父砂田知昭氏が癌告知されてから半年後に亡くなるまでを追ったドキュメンタリー映画です。是枝監督が制作を担当しました。

 67歳まで大手化学会社のモーレツ営業マンだった砂田氏らしく、死ぬまでの段取りを記しますが、それがエンディングノートです。砂田夫妻の歴史、子供達や孫達との交流、95歳の母親への思いやり等も過去の写真・映像も使ってうまく表現されていました。次女から父親への心のこもった追悼録でした。

 シニア年代となった筆者には少しつらい映画でした。歳もそう離れていないので、いつ死ぬか分からないと思いました。それまでにいろいろやりたいこともあるし、整理しなければならない物事もあります。いつも時間は無限にあるように見えて、本当はあと少ししかないものです。

  • いつか死ぬ までの時間の 使い方

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2011年10月 5日 (水)

最近観た映画(2011年10月#3:リミットレス)

 余り話題になっていない作品ですが、ニューヨークシティのダウンタウンを舞台にしてお洒落な映画だと思いました。ロバート・デ・ニーロも制作に係わっており、また富豪投資家として出演もしております。

 脳が100%活性化して、誰もがこうありたい、上手く行ってほしいという願望を、新薬を媒介として実現したというSF話でした。趣はかなり違いますが、トム・ハンクスが主演したアカデミー賞受賞作品「フォレストガンプ」と似ているなと思いました。

 途中いろいろ危ないシーンが連続しますが、最後がハッピーエンドだったのは救われる思いがしました。ちなみに本作品は、数年前に邦訳も出たアラン・グリンのミステリー小説「ブレイン・ドラッグ」を映画化したものとのことです。

  • 俺だって これだけ冴えれば 大統領

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2011年10月 4日 (火)

最近観た映画(2011年10月#2:モテキ)

 モテキはムテキ(無敵)にゴロ(語呂)が似ていて、「ムテキにモテるジキ(時期)」という意味なのでしょうか。映画自体は、半分はJ-POPを中心としたミュージカル仕立てと思っていいでしょう。ユーモアとペーソスの溢れる、とても楽しめるラブコメディになっ ていました。昔から少しエッチな学園コメディが大好きな筆者にとって、似た感じの本作品は好みの部類に入ります。

 31歳のオタク・草食系主人公(森山未来)の行動は、男の発想からは大体想像することができます。女性から見て、若い男の行動、考えを学習するには面白い映画だったかもしれません。だから女性の観客が多かったのでしょうか。

 映画「岳 -ガク-」で好演した長澤まさみがなかなかの熱演でOKでした。麻生久美子も味があって良かったと思いました。主人公には「重かった」ようですが、私には久美ちゃんの方が魅力的でした。

  • モテキとは ムテキ(無敵)にモテる ジキ(時期)なのか

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2011年10月 3日 (月)

最近観た映画(2011年10月#1:アンフェア the answer)

 2週連続で観客動員数トップということで、観に参りました。確かに面白く、スリル満点、ワクワクの映画でした。脚本も手がける佐藤嗣麻子監督の才能に感心しました。

 警察や検察内部の問題を扱うのが最近の刑事物の流行らしく、本作品もその一つになりました。女刑事(篠原涼子)を巡って、敵か味方か、くるくるダイナミックに入れ替わり、何だ、何だという展開でした。最後の意趣返しのシーンもスカッとする感じでした。

 俳優の夫・市村正親のおかげか、篠原涼子はなかなかの役者になっております。佐藤浩市、山田孝之、香川照之、大森南朋、加藤雅也、寺島 進等の脇役も揃っております。

 本作品の舞台の半分は北海道紋別、「探偵はBARにいる」とともに北海道を舞台にした映画の流れが今年はあるのかもしれません。

  • 厳寒の 雪の中でも 熱演を

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