最近観た映画(2011年11月#5:サウダーヂ)
映画界に新星現ると評判の富田克也監督の作品です。渋谷の花街、円山町にある映画館ユーロスペースで鑑賞しました。小劇場なのにシニア料金が1,200円と少し高めでした。でも東京ではここだけでしか観られないのです。入場して周りを見回すと若い男性が多かったように思いました。時代を共有している人達でしょうか。
甲府で交じり合う日本人、タイ人、ブラジル人達を描いています。彼らは割と底辺の生活をしている人々です。街は寂れ、商店街はシャッター通りとなっています。主人公は土方の肉体労働者です。タイから最近帰国して土方になった仲間がタイ人キャバレーに誘います。その後加わった仲間はラッパーで、ホールでブラジル人達と敵対します。その回りで、フロント企業のような影もうごめいています。何度も流れる日輪水(にちりんすい)のテレビCMの音楽、高額な美容・健康食品を売り付ける集団等も登場します。
土方の親方は不況で廃業し、日本人ラッパーはブラジル人を刺してしまい、主人公はタイ人ホステスと一緒にタイに移住する夢を砕かれてしまいます。でも、日本はいい国だと言っているように思えました。上映時間が167分と少し長かったのですが、半分位でも同じことは表現できたのではないかと感じました。
- 現実の 日本の姿 国際化
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 最近観た映画(2011年12月#12:永遠の僕たち)(2011.12.27)
- 最近観た映画(2011年12月#11:サラの鍵)(2011.12.26)
- 最近観た映画(2011年12月#10:無言歌)(2011.12.22)
- 最近観た映画(2011年12月#9:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル)(2011.12.20)
- 最近観た映画(2011年12月#8:ネムリユスリカ sleep)(2011.12.16)
コメント