最近観た映画(2011年12月#11:サラの鍵)
東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞したフランスの映画です。全世界での売上げ300万部を超えた、タチアナ・ド・ロネ著の小説「サラの鍵」を映画化したものだそうです。いろいろな雑誌や新聞で話題になっていました。
フランスのシラク前大統領が、1995年にフランス国家つまりフランス警察がユダヤ人迫害に加担していたことを演説で明らかにしましたが、それを題材にしています。1942年7月の出来事と67年後の2009年の出来事を、パリのアパートを軸にしてからませてストーリーは進みます。
1942年の主人公ユダヤ人の娘サラ(メリュジーヌ・マヤシス)は結局パリからニューヨークへ移住します。2009年の主人公米人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は米国からパリに住いを移しております。ジュリアが夫の祖母から譲り受けたパリのアパートはジュリアが連行される時に住んでいたものだという秘密が、二つの時代を否応なく結び付けます。いろいろな悲しみを乗り越えていくところにこの作品の真骨頂があると思います。
- ホロコースト まだ終わらせない 物語
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