最近観た映画(2011年12月#12:永遠の僕たち)
故デニス・ホッパーの愛息ヘンリーホッパーが主人公の少年ジェイソンを演じております。余命3ヶ月の少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)との青春の淡い恋愛を感受性豊かに描いたハリウッド映画でした。英語のタイトルは、"restless"でした。少々強引ですが、米国版の「愛と死を見つめて」的な作品だと思いました。
しかしながら、本作に格別の味付けを与えているのは、ジェイソンにだけ見え話せるゴースト(幽霊)の存在でしょう。ゴーストは第二次世界大戦で戦死した日本の特攻隊員のヒロシ(加瀬 亮)です。ヒロシはジェイソンの話し相手になるとともに、ジェイソンを励まします。最後のシーンでヒロシが恋人に渡せなかった手紙が読まれますが、ここがクライマックスになっています。「マジソン郡の橋」や「サヨナライツカ」でもそうでしたが、手紙つまり書き言葉がとても心に響き、泣かせるものです。
一つ苦言を述べますと、余命3ヶ月の少女が、自転車に乗ったり、バトミントンをしたり、どうしてあんなに元気なのか、やや違和感が残りました。
- 青春に 愛と死は まだ 重すぎる
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