最近観た映画(2012年1月#13:イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘)
ドイツのドキュメンタリー映画です。以前に記事にした「アンダー・コントロール」と本作品を観れば、ドイツがなぜ原発を全廃することにしたかが分かると思います。
イエロー・ケーキとは、精錬したウランのことです。黄色で柔らかい物質のようです。ウラン鉱石1トンからわずか265グラムのイエロー・ケーキしか採れないそうです。本作品では、ウラン鉱山の実態について冷徹に事実だけを追っています。ドイツの鉱山から始まり、アフリカのナミビア、オーストラリア、カナダと場面は移ります。
ドイツではすべてが廃鉱になりましたが、放射能を帯びた鉱石滓の処理に何10年もかかるようです。ナミビアの映像ではイエロー・ケーキの実物が登場します。ここから各国の原発用に輸出されているそうです。オーストラリアではアボリジニの地権者によりアレバの鉱山が営業中止に追い込まれました。また、別の場所では地権者から開発許可が得られません。
カナダには世界最大のウラン鉱山があります。米国の核兵器開発とともに発展してきたようです。町の名前はずばりウラニウム・シティといい、ここの住民が鉱山開発に一番協力的とのことです。しかし、ウラン鉱山の取材はできませんでした。
- 川上も 汚染汚染の 実態が
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