最近観た映画(2012年2月#1:ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬)
Mr.ビーンことローワン・アトキンソンが、諜報期間MI7のスパイとして活躍する英国のスパイ・アクション・コメディ映画です。今回はまさに「007」のパロディ版で、パロディ的にいわゆるボンドガール役に元ボンドガールのロザムンド・パイクを配している。
舞台も英国だけではなく、チベット、香港・マカオ、そしてスイス・アルプスと世界を巡り、抱腹絶倒なストーリーに雄大なスケールを与えています。スタント・アクションも喜劇性を加えるので余計難しくなるのではないかと思います。しかし、チベットでのトレーニング、香港のビル屋上や水上での追跡・格闘、アルプスの雪上の追跡やロープウェイ・ゴンドラでの格闘等、真のアクションが本当に面白く撮影されています。
ローワン・アトキンソンは、そうだとは思っていましたが、まともな演技も上手く、顔の表情も良く、それに加えてアクションもスムーズこなしているようでした。やはり喜劇役者とは相当に頭が良く、演技力がなければならないのだと感じました。
昨年観た映画「RED/レッド」や「ツーリスト」をもっとコメディ的に面白くした作品だと思いました。原題は"Johnny English Reborn"ですから、直訳すると「ジョニー・イングリッシュ生まれ変わる」でしょう。日本語タイトルの「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」は「007慰めの報酬」のパロディで悪乗りし過ぎではないでしょうか。
- コメディで 世界を 平和に するスパイ
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