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2012年2月の18件の記事

2012年2月28日 (火)

最近観た映画(2012年2月#18:宇宙人ポール)

 遅ればせながら「宇宙人ポール(原題はただの"Paul")」を観て参りました。「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」がスパイ物のドタバタ・コメディ映画ならば、本作品はエイリアン物のドタバタ・コメディ映画だといえるでしょう。前者が「007」のオマージュとパロディであるとすれば、後者は「未知との遭遇」「E.T.」等の宇宙人映画のオマージュとパロディでした。両者とも英国人が主役で、英国制作というのは面白い符合です。本作は米国と仏国も制作に係わっているようです。

 英国人のサイモン・ベッグとニック・フロストが脚本と主演を兼任しております。二人は米国カリフォルニア州のサンディエゴで開催されるコミコンに参加します。ついでにエリア51、ブラックメールボックス、ロズウォルとUFOの聖地を回ります。途中で宇宙人ポールと出会い、彼の地球脱出のお手伝いをすることになります。カーチェイス、銃撃戦、ラブロマンスもちりばめられていますが、基本的には汚い言葉を使ったお笑いでした。

 筆者は楽しく鑑賞して、肩の凝らない、こういうバカバカしい映画がやはり好きだと思いました。

  • コメディは バカバカしくも 楽しかり

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2012年2月27日 (月)

最近観た映画(2012年2月#17:顔のないスパイ)

 原題は"The Double"で、文字通り「二重スパイ」の意味です。邦題では、もう少し内容について期待を持たせる柔らかい表現にしたものと思われれます。

 「誰が(二重スパイの)カシウスか」は割と早く分かります。しかし、謎が謎を呼び、カシウス自身も騙されているかもしれないという具合にストーリーは進行します。終盤で、結構などんでん返しが起こり、またどんでん返しが起こります。そうして観客の頭を楽しませてくれます。

 リチャード・ギアが冷徹な表情で悪役を演じていると思いましたが、やはり最後には情に流されてしまいます。彼らしい、楽しめる作品でした。

  • しかるして 人は誰しも 二重スパイ

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2012年2月24日 (金)

最近観た映画(2012年2月#16:汽車はふたたび故郷へ)

 グルジアの名匠オタール・イオセリアーニが昨年制作した、フランスとグルジアの合作の映画です。巨匠の制作した作品だけあって、映画通の方々からの評価はとても高いものがあったようです。映画制作に係わっている人達にはよく理解できるのでしょうが、素人の私にはスムーズに理解できないところもありました。ただ、2時間を超える映画ですが、何か時がゆっくりと流れるような心地よさについては、分かるところがありました。

 旧ソ連の支配下にあったグルジアで幸せな少年時代を送ったニコ(ダト・タリエラシュヴィリ、イオセリアーニ監督の孫)は、希望どおり映画監督になります。しかし、旧ソ連の体制下では検閲が厳しく自由な映画作りができません。ついに、フランスに脱出することになります。しかし、フランスでも映画制作資本の論理に振り回され、やはり自由に映画制作がせきません。それで、黒人の謎の金魚に誘われるようにして故郷グルジアに帰ります。

 原題は"Chantrapas"で、フランス語から生まれたロシア語らしく、「役立たず」や「除外された人」という意味だそうです。本作の主人公を指しているらしいのですが、監督は自伝を作ったようですから、自分自身のことを謙遜していっているのでしょうか。

  • それぞれに クリエイティブの 苦しみかな

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2012年2月22日 (水)

最近観た映画(2012年2月#15:TIME/タイム)

 近未来、人間は死ななくなっている。しかし、誰でも生きれるのは25年間で、それ以上は老化しないが、生きるための時間を労働で獲得しなければなりません。生きるための時間とは、寿命と言い換えた方がいいと思いました。この世界では、寿命が即通貨のようなものになります。各人の左腕に寿命のメーターが埋め込まれています。寿命は人の間で交換でき、また電話をかけるにも、コーヒーを飲むのにも、バスに乗るのにも一定の寿命を使います。

 巨大な寿命を持つ者(金持ち)と平均23時間の寿命しか持たない者(貧乏人)とは、区別された地域に居住しています。金持ちは寿命が無限に近いのでゆったりとした生活を楽しんでいるが、貧乏人は寿命が限られているので忙しく、走りながら生活しています。そして、金持ちは世の中のすべての寿命を物価統制によりコントロールしていて、寿命を年利30%以上の高利で貸す金融機関まで運営しています。理由は人口増加を抑えるためらしいです。何か現代の米国社会等に対する痛烈な批判精神を感じました。

 ゲットー(スラム)出身の青年ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)がたまたま100年の寿命を得て、金持ち地域に入り込み、大富豪の娘シルビア(アマンダ・セイフライド)に出会い、体制への疑問・不満・批判を共有し体制に立ち向かうというのが、ストーリーの柱です。アンドリュー・ニコルが監督・制作(共同)・脚本の役割を兼ねて、この不思議な世界を構築しました。17日(金曜)に公開後、日本ではその話題性のせいか結構評判の映画になっているようです。

 原題は"In Time"ですから、「そのうち」とか「間に合って」という意味です。すべて生きている間に決着を付ける的な意味を込めているのでしょうか。なお、観終わった後で少し妙な感じがしたのは、皆身体的・肉体的には25歳以上にならない設定なので、出演者がすべて若い俳優と子供達ばかりだったからでした。

  • ああ哀れ あるようでない 寿命かな

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2012年2月20日 (月)

最近観た映画(2012年2月#14:おとなのけんか)

 本作品は、世界中で公演されているヤスミナ・レザの一幕舞台劇「大人は、かく戦えり」を映画化したものだそうです。レザ自身とロマン・ポランスキーが脚本を書き、ポランスキーが監督を務めました。フランス、ドイツ、ポーランド、スペインの4ヶ国合作です。なお、昨年日本で公開された同監督の映画は「ゴーストライター」でした。

 一幕劇なので79分間と短く場面は室内だけなのですが、さすがポランスキーと思わせる出来のコメディー映画でした。米国のニューヨークシティ(ブルックリン)を舞台にしているとのことですが、米国に入れないポランスキー監督はパリで撮影したらしいです。アカデミー賞主演女優賞を受賞している二人の女優ジョディー・フォスターとケイト・ウィンスレットの迫真の演技が最高でした。

 原題は"Carnage"で、「大虐殺、殺戮」とかいう意味らしいです。邦題は少し柔らかな表現になっていますが、内容そのものは原題に近いと思いました。映画終盤にデスピカブルという言葉が出てきて気になりました。多分"despicable"だと思いますが、「卑しむべき、見下げはてた、卑劣な」という意味の過激な言葉でした。作品の雰囲気がうかがえるのではないでしょうか。

  • 迫真の 演技の中にも 余裕あり

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2012年2月18日 (土)

最近観た映画(2012年2月#13:ピラミッド 5000年の嘘)

 本日公開の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」か昨日公開の「TIME/タイム」を観ようと考えましたが、とても混んでいるようでしたので、フランス制作の本作品を観に出かけました。結果としては、興味深い内容が面白く構成されていて、結構楽しめる映画だと思いました。しかし、どこかで見聞した話のような気がしてきました。英国のグラハム・ハンコックが著した「神々の指紋」(1995年出版、和訳版は1996年)の内容によく似ているのではないでしょうか。

 エジプトやマヤのピラミッドの超高度な建設技術から判断して、古代文明以前、約15,000年前には現代よりも優れた超古代・超高度文明(宇宙人説も含めて)があったのではないかということは、充分理解できます。世界中にある神話はこの超古代文明のことを語っているのかも知れません。エジプト・ギザのピラミッドは、正確に東西南北に四辺を合わせているし、スフィンクスは正確に東を向いているそうです。12,000年前の春分の日には、太陽はスフィンクスが向いている真東、そしてそれは獅子(しし)座の方向ですが、から昇ったと計算されています。だから、スフィンクスは獅子つまりライオンの形をしているとのことです。そこで、結論はいかに…。

  • ピラミッド 窺(うかが)い 知れない 古代の謎

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2012年2月17日 (金)

最近観た映画(2012年2月#12:メランコリア)

 壮大な交響詩的音楽(ワーグナー作曲の楽劇「トリスタンとイゾルデ」らしい)にのせて、超スローモーションの神秘的で美しいVFX映像で始まる映画でした。何かまがまがしいことが起きる世紀末を予感させるのに充分なものでした。デンマーク出身の鬼才ラース・フォン・トリアーが脚本と監督を掛持ちしており、デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア5ヶ国の合作でした。主演のキルスティン・ダンストは本作品で第64回カンヌ国際映画祭(2011年)主演女優賞を受賞しています。

 第1部は妹のジャスティン(キルスティン・ダンスト)を、第2部は姉のクレア(シャルロット・ゲンズブール)を中心にして描かれています。ゴルフコース18ホール付きの豪邸(姉クレア夫妻の家)で行われるジャスティンの結婚披露宴から本編が始まります。やや神経症のジャスティンとその母親、皮肉屋のジャスティンの上司等が入り乱れて、混乱のままお開きになります。惑星メランコリアがさそり座の方から静かに地球に近づきます。7週間後いよいよメランコリアと地球の衝突が避けられなくなると、ジャステインが落ち着き、逆にクレアが取り乱します。世紀末の迎え方はいろいろです。そして、いよいよ…。

 メランコリア(Melancholia)とは、英語では「うつ(状態)」や「うつ病」のことを意味するらしいです。古いギリシア語では「黒い体液?」を意味するそうです。

  • 世紀末 いつ来たりても 驚かず

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2012年2月16日 (木)

最近観た映画(2012年2月#11:マシンガン・プリーチャー)

 実話に基づく米国映画らしいです。とても驚きました。全くのアウトローであったサム・チルダース(ジェラルド・バトラー)が、家族とキリスト教の助けで立ち直ります。そして、建設業で成功し、自分の会社も所有します。教会でウガンダの白人宣教師の話を聞いて、何かに目覚めます。自宅近くに教会を建て、そしてウガンダを訪れます。

 サムはウガンダで、スーダンのゲリラ組織「神の抵抗軍(LRA)」が村を襲撃し、子供達を誘拐し、虐待・強姦し、そして少年兵に仕立てていることを知ります。ここからサムのもがきと戦いが始まります。ウガンダで教会と孤児院を建て、そしてマシンガンを手に取ってLRAと戦い、誘拐された子供達を助けます。

 こういう人が本当に実在するというのでしょうか…。米国の懐の深さを痛く感じます。エンドロールでは、アフリカのランボーこと、本物のサ・チルダースが登場します。

  • 人の心 神が宿り 人を 助ける

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2012年2月15日 (水)

最近観た映画(2012年2月#10:パーフェクト・センス)

 英国BBCが制作した映画でした。それだけに科学的に裏付けのあるような、なるほどとうならせるセンスのいい物語でした。嗅覚、味覚、聴覚、視覚を失った世界は、それぞれどんな世界かをよく考えさせる映画でした。すでにそういう環境に置かれた人達はいるのですよね。

 最後に残った触覚と第六感を中心にした世界とはどんな世界でしょう。本作品では、ヒロインの科学者スーザン(エヴァ・グリーン)とヒーローのシェフ・マイケル(ユアン・マグレガー、「ゴーストライター」にも主演)が最後に真に幸せになるようなイメージでした。それがパーフェクト・センスなのでしょうか。

 嗅覚、味覚、聴覚、視覚、それぞれの感覚を失う前には、何か脳に異変のあるような人の行動が描かれていたりして、本当にこういうことがありうるのではないかという不気味な気持ちになりました。

  • ありえない ことも ありえる 世界かな

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2012年2月13日 (月)

最近観た映画(2012年2月#9:しあわせのパン)

 タイトルどおり、期待どおり鑑賞後に幸せになりそうな映画でした。脚本・監督が女性の手になるだけあって、細やかな描写が印象的でした。そのせいか女性の観客がほとんどのようにお思いました。本作は、筆者の故郷である北海道を舞台にし、昔好きだった原田知世が主演し、そして同郷・札幌出身の大泉洋が共演するということで、とりあえず観ない訳にはいきませんでした。

 それにしても洞爺湖町の月浦とは、いいロケ地を選んだものだと思います。洞爺湖の西側は高原になった一帯で、農地や牧場が広がっています。そこから洞爺湖温泉に向かって少し下ったあたりが月浦だったと思います。洞爺湖の西側からは湖の素敵な眺望が楽しめますが、それはまさに本作にあるとおりです。また、近くの標高625mのポロモイ山頂には、2008年夏に安部首相がG8サミットを開催したザ・ウインザーホテル洞爺リゾート&スパがあります。

 最後の冬のシーンは吹雪のことが多かったですが、夏から秋にかけてはなぜ晴天の日ばかりなのか少し不思議に感じました。東京では人間関係等、社会の中での生き方に悩むのでしょうが、北海道では自然、特に冬の厳しさとの戦いに悩むことが多いと思います。

  • 北海道 自然に抱かれ 夢をみる

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2012年2月11日 (土)

最近観た映画(2012年2月#8:ドラゴン・タトゥーの女)

 昨日から封切りされ、今とても話題になっている本作品を観て参りました。400人以上入る劇場なのに、最前列までほぼ満員でした。原作は、スウェーデンのジャーナリスト、スティーグ・ラーソンが書いた「ミレニアム」シリーズ三部作の第一作目です。この第一作目「ドラゴン・タトゥーの女」が2005年に上梓されますが、その前年2004年11月に著者が心筋梗塞で亡くなったことも神秘的です。三部作はスウェーデンで300万部、世界中で翻訳されてなんと6,500万部を売り上げたベストセラーです。「ドラゴン・タトゥーの女」は当初の原題は"Men Who Hate Women"でしたが、英語に翻訳される時にヒロインに焦点を当てるため"The Girl With The Dragon Tattoo"と改題されたそうです。なお、ミレニアムとは"Millennium"と書き、千年記のことだそうです。

 スウェーデンでは三部作全部がすでに映画化されていますが、今回米国ハリウッドで第一作をリメークしたものです。監督に「ソーシャル・ネットワーク」のデビット・フィンチャーが起用されました。監督は、主演のジャーナリスト・ミカエル役に「007」のジェームズ・ボンド役が板に付いてきたダニエル・クレイグを充て、そして主演のドラゴン・タトゥーの女・リスベットに「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカ-バーグの恋人役を演じた新進のルーニー・マーラに白羽の矢を立てました。リスベット役には、スカーレット・ヨハンソンやナタリー・ポートマンらも興味を示しましたが、ルーニーが選ばれたそうです。また、ルーニーは今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたとのことです。

 ハリウッドのリメークでもなかなか最初の作品を越えられないものが多いらしいですが、2時間半以上の本作は最初から最後まで目が離せず上出来の映画だと思いました。特に、最初の黒光りする液体とともに蠢く(うごめく)人体が何かの映像が、使われた音楽と相俟って印象的、衝撃的で続く本編の物凄さを暗示しているようでした。原作本には多分膨大な情報が書き込まれているのだと思いますが、映画では物語を損なわないように上手く展開されておりました。ただし、人間関係に記憶力がいるので、ネットで予め登場人物の関係を頭に入れておくことを奨めます。

 本作を観ると、男女平等が進んでいるイメージがある北欧スウェーデンにも、女性蔑視・虐待があり、ナチスやユダヤ人迫害の歴史・現実があり、また経済界と裏社会のつながりがあることが分かります。その中で、ミカエルとリスベットが惹かれ合う、淡いロマンスをハリウッドらしく、感傷深く描いていました。第二作・第三作のリメークも期待しましょう。

  • 犯罪は 社会問題の 鏡なり

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2012年2月10日 (金)

最近観た映画(2012年2月#7:人生はビギナーズ)

 世界的なグラフィック・デザイナーとして知られるマイク・ミルズが脚本・監督した作品です。彼の父親の実話に基づくパーソナルな映画です。父親は45年間連れ添った妻に先立たれた後、75歳にして「同性愛者として残りの人生を楽しみたいんだ」とカミングアウトし、周囲の戸惑いとは裏腹に、自由気ままに人生を愉しみ、そしてその衝撃的な告白から5年後にこの世を去ったそうです。

 主人公オリバー役にユアン・マグレガーを、父親ハル役にクリストファー・プラマーを配しましたが、ミルズ監督からそれぞれ手紙で出演依頼をしたとのことです。若い男の恋人を作るなど、父親の自由な最後の姿を観て、内気なオリバーは何か前向きなものを感じます。友達が連れ出したパーティで似た者同士のアナ(メラニー・ロラン)に会い、強く惹かれ合います。すれ違いも起きますが、オリバーは積極的に生きようと決めます。

 父親から引き継いだ犬アーサー(コスモ)が吹出しでセリフを言い、なかなかの好演でした。原題は単に"Beginners"で、犬も含めてNevert too late to begin(始めるのに決して遅いことはない)という意味でしょうか。なお、クリストファー・プラマーは、今年のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。

  • 初めての ことにも 恐れず 挑戦を

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2012年2月 9日 (木)

最近観た映画(2012年2月#6:哀しき獣)

 「チェイサー」のナ・ホンジン監督の新作韓国映画です。とにかくヴァイオレンスの激しい作品でした。中国に暮す朝鮮族には、韓国に出稼ぎに来たり、密入国したりしている者が沢山いるようです。この映画で分かったのは、韓国ではそういう朝鮮族はかなり差別されていて、人権問題があるようです。

 それにしても何のためにこの作品を創ったのかよく理解できませんでした。とにかく無数の人が殺害されるのです。最初から最後まで暴力シーンの連続でした。特に手斧を使って人をまるで木材のように打ち刻んでいくのが強烈で、脳裡に残ってしまいました。最後にはすべての主要登場人物が死んでいきました。

 原題は"The Yellow Sea"つまり「黄海」です。主人公が黄海を渡って中国から韓国に密入国するからでしょうか。

  • 暴力に 次ぐ暴力 また暴力

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2012年2月 8日 (水)

最近観た映画(2012年2月#5:ロボジー)

 封切後3週間たっているのに依然として人気があり、劇場は結構混んでいました。女性観客が多かったのは、水曜日がレディズ・ディーだったからでしょうか。「ロボジー」とは、ロボットに入った爺(ジジイ)のことか…。まあ誰でも考え付きそうなネタですが、矢口史靖監督が痛快なコメディー映画に創り上げていました。

 五十嵐信次郎ことミッキー・カーチスがロボジーに入る鈴木重光役を楽しそうに演じておりました。ヒロインには、ロボットおたくの大学生佐々木葉子役として、若手人気俳優の吉高由里子が配されており、熱演していました。

  • 身の回り 面白可笑しく(おもしろおかしく) 見てみよう

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2012年2月 6日 (月)

最近観た映画(2012年2月#4:ビーストリー)

 ニューヨークシティ・マンハッタンの高校を舞台にした、学園版「美女と野獣」というべき作品でしょうか。ハリウッド映画らしく、音楽も含めてソツなくまとめられています。それだけに、意外性が少なく、少し物足りなさもあるかも知れません。

 主人公のように、これほど内心・内側のいやらしい、醜い奴もいるのかと思いますが、これは創作ですよね。でも、人間には何らかの逆境が必ず必要だと思います。それを乗り越えることで、一回り人間が大きくなります。

  • すべて良し そんなことには ならないか

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2012年2月 4日 (土)

最近観た映画(2012年2月#3:ルルドの泉で)

 原題は"LOULDES"で、フランスとスペインの国境になっているピレネー山脈の麓に位置するルルド村のことです。人口15,000人程の村ですが、「ルルドの泉」の奇蹟で世界的に有名だとのことです。また、カトリック教会の巡礼地としても有名で、年間約600万人以上もの人がこの地を訪れているそうです。

 本作品はオーストリア・フランス・ドイツの合作で、オーストリアのジェシカ・ハウスナーが監督しました。緻密な調査に基づいた、ドキュメンタリー風な映画に仕上がっていると思います。ルルドはカトリック教会の聖地でもあったため、撮影に当たっては司教達との交渉にも時間がかかったようです。なお、2009年のヴェネチア国際映画祭で5部門を受賞しました。

 映画は、治療のためまた観光のため沢山の人々がルルドを訪れる中、一人の首から下が動かない女性クリスティーヌ(シルヴィー・テステュー)に奇蹟が起こる様子を描いています。周囲の羨望や嫉妬もありますが、なぜ彼女に奇蹟が起こるのかという疑問の前になぜ彼女が重い病気を患うのかという疑問があります。司教が言っていましたが、神は自由なのです。

 二点面白いと思うことがありました。一つ目は、ルルドには医務局があり、治癒の報告を受け付け、奇蹟と認定するための審議にかけるかどうかを決定していることです。二つ目は、最後に祝賀会のシーンがあり、締めに歌手が登場し司教たちも含めて皆がダンスをすることでした。しかも、最後はロックになっておりました。

  • ルルド村 奇蹟の水に 神を視る

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2012年2月 3日 (金)

最近観た映画(2012年2月#2:善き人)

 ナチスによるユダヤ人迫害・虐殺に関する作品です。英独合作です。というのは英国の劇作家C.P.テイラーの遺作舞台劇を映画化したからでしょう。この"GOOD"というタイトルの舞台は日本も含め世界中で上演されているそうです。本作の原題も"GOOD"ですが、邦題を考えた人は善き「こと」よりも善き「人」に焦点を当てたかったのでしょう。原題の方が、人間の力ではどうにもならなかった「その時代時代で善きとされること」を意味しているようで的確だと思います。

 1930年代後半のナチス・ドイツで、母親のため、妻子のため、妻の父のため、ユダヤ人の親友の医師モーリス(ジェイソン・アイザックス)のため、そして愛する教え子アン(ジョディ・ウィッテカー)のため、努めて善きことをしようとする大学の文学部教授ジョン・ハルダー(ヴィゴ・モーテッセン)が主人公です。しかしヒトラー率いるナチスの大きな流れの中で様々な制約が生じ、善きことをしようとしている対象の人々に結果的にとても不都合な情況を与えてしまうという、どうしようもないジレンマを描いています。

 終盤のシーンでジョンが勇気を振り絞って何とかモーリスを助けようとしますが、それがアンを不都合な情況に追いやり、主人公が犯した罪の深さを知る圧巻のラストシーンにつながっていきます。ラストシーンも含め幻影のように登場するマーラーの美しい曲たちは何なのでしょうか。マーラーもユダヤ人だったそうですが、転向してドイツ人になったそうです。これもそれもその時代の善きことだったと言っているようです。

  • 善きことは 平和を保ち 生きること

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2012年2月 2日 (木)

最近観た映画(2012年2月#1:ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬)

 Mr.ビーンことローワン・アトキンソンが、諜報期間MI7のスパイとして活躍する英国のスパイ・アクション・コメディ映画です。今回はまさに「007」のパロディ版で、パロディ的にいわゆるボンドガール役に元ボンドガールのロザムンド・パイクを配している。

 舞台も英国だけではなく、チベット、香港・マカオ、そしてスイス・アルプスと世界を巡り、抱腹絶倒なストーリーに雄大なスケールを与えています。スタント・アクションも喜劇性を加えるので余計難しくなるのではないかと思います。しかし、チベットでのトレーニング、香港のビル屋上や水上での追跡・格闘、アルプスの雪上の追跡やロープウェイ・ゴンドラでの格闘等、真のアクションが本当に面白く撮影されています。

 ローワン・アトキンソンは、そうだとは思っていましたが、まともな演技も上手く、顔の表情も良く、それに加えてアクションもスムーズこなしているようでした。やはり喜劇役者とは相当に頭が良く、演技力がなければならないのだと感じました。

 昨年観た映画「RED/レッド」や「ツーリスト」をもっとコメディ的に面白くした作品だと思いました。原題は"Johnny English Reborn"ですから、直訳すると「ジョニー・イングリッシュ生まれ変わる」でしょう。日本語タイトルの「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」は「007慰めの報酬」のパロディで悪乗りし過ぎではないでしょうか。

  • コメディで 世界を 平和に するスパイ

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