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2012年3月 3日 (土)

最近観た映画(2012年3月#1:戦火の馬)

 さすがスピルバーグ監督とうならせる作品でした。愛と勇気と夢を与えてくれる映画だと思います。終盤は涙なしでは観られませんでした。涙腺を刺激する仕掛けがいくつか仕込んであるのです。今年の第84回アカデミー賞作品賞にノミネートされただけあって、今年のベストの一本だと思います。それにしても馬の演技に、馬が演技するのかどうかも分かりませんが、素晴らしいものがありました。目の表情など、まるで分っているようでした。多分鉄条網を突破するシーンなどの危険な場面ではVFXを使ったらしいのですが、それ以外はほとんど実写らしいのです。

 英国のうねる丘が続く草原での、とても美しい夜明けのシーンで始まり、また同じようなシーンで終わります。そう、本作は1982年に出版されたマイケル・モーバーゴによる児童小説「戦火の馬(War Horse)」を原作としているのです。英国に生まれた馬達が、第一次世界大戦で軍馬として仏国に送り込まれましたが、その際の馬と人間との係わりを馬の視点から物語化したものらしいです。ロンドンでは、すでに「軍馬ジョーイ」という舞台になっていて、評判になっていたそうです。

 英国の草原の牧場で生まれたサラブレッドの子馬ジョーイが、馬を見る目は確かな、元英国騎兵の農夫に買われることから物語は始まります。農夫の息子アルバートが調教しますが、農夫は小作料を払うために結局英国軍に騎馬として売ってしまいます。ここからジョーイの放浪が始まります。第一次世界大戦のために仏国に渡り、独軍に捕われますが、一時フランスの少女の馬となります。再度独軍に徴用され、大砲を引いたりしますが、逃亡を図り英独両軍がにらみ合う戦場で立ち往生します。

 馬の話が中心なのですが、英国の地主と小作、地主の子と小作の子、英独両軍内部の人間関係、独軍にいろいろ徴用される仏国の農夫等、緻密に描かれています。特に、軍の機動力が馬から車、そして飛行機に代わるタイミングだった第一次世界大戦の様子を面白く鑑賞しました。半分位は仏国での場面でしたが、撮影はすべて英国で行われたそうです。

  • 馬が主役 新しい発想に 喝采を

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