最近観た映画(2012年3月#13:ヤング≒アダルト)
アカデミー賞主演女優賞を受賞しているシャーリーズ・セロンが、タカビーでイタいヒロイン・メイビス・ゲイリーを熱演しています。彼女は37歳で美人の設定になっていますが、筆者は余り美しいとは思いませんでした。彼女の思考や行動から判断しているのかもしれません。彼女の高校時代の恋人バディ・スレイト(パトリック・ウィルソン)の妻べス・スレイト(エリザベス・リーサー)の方が、内面も含めて美しいと思いました。
メイビスはミニアップルといわれるミネアポリス(米国ミネソタ州州都)でヤング・アダルト(Young Adult、これが原題)小説(日本での中高生向けか)のゴーストライターをしています。ミニアップルとは、ビッグアップル(ニューヨーク市)に対比する表現とミネアポリスのもじりを兼ねていると考えられます。彼女は、ある時田舎マーキュリーに帰って、高校時代に話題の中心だった自分に戻るとともに、昔の恋人バディとよりを戻そうとします。そこに現れるのが、同級生でいじめられっ子だったマット・フリーハウフ(パットン・オズワルド)です。マットの存在は癒されるし、コメディの要素を引き立ててくれます。
この作品を面白いと思ったのは、遅れてきたちょっとエッチな青春恋愛ドタバタコメディだったからです。筆者は米国流のちょいエロ学園恋愛ドタバタコメディを好みますが、アラフォーになった連中が巻き起こす疑似青春恋愛騒動も何とも哀しく、懐かしいものがありました。
- 人生は いつまで経っても 青春だ
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