最近観た映画(2012年5月#1:ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン)
女性達でもここまでできるかという、エロ・グロ・ナンセンスでハチャメチャ・ドタバタのコメディ映画でした。女性には必ず共通し、共感を呼ぶ、友達の結婚という話題を使って、シャワー(独身お別れのパーティのことらしい)や結婚式とその準備にまつわる究極のドタバタを観せてくれます。昨年観た「ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える」の女性版ともいえる作品でした。女性向けに創られた作品らしく、女性に結構人気があり、沢山の女性観客が来場していたのは驚きでした。実に男性観客はごく少数でした。
ブライズメイズとは、花嫁の親友、親族が集まってチームを作り、式当日まで花嫁のお世話をする女性(結婚介添え人)達のことらしいです。ミルウォーキー在住でアラフォー・独身のアニー(クリステン・ウィグ)は、親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)の婚約にあたり、そのメイド・オブ・オナー(ブライズメイズのとりまとめ)を頼まれてしまいます。シカゴでの盛大な婚約披露パーティで、他の4人のブライズメイズを紹介されます。しかし、その一人である、花婿の上司の美人妻ヘレン(ローズ・バーン)と最初から張り合ってしまいます。
並行してアニーと金持ちセフレとの関係、またパトカーに乗ったローズ巡査(クリス・オダウド)とのロマンスも語られています。花婿の超太めの妹メーガン(メリッサ・マッカーシー)の存在も絶妙で、何やら国家機密にかかわる仕事をしているようで、エンドロールでの再登場には驚きました。超エッチな下ネタ、下品この上もない言動も沢山あるのですが、ユーモアも人情もあり、涙を誘う場面もあります。米国映画らしくハッピーエンドで終わり、鑑賞後の後味の悪さは余りありませんでした。
今年観た映画「宇宙人ポール」のちょっと変な娘ルース役でも出演していた、本作の主演クリステン・ウィグが共同で脚本も担当しました。本作は今年の第84回アカデミー賞脚本賞にノミネートされました。また、メリッサ・マッカーシーも助演女優賞にノミネートされています。ポール・フェイグが監督しましたが、出演者ほとんどがTVにも出演しているコメディアンとのことで、全編アドリブOKという方針でリハーサルしたそうです。原題は単に"Bridesmaids"です。
- ハチャメチャも 米国文化の いいところ
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