最近観た映画(2012年5月#13:孤島の王)
1915年にノルウェーのバストイ島で起きた少年達の反乱をドキュメンタリー風に描いた作品です。バストイ島には、問題少年を更生させるための施設、いわば矯正少年院があり、島全体が隔離されていました。ノルウェーのマリウス・ホルスト監督が10年にわたり取材した実際の事件を基に製作しました。ノルウェー・仏・スウェーデン・ポーランドの4ヶ国合作です。原題は"Kongen av Bast?y"、英題は"King of Devil's Island"です。
1915年に元漁船員の非行少年エーリング(ベンヤミン・ヘールスター)がノルウェー本土からバストイ島に送り込まれてきます。彼は、キリスト教に基づく施設であるのに、過酷な重労働、理不尽な懲罰・暴力、教育者による性的暴行等が横行しているのを目の当たりにします。彼は一度は脱走に成功しますが、また連れ戻されてしまいます。しかし次第に少年達の心は一体となり、王のように振舞う院長や冷徹で卑怯な寮長に反抗し、最後には大きな反乱となり一度は島を征服します。
- ノルウェーの 厳しい矯正 今はなし
- 北欧も 暗い過去持ち 民主化へ
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