最近観た映画(2012年5月#16:ミッドナイト・イン・パリ)
冒頭のパリの有名な情景の数々、改めてパリは本当に美しいと思いました。しばらく往っていませんが、また訪れたいと強く感じました。仏語は昔少し習いましたが、さらに勉強しなければと思いました。昨年は思うところがあって、中国語会話を学びましたが…。
皮肉たっぷりのコメディ映画を得意とする米国のウディ・アレン監督(兼脚本)の映画らしく、台詞が長く多い作品でした。台詞もやや捻ってあり、時々屁理屈のようにも聴こえます。原題もずばり"Midnight in Paris"で、今年の第84回アカデミー賞では作品賞は逃したものの、見事脚本賞を獲得しました。
2010年のパリに旅しているハリウッドの売れっ子脚本家ギル・ベンダー(オーウェン・ウィルソン)は、殻を破るために小説の創作に挑戦しています。実は、婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムズ)の父親の出張に便乗してパリに来ていました。ギルはパリに住んで創作に没頭したいと考えているため、イネズともその両親とも何となく気まずくなります。さらに、イネズの男友達の学者ポール(マイケル・シーン)も現れ、胡散臭い蘊蓄に辟易します。
ある晩ギルは皆と別れて深夜のパリを一人で散歩していて、道に迷います。真夜中12時の鐘が鳴ると、旧式のプジョーが走ってきて、誘われるまま乗り込みます。着いた先は、ジャン・コクトー主催のパーティ会場で、スコット&ゼルダ・フィッツジェラルドやコール・ポーターに出会います。次のバーでは、アーネスト・ヘミングウェイと話をします。1920年代のパリに迷い込んでいたのです。
翌晩そして翌々晩も真夜中に昔のパリに迷い込み、ヘミングウェイからガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)に紹介され、スタインにギルの処女作を読んでもらうことになります。スタインの事務所にはパブロ・ピカソがたまたまおり、その愛人のアドリアナ(マリオン・コティヤール)に恋心を抱いてしまいます。そうこうする中で、5回目のトリップを終えた後、ギルは重大な決断を下すことになります。
- 不思議だな パリの魔法は ありそうだ
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