最近観た映画(2012年7月#6:クレージーホース・パリ 夜の宝石たち)
昔々パリのクレージーホースに立ち寄ったことがありますが、この映画はまるで現地でショーを観ているようでした。大写しになるので、当時は後ろの方で立ち見だったことを考えると、本当に美しいショーを堪能させていただきました。
演出、振付、衣装(余り素材は不要ですが)、メーキャップ、美術、音楽、照明等々、それぞれの持場で悩みがあり、それらを解決させながらよりよいショーを目指していくという執念を感じさせられました。特に踊りの練習は厳しいものがありました。そして、オーデションがとりわけ慎重で、各国からの美しい踊り子(ダンサー)達を厳選していきます。ここでは、顔も重要なのでしょうが、何と言っても体のライン、特にお尻がどこから観ても美しく綺麗であることが必須のようです。
本作終盤の一連のショーは真に見物で、これぞパリという感じでした。お尻フェチの筆者は、美しい沢山のお尻に魅せられて圧倒されてしまいました。昔パリ在住の日本人が言っていましたが、皆黒いアンダーヘアーをしていますので、そういう前貼りをしているのではないかと…。監督は、ドキュメンタリーの名手フレデリック・ワイズマンで、一切の解説がなく出来事を淡々と記録した映像にはとても説得力がありました。仏米の合作で、英題は単に"Crazy Horse"です。
久々に文化村ル・シネマに参りましたが、並行して上映されているのは「ミッドナイト・イン・パリ」で、まさにパリ一色でした。それにしても、ここでは劇場内で一切飲食ができないのはちょっと不便ですね。
- お尻の美 魅せられて今 心はパリ
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