最近観た映画(2012年8月#8:あなたへ)
人生のパートナーが先に逝った時、それをどう迎え入れるかということが主題の映画だと思いました。最愛の人への挽歌を、富山から平戸への1200kmのロードムービーとして、静かに歌い上げています。
6年振りの映画出演となる高倉健が、富山の刑務所の指導技官・倉島英二を演じています。彼は、亡き妻・洋子(田中裕子)が死後の葉書で依頼してきた、故郷・平戸市薄香港で散骨してほしいという願いを叶えるため、自作のキャンピングカー(ワンボックスカー)で富山から平戸へのドライブ旅行に出ます。
富山→飛騨高山→兵庫県朝来市和田山町(天空の竹田城址)→門司港→平戸市薄香港と旅をする訳ですが、ビートたけし、草彅剛、佐藤浩市、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、浅野忠信、長塚京三、原田美枝子らのそうそうたるメンバーがからんで参ります。
一週間の旅を描いたロードムービーで、話はやや出来過ぎているなと思いながら観ていたら、最後に落ちまでありました。夕日が海に落ちていく最後のシーンが印象的でした。監督は、降旗康雄でした。
- 夕日へも 人生の落ちを 考える
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