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2012年10月20日 (土)

最近観た映画(2012年10月#11:ミステリーズ 運命のリスボン)

 約4時間半の2部形式の長編ですが、長時間にもかかわらず画面から目を離せない、とても秀逸な仏映画でした。ナポレオンが活躍していた後の19世紀の欧州が舞台です。ポルトガルのリスボンが主な舞台ですが、話の進行に応じてイタリア、フランス、スペインにも展開されます。

 まだ電燈のない時代ですが、欧州貴族のきらびやかな生活、修道院における宗教の世界、欧州の美しい自然、ナポレオン軍の行動等が、次々と展開されます。物語の区切りに現れる紙芝居、様々なナレーション、手紙を朗読する際のボイスオーバー等が駆使され、観客を飽きさせません。また、ストリングスを主とした音楽も良く、当時の雰囲気をよく醸し出していました。

 15歳の主人公ジョアンと神父ディニス(アドリアーヌ・ルーシュ)を中心にストーリーは展開されます。不思議なことにいずれの母親もミステリアスな背景を持つ美女として描かれています。いずれも大恋愛の末に子供を設けます。謎が一つずつ解けていき、それらが複雑に関係し合い、重なり合う様がとても面白いと思いました。最後のシーンでは、照明がロウソクではなく電燈になっていたような気がしましたが、時代の流れを示しているのでしょうか。

 昨年70歳で亡くなったラウル・ルイス監督が最後に創った大作で、ポルトガルの文豪カミロ・カステロ・ブランコの小説を映画化したものだそうです。原題はポルトガル語で"Misterios de Lisboa"で、直訳すると「リスボンの謎」でしょうか。

  • めくるめく 謎から謎へ 美しく

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