最近観た映画(2012年10月#7:最終目的地)
人生の最終目的地はどこでしょうか。そう考えさせられる映画でした。2008年製作の米国映画ですが、やっと今日本で公開されています。アンソニー・ホプキンスと真田広之が共演している話題の作品です。
一作だけ有名な著作を残し自殺したユルス・グントの伝記を書く許可をもらうために、青年オマー・ラザキ(オマー・メトワリー)がウルグアイに住むグントの家族を訪れることから物語が展開していきます。ドイツから逃れてきたユダヤ人であるグントの広大な邸宅には、妻キャロライン(ローラ・リニー)、愛人アーデン(シャルロット・ゲンズブール)とその娘が同居しています。少し離れた家には、兄アダム(アンソニー・ホプキンス)とそのパートナのピート(真田広之)が住んでいます。オマー、そしてその恋人が、これらの世を捨てて暮らしていたような人々と関わることにより、それぞれがそれぞれの人生の最終目的地に向かって再び歩み出していきます。
米国の現代作家ピーター・キャメロンの原作を名匠ジェームス・アイヴォリー監督が映画化したものだそうです。原作では、ピートはタイ人であったが、真田の起用により、脚本では日本人に変えられたそうです。原題は"The City of Your Final Destination"です。
- 人生は どこまで往けど 未開の地
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