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2012年10月の4件の記事

2012年10月25日 (木)

最近観た映画(2012年10月#15:アウトレイジ・ビヨンド)

 現代のやる気のなさそうなヤクザをやらせたら、北野武の右に出る者はいないと思われます。暴力団の縄張りを巡っての抗争が映画のテーマですが、凝ったストーリーと意表を付く演出により観客を飽きさせません。北野作品だからでしょうか、三浦友和、加瀬亮、中尾彬、西田敏行ら、いわゆるトップクラスの男優が勢揃いしています。このヤクザらしくないキャスティングは、時代に合ったものを考えていたのではないかと思われます。しかし、どう観ても中尾彬や西田敏行は端役であり、ヒットマンの高橋克也に至っては台詞がないという、さすがは北野監督という使い方でした。賞は受賞するがヒットしないといわれていた北野作品、今回は賞は逃したが大ヒットしているようです。

 前作で死んだはずの大友(ビートたけし)が本当は刑務所で生きていて、出所後警視庁の暴力団担当の刑事片岡(小日向文世)にそそのかされて、大友との抗争の後規模を拡大させた山王会と戦うことになるというのが主題です。片岡刑事が、大友とは犬猿の仲だった木村(中野秀雄) を大友と組ませるように仕組み、暴力団同士を争わせて勢力をそぐという、さもありそうな話であることが面白いと感じました。いずれにしても、怒鳴り合いの段階から本格抗争の段階の入った途端に、殺し合いが始まりほとんどの登場人物が死んでいくというスピード感溢れる構成でした。終わり方がまた少し外れているような感じで、それがまた続編を予感させてく れるものでした。

 以前、北野監督が金熊賞か金獅子賞を受賞して成田空港に意気揚々と帰国しました。その彼に、女性のテレビレポーターが近づいて「たけしさん、これからはどのあたりに力を入れていきますか」と質問しました。すると彼は何と「ポコチン」と一言発したのを記憶しています。テレビニュースでこのシーンを何度か観ましたので、「ポコチン」は放送禁止用語ではありませんね。

  • やるきない ヤクザもヤクザ 今気質(かたぎ)

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2012年10月20日 (土)

最近観た映画(2012年10月#11:ミステリーズ 運命のリスボン)

 約4時間半の2部形式の長編ですが、長時間にもかかわらず画面から目を離せない、とても秀逸な仏映画でした。ナポレオンが活躍していた後の19世紀の欧州が舞台です。ポルトガルのリスボンが主な舞台ですが、話の進行に応じてイタリア、フランス、スペインにも展開されます。

 まだ電燈のない時代ですが、欧州貴族のきらびやかな生活、修道院における宗教の世界、欧州の美しい自然、ナポレオン軍の行動等が、次々と展開されます。物語の区切りに現れる紙芝居、様々なナレーション、手紙を朗読する際のボイスオーバー等が駆使され、観客を飽きさせません。また、ストリングスを主とした音楽も良く、当時の雰囲気をよく醸し出していました。

 15歳の主人公ジョアンと神父ディニス(アドリアーヌ・ルーシュ)を中心にストーリーは展開されます。不思議なことにいずれの母親もミステリアスな背景を持つ美女として描かれています。いずれも大恋愛の末に子供を設けます。謎が一つずつ解けていき、それらが複雑に関係し合い、重なり合う様がとても面白いと思いました。最後のシーンでは、照明がロウソクではなく電燈になっていたような気がしましたが、時代の流れを示しているのでしょうか。

 昨年70歳で亡くなったラウル・ルイス監督が最後に創った大作で、ポルトガルの文豪カミロ・カステロ・ブランコの小説を映画化したものだそうです。原題はポルトガル語で"Misterios de Lisboa"で、直訳すると「リスボンの謎」でしょうか。

  • めくるめく 謎から謎へ 美しく

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2012年10月12日 (金)

最近観た映画(2012年10月#7:最終目的地)

 人生の最終目的地はどこでしょうか。そう考えさせられる映画でした。2008年製作の米国映画ですが、やっと今日本で公開されています。アンソニー・ホプキンスと真田広之が共演している話題の作品です。

 一作だけ有名な著作を残し自殺したユルス・グントの伝記を書く許可をもらうために、青年オマー・ラザキ(オマー・メトワリー)がウルグアイに住むグントの家族を訪れることから物語が展開していきます。ドイツから逃れてきたユダヤ人であるグントの広大な邸宅には、妻キャロライン(ローラ・リニー)、愛人アーデン(シャルロット・ゲンズブール)とその娘が同居しています。少し離れた家には、兄アダム(アンソニー・ホプキンス)とそのパートナのピート(真田広之)が住んでいます。オマー、そしてその恋人が、これらの世を捨てて暮らしていたような人々と関わることにより、それぞれがそれぞれの人生の最終目的地に向かって再び歩み出していきます。

 米国の現代作家ピーター・キャメロンの原作を名匠ジェームス・アイヴォリー監督が映画化したものだそうです。原作では、ピートはタイ人であったが、真田の起用により、脚本では日本人に変えられたそうです。原題は"The City of Your Final Destination"です。

  • 人生は どこまで往けど 未開の地

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2012年10月 2日 (火)

最近観た映画(2012年10月#1:エージェント・マロリー)

 名匠スティーヴン・ソダーバーグが、ムエタイそして総合格闘技の本物の選手であるジーナ・カラーノを起用して製作したスパイ・アクション映画です。ジーナ(エージェントのマロリー・ケイン役)の体を張ったアクションが見物です。

 ストーリーは、時間的にも前後し、場所がニューヨーク州北部⇒バルセロナ⇒サン・ディエゴ⇒ダブリン⇒ニューヨーク州北部⇒ニューメキシコ⇒某海岸⇒スペイン語圏のリゾートと転々とするので、若干分かりにくさがあります。

 しかし、ハリウッドを代表する男優陣、ユアン・マグレガー(ケネス役)、マイケル・ファスベンダー(ポール役)、マイケル・ダグラス(コブレンツ役)、チャニング・テイタム(アーロン役)、アントニオ・バンデラス(ロドリゴ役)等が脇を固めており、アクションには隙がなく、映像を堪能できると思います。

  • 強すぎる 女にも また 色気あり

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