最近観た映画(2013年2月#2:マリーゴールド・ホテルで会いましょう)
老人達の映画だというので少しヒケましたが、実に明るくて、ユーモアたっぷり、とても前向きな作品でした。英国から老後の暮らしのためインドに渡った7人の話です。舞台はインド、何でもアリの世界です。生と死、大富豪とホームレス、高邁な思想と貧困、カラフルな色と喧騒、等々にあふれています。映画界ではここしばらくはインド・ブームになるのでしょうか。昨年はインド映画「ロボット」がブレークしましたし、今年のアカデミー賞作品賞にノミネートされている「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」もインドに関係した話です。
映画のタイトルにあるとおり、舞台はインドのホテルです。原題は"The Best Exotic Marigold Hotel"ですので、文字どおりならば「最高級の異国風マリーゴールド・ホテル」ですが、実は廃屋のホテルでした。そこへ英国から訳ありの7人が甘い言葉に誘われてやって参ります。異国でそれぞれがそれぞれの第二の人生を歩み始めます。しかし、皆なぜか明るく前向きなのです。父親のホテルを再建しようとしているインド青年の恋も、昔の日本に似たインドの慣習と戦うという未来志向で描かれます。
インドは英国の旧植民地であり英語が通じます。母国語が通用するというとても便利な点は違いますが、日本人が東南アジアで老後を暮すというライフスタイルを考えさせられる映画でした。どこで暮らそうと、いつも気持ちは前向きでなければならないと感じました。英・米となぜかUAE(アラブ首長国連合)の3国合作でした。
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