最近観た映画(2013年3月#10:野蛮なやつら SAVAGES)
現代最高の犯罪小説家の一人であるドン・ウィンズロウによるベストセラー小説「野蛮なやつら」を原作とする映画です。監督はオリバー・ストーンで、新たなクライム・ストーリーの系譜を目指したようです。原作者ウィンズロウも脚本に参加しており、1969年の映画「明日に向かって撃て」を明らかに意識しているものと思われます。
「明日に向かって撃て」では、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)、サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)とエッタ・プレース(キャサリン・ロス)の3人の友情と愛が描かれます。本作では、チョン(テイラー・キッチュ)、ベン(アーロン・テイラー・ジョンソン)とオフィーリア O(ブレイク・ライブリー)の3人になります。当然ながら、チョンとオフィーリアそしてベンとオフィーリアの間には肉体関係があり、それがあからさまに描かれています。
3人の商売は良質の大麻を室内で育成して、組織を通して売ることです。それで大富豪になり、カリフォルニア州オレンジ郡の高級リゾート・ラグーナ・ビーチで暮らしています。そこにメキシコの麻薬組織バハ・カルテルが魔手を伸ばしてきます。いろいろな場面で、悪徳麻薬取締官デニス・ケイン(太ったジョン・トラボルタ)が鍵になる役割を果たします。
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