最近観た映画(2013年5月#10:L.A.ギャングストーリー)
とても面白く、楽しんで観られました。しかし、巷の評判は最高と言うものではありませんでした。ややB級作品という分類には入るのでしょうが、西部劇と並んでハリウッドが得意とするギャング映画作品でした。残念ながら米国でしばしば発生する銃乱射事件とのからみで、公開延期や再撮影等の調整が必要だったらしいとのことです。
アクション的にも、ギャングのあの手この手の残酷非道な殺しの数々、クラシックカーによるカーチェイス、拳銃とマシンガンの究極の撃合い、ラフで壮絶な素手でのファイト等々見所が満載でした。一方で非常に危険なラブ・アフェアも登場し、最後まで飽きることはありませんでした。
ニューヨークのブルックリンからL.A.(ロサンゼルス)に乗り込んできて、政治家、判事、警察をことごとく買収して街に君臨するユダヤ系ギャング、ミッキー・コーエンに扮したのが名優ショーン・ペン、ギャングのボスの狂気と狂暴さを体現した彼の演技が特筆ものでした。
時は1949年、パーカーL.A.市警本部長(ニック・ノルディ)が、ジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローニン)にギャング団と闘う法律適用外の警察ギャング団を組織することを命じます。その中に二枚目のジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)がおり、コーエンの愛人グレイス・ファラデー(エマ・ストーン)と惹かれ合います。
原作はポール・リーバーマンの実話に基づく小説"Gangster Squad"で、映画の原題も同じで直訳すると「(警察側の特別)ギャング班」という感じでしょうか。エピローグで、ギャングとの闘いが終わった後の警官達のその後が紹介されますが、それも面白かったです。
- アメリカの 何と 究極な 発想か
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