« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月の2件の記事

2015年4月30日 (木)

4月後半(16日~30日)に観た劇場映画

4月後半(16日~30日)は、13本の劇場映画を観ました。見逃しそうな作品を追っかけるとともに、最新公開の作品も鑑賞しました。

・皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(米・墨)
・パプーシャの黒い瞳(ポーランド)
・カイト/KITE
▼インヒアレント・バイス ⇒1970年代の携帯電話もインターネットない時代のLAを舞台にしているが、なぜか古さを感じさせない あの頃ははそんなものかと思った 原作に忠実に製作しているらしいが、それが少し説明的過ぎて、長めの作品になっている 原題"Inherent Vice"とは、私の理解では「いずれ不具合を起こす、組み込まれた基本的な部品の欠陥」らしい 出現するかどうかは別として、これは誰にでも、何にでもあると思う
★アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)(独) ⇒空中からのアルプスの美しい映像に心打たれた 標高5000m近い山々、登山や鉄道や観光、牛の放牧等人々の生活等の映像で魅せてくれる アルプスの抱える氷河がドイツ南部・スイス・イタリア北部にすむ人々にとって真に生活の鍵になっていることに驚いた 生活用水、発電、酪農業などがすべて氷河からの水に全面的に頼っているのだ

・ストロボライト
▼イントゥ・ザ・ウッズ ⇒1980年代末に本場ニューヨーク・ブロードウェイの劇場で、当時新作だった本作を観たが、速すぎる歌の英語が分からなくて苦労した 今回字幕を観て内容はよく分かったが、ユーモアに富む内容なのに原語で理解できないのは残念 
・繕い裁つ人
★寄生獣 完結編 ⇒日本のVFXとしては素晴らしい作品だったと思う 製作費は莫大だったのではと思う 予定調和的な結末はやや気になったが、ゴミ焼却場の炎の中での後藤(浅野忠信)と泉新一(染谷将太)・ミギー(声が阿部サダオ)の戦いは見物 地球上で食物連鎖の頂点にある人間の活動に対する問題提起もあった
▼Mommy マミー ⇒カナダの若手俊英グザヴィエ・ドラン監督の最新作だが、私には未だに前衛的過ぎて理解できない部分も多い 画面は1:1の大きさらしいが、縦長に観えるのはなぜだろう

▼ソロモンの偽証 後篇・裁判 ⇒宮部みゆきの原作を結構忠実に再現しているのだろうが、私には途中で結末が分かってしまい、2時間半がやや無駄に長いような気がした
・恋するヴァンパイア
▼龍三と七人の子分たち ⇒ジジイのヤクザたちを格好悪くも、面白可笑しく蘇らせた 単純に笑えばいいのか…

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年4月15日 (水)

4月前半(1日~15日)に観た劇場映画

4月前半(1日~15日)は、9本の劇場映画を観ました。観た作品の質は割と高かったと思います。年度の初めなのでいろいろ行事がありましたが、それを縫っての鑑賞でした。

★恐怖分子(香・台) ⇒1986年、39年前の作品をデジタルリマスターしたものですが、物語と映像は全く旧さを感じさせない 携帯電話が存在しないのでその時代の映画だと分かりますが、それ以外は現在にも通用しそう
▼エイプリル・フールズ ⇒ストーリーはよく練られており、全体的にまとまっているが、やや説明が過ぎて、冗長な感じがした
★間奏曲はパリで(仏) ⇒フランス映画らしく、夫婦間の揺れる感情をきめ細やかに描いている 還暦を越えた(そうは見えないが)イザベル・ユペールが好演 最後の死海のシーンを観て、イスラエルに往きたくなった 原題の"La Ritournelle"は英語では"The Refrain"らしい
・ジヌよさらば ~かむろば村へ~
★パレードへようこそ(英) ⇒英国の作品には事実に基づいた優れたものが多いが、これもその一つ 1984年にサッチャー首相が打ち出したウェールズ地方の炭鉱閉鎖案に抗議して、長期の炭鉱ストを戦った炭鉱労働者とその家族を支援した、ロンドンのL(レズビアン)とG(ゲイ)の活動を描く 動機は共通の敵がサッチャーと警官で、炭鉱夫とLGの不思議な連帯が生まれた 保守的な英国でLGBTが市民権を得る過程で、このような連帯がバックアップしたことに驚いた 原題は"Pride"で、全編にプライドと愛が満ちている

▼ジュピター ⇒ウォシャウスキー姉弟の最新作 ストーリーはともかく、3D映像は凄い
★ギリシャに消えた嘘(英・仏・米) ⇒米国得意のフィルム・ノワール(でいいと思うが)は見応えがあった 冒頭のパルテノン神殿内部を実際に使ったシーンは美しく印象的 1960年代のギリシャ(アテネ、クレタ島)とトルコ(イスタンブール)、そしてファッションや車も見物 古き良き時代を感じさせる 「太陽がいっぱい」など多くの著作が映画化された米国出身の作家パトリシア・ハイスミスの推理小説「殺意の迷宮」(原題"The Two Faces of January")が原作
▼バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ⇒本年のアカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の4冠を受賞 ニューヨーク・ブロードウェイの劇場が舞台 ドラムのリズムだけで、舞台裏の楽屋に通じる通路をくねくねと往き交う俳優を手持ちカメラで追った映像は面白い このテーマは若い時に一度に売れて金持ちになる経験をよく知っている業界の人達には深い共感を覚えるのだと思うが(その結果がアカデミー賞受賞か)、一つひとつコツコツを積み上げていく我々サラリーマンには今一つぴんと来ない
・マジック・イン・ムーンライト(米・英)

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »