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2015年9月の2件の記事

2015年9月30日 (水)

9月後半(16日~30日)に観た劇場映画

9月後半(15日~30日)は、14本の劇場映画を観ました。9月後半は、作品も小生もやや中だるみ気味でした。ただし、最後に★がありました。

・天空の蜂 ⇒行動の裏にある社会的主張や背景が充分に描かれていないので、なぜこのようなことをするのかがやや不明確 VFXの大型ヘリと多分実物のヘリの空中アクションは見物
・内村サマーズ THE MOVIE エンジェル ⇒松本人志の作品を思い出しながらzzz...
▼ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女 ⇒米国の作品だが、白黒で、イランを思わせる風景、(多分)ペルシャ語の会話等々斬新 欧米ではヴァンパイア(吸血鬼)の話が定番のように繰り返されるが、こんなバージョンもあるのかという感じ 原題は"A Girl Walks Home Alone at Night"
・ピエロがお前を嘲笑う(独) ⇒最後がいまひとつ分からなかった 原題は"Who Am I - No System Is Safe" WhoAmIは主人公のハンドルネーム 属したハッカー集団の名はCLAY = Clown Laughs At Youで、邦題はこれから採用したものと
▼3泊4日、5時の鐘 ⇒少々誇張されているが、人と人との係わり合い、心理的な変化等についての描き方に感じ入った そこで小津安二郎監督が何本もの脚本を執筆したという茅ヶ崎館と茅ヶ崎海岸での、文字どおり3泊4日間の出来事を、ハプニングを交えながら、淡々と描いている 初日だったので、茅ヶ崎で映画作成に係わった地元の人達が多く鑑賞に来ていたようだ

・ハッピーボイス・キラー ⇒好きな女性を傷つけるのはいかがなものかと思うが… B級ホラー映画としては楽しめる 原題は"The Voices"で、主人公には犬や猫の声が聞こえる
・映画 みんな!エスパーだよ! ⇒園子温監督、染谷将太主演のゴールデン・コンビによる作品 漫画がオリジナルで、かなりエッチで荒唐無稽なストーリーは笑える
・ぼくらの家路(独) ⇒母子家庭で暮らす2人の少年兄弟が自立を目指す夏を描く ドイツでも家庭崩壊が課題になっているのか 原題は兄の名前でもある"Jack"
・天使が消えた街(英・伊・独) ⇒2007年にイタリアのペルージャで起きた、英国人女子留学生の惨殺事件のことは知らなかった 欧米では有名な本事件を基にしたサスペンス作品 原題は"The Face of an Angel"で、原作になったノン・フィクション"ANGEL FACE: Sex, Murder and the Inside Story of Amanda Knox"から採用か
▼アントマン ⇒極小になって格闘アクションを行うという新しいアイデアを評価 VFXを駆使しないと映像にならないよね

・Dearダニー 君へのうた ⇒実話に基づく話らしい 米国のフォーク歌手ダニー・コリンズを肌で知っていればもっと楽しめたかも… アル・パチーノの演技は良かった 原題は素直に"Danny Collins"
・進撃の巨人 ATTACK on TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド ⇒よく分からないなストーリーに中途半端なアクションでお疲れモード
・私たちのハァハァ ⇒パーティ後の鑑賞で、北九州の少女たちの若さと躍動感に驚きながらzzz...
★かけがえのない人 ⇒米国の恋愛ベストセラー作家ニコラス・スパークスの原作を映画化 現在と20年前を往復するが、分かりやすい ストーリーが結構凝っていて哭かせる 悲恋であるが、最後は生まれ変わり的に 20年間の前と後でかなり顔が違う俳優を起用しているのは残念 原題は"The Best of Me"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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2015年9月15日 (火)

9月前半(1日~15日)に観た劇場映画

9月前半(1日~15日)は、12本の劇場映画を観ました。気候が良くなって、週末は映画鑑賞とゴルフが競合するようになりました。

・懲罰大陸★USA ⇒発想は面白いが、言葉が多すぎて付いて行けなかった 今米国で話題になっているドナルド・トランプが大統領になったらどうなるかを、つい考えた 残念ながら劇場内がサウナ風呂のようだった
・S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE ⇒映像としてはよくできていると思ったが、何か物足りなかった 大森南朋が意外と主役級で、いい演技をしていた
▼しあわせへのまわり道 ⇒懐かしいニューヨークの映像に見とれた 夫婦の倦怠期には、何か新しい展開が必要か(「わたしに会うまでの1600キロ」と同じ) ニューヨークの移民(合法・不法・違法)の実情も分かる
・アンフェア the end ⇒篠原涼子の黒い雰囲気や投げやりな台詞は相変わらず格好よかったが、検察や警察がすべて悪という設定はどうも…
▼インサイド・ヘッド ⇒遅ればせながら鑑賞 アニメでなければ★をあげたかもしれない 人間の頭の中の感情をよく研究している 本作ではヨロコビ(joy)、カナシミ(sadness)、イカリ(anger)、ムカムカ(disgust)とビビリ(fear)が登場 本作と似ている「脳内ポイズンベリー」では、ポジティブ、ネガティブ、衝動、記録そして理性が登場していた 原題は"Inside Out"

▼ヴィンセントが教えてくれたこと ⇒破綻老人のヴィンセントを演じているビル・マーレイがとても上手かった 愛すべきキャラだから、結局愛すべき人も集まって来るのか…
・ラスト5イヤーズ ⇒二番館の2本立ての1本目として鑑賞 これは劇場舞台でのミュージカルとして観た方がいいと思う
▼ピッチ・パーフェクト ⇒2本立ての2本目として鑑賞 続編「ピッチ・パーフェクト2」が製作完・公開間近であり面白そうなので、前編をその前にと急いだ 学園青春ドラマに音楽を組込んだストーリーが好ましい ヒロインはたまたま「ラスト5イヤーズ」と同じアナ・ケンドリック
▼猫侍 南の島へ行く ⇒本作の下馬評は余り芳しくなかったが、馬鹿馬鹿しくも面白かった 上映館は少ないが結構集客 歌手の松崎しげるも出演しており、エンドロールで歌われる、猫侍版「愛のメモリー」も良かった
▼赤い玉、 ⇒映画の本筋、主役の映像教授時田(奥田瑛二)が書いているシナリオ、それに沿った彼の妄想、そして学生達が撮影する映画が絡み合って複雑だが、なかなかの展開 18歳以上指定なので、それなりに濡れ場も 関根惠子が出演しているが、製作にも参加している

・黒の刺客(台・中・香・仏) ⇒白黒で始まって、途中でカラーになる映像は美しい ただ、今年のカンヌ映画祭・監督賞受賞の本作はやはり難しい
▼キングズマン(英) ⇒007のオマージュと言われているが、そんなことには関係なく痛快だった 英国流ブラック・ユーモアにあふれ、新しい趣向のアクションを取り入れ見応えがある アカデミー主演男優賞受賞のコリン・ファースと後半そっくりになって登場するタロン・エガートンが熱演 原題は少し長く"Kingsman: The Secret Service"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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