1月前半(1日~16日)に観た劇場映画
1月前半(1日~16日)は、7本の劇場映画を観ました。お正月と2度の大阪出張で、なかなか映画鑑賞する機会がありませんでした。観た作品はそれぞれ特徴のあるものでした。
▼消えた声が、君の名を呼ぶ(独・仏・伊・露・ポーランド・加・土・ヨルダン) ⇒100年前のオスマン・トルコ帝国で、100万人ものアルメニア人が虐殺されていたとは… 喉を切られ声を失った主人公ナザレットが生き延びた娘2人を追って北米にまで 彼を助ける優しい人もいたが、こういうことは繰り返したくない 多数の国が製作に係わっている本作の原題は"The Cut"
▼きみといた2日間 ⇒舞台劇のように言葉が飛び交う作品 セフレ紹介ネットで出会った訳あり男女の「一夜+一夜」をコミカルに描く 米国の若者(書いているのはおじさん、おばさんか?)のSEX観がよく分かる 原題は"Two Night Stand"で、「一夜限りの情事」を意味する"One Night Stand"のモジリか
▼人生の約束 ⇒経済的合理性と人情・愛情を対比する作品 前者は東京のハゲタカM&A企業であり、後者は富山県射水市新湊の曳山まつりを中心にして生きる町内ということになろうか 配役は前者が竹之内豊であり、後者が江口洋介になる
▼ブリッジ・オブ・スパイ ⇒歴史実話に基づいた作品にはスティーブン・スピルバーグ監督の才能がとても輝く スパイの人格(人格があるかどうか分からないが)、弁護士の人格が国益に巻き込まれていく 原題も" Bridge of Spies"
▼広河隆一 人間の戦場 ⇒フォトジャーナリスト・広河隆一、こんな人がいたのか 「ジャーナリストの前に人間であり、人間が幸せに生きる権利が侵されることと戦う」と語る したがって、人間の尊厳をふみにじられるところは人間の戦場であり、その現実を報せること(知る権利)が何よりも大切とのこと
▼の・ようなもの のようなもの ⇒故森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」(1981)へのトリビュートのようなもの(続作) 落語家一門にまつわる話を、森田作品なじみの俳優により、コミカルに描く
▼白鯨との闘い ⇒海中のこんな映像がどうやって作成されたのかと思った 実写やVFXを駆使したのだろうが… ハーマン・メルビルの名著「白鯨」に隠された事実を明かしたノンフィクション小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を原作にして、名匠ロン・ハワードが監督し製作 それにしても、現在捕鯨反対でやかましい欧米諸国が19世紀当初こんなにも鯨を獲っていたなんて…
(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品
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