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2016年2月の2件の記事

2016年2月29日 (月)

2月後半(15日~29」日)に観た劇場映画

2月後半(15日~28日)は、15本の劇場映画を観ました。アカデミー賞の発表もあり、映画人気は続いているようです。

・ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります ⇒エレベーターがないが、ウイリアムズバーグ橋とマンハッタン・スカイスクレイパーの眺めがいい、ブルックリン区の5階建の最上階住宅を売りに出すとどうなるかというコメディ作品 主人公は5階まで階段で登るのが苦痛になった老夫婦と老犬 小説の原作"Heroic Measures"(邦題「眺めのいい部屋」)があり、映画の原題は"5 Flights Up"になっているが、この場合の和訳は「5階までの登り」か
▼マギー ⇒アーノルド・シュワルツネッガー初製作のゾンビ作品らしい ゾンビ化する最愛の娘とその父親(シュワルツネッガー)の愛情に重点をおいた新機軸 その娘は亡くなった先妻が産んだ長女であり、後妻とその二人の子供は避難することになる 身近に起こりそうな事柄を冷徹に扱っておりヒューマン・ドラマにもなっているし、音楽もいい 原題は"Maggie"でヒロインの娘の名前で、亡き母(先妻)が大好きなマーガレットの花からとった
・ビューティー・インサイド(韓) ⇒人は人の外見ではなく、その本質に恋し愛するという真実を、ずいぶん回りくどい方法で表現したファンタジー作品か 原題も"The Beauty Inside"
・猫なんかよんでもこない。 ⇒猫たちの演技(?)に喝采 猫の生態がよく分かった 猫を飼うのも難しいなと思った
▼ピンクとグレー ⇒冒頭に事件の映像が流されて、TVのサスペンス・ドラマのように始まったが、次に普通の青春夢物語のような展開 しかし、劇中劇のテクニックで突然場面展開し、すべての登場人物の立場が入れ替わるような感じに 行定勲監督の手腕に感動した

・SHERLOCK シャーロック 忌まわしい花嫁(英) ⇒台詞、特に主人公の台詞が速すぎて付いて行けなかった 22時からのレイトショーでアルコールも入っていたからなおさらか 原題は"Sherlock: The Abominable Bride"で邦題どおり
・メモリーズ 追憶の剣(韓) ⇒イ・ビョンホンの韓国チャンバラ映画 映像は美しかった 特に最後の殺陣のシーンで雪が降ってくるところは良く、「柘榴坂の仇討」を思い出した 韓国の若い女性は一重瞼なのかなと、変なことを思った 原題も"Memories of the Sword"
▼ザ・ガンマン(米・西・英・仏) ⇒ショーン・ペン初の超アクション作品らしい 撮影当時54歳の彼は素晴らしく体を鍛えていた 監督が「96時間」のピエール・モレルとあって、リーアム・ニーソンのアクションを彷彿とさせる場面も 舞台がアフリカ・コンゴ、英国ロンドン、スペイン・バルセロナと大展開し、最後はスペインの美しい闘牛場へ 原題も"The Gunman"
▼マンガ肉と僕 Kyoto Elegy ⇒同名の原作短編小説を映画化 京都が舞台の不思議な青春喜劇作品 京阪の出町柳駅のシーンは印象的 上映後杉野希妃監督(兼出演)と徳永えりのトークがあった 杉野監督は映画出演時より少し丸くなった印象
・X-ミッション ⇒サーフィン、モトクロス、ウイングスーツ・フライング、スノボード、フリー・クライミング等々、エクストリーム・スポーツの映像が息も付かせず次々と CGを使わず、ほとんどプロ・アスリートのスタントというのは驚き 原題は"Point Break"で、最初と最後に登場するサーフィンに関する言葉で「海岸の特定の場所で波がトンネルのように崩れること」を意味するらしい

▼キャロル ⇒米国女流作家パトリシア・ハイスミスの小説「ザ・プライス・オブ・ソルト」(1952年)を映画化 1950年代のニューヨーク・シティの街、車、ファッション、レストラン等の雰囲気が充分に味わえる ルーニー・マーラがだんだん美しくなっていくのが不思議 原題も"Carol"
・火の山のマリア(グアテマラ・仏) ⇒グアテマラ発の映画でベルリン国際映画祭(2015年第65回)で初めて銀熊賞(アルフレッド・バウアー賞)を受賞した作品 中米火山地帯の貧しい地域の話だが、課題は世界共通と感じた 原題は"Ixcanul"だが現地語らしくグーグルでも翻訳不能 想像するに多分「火山」の意か
・創造と神秘のサグラダ・ファミリア(スイス) ⇒始まる前にローストビーフとビール・ハイボールを楽しんだため、すっかり轟沈 原題は"Sagrada: El misteri de la creacio"(カタロニア語らしい)で、和訳すると「サグラダ(「聖」という意らしい):創造の謎」
・ドラゴン・ブレイド ⇒ローマ帝国と中国・漢の時代に、中国西域で両国の軍勢が戦ったという史実に基づいた作品らしい ジャッキーチェンの作品らしからぬ、大人数のシーンが多く、砂漠での巨大軍勢同士の激突は見物 原題は「天将雄師 Dragon Blade」
▼ザ・ブリザード ⇒実話に基づく作品は印象が強烈 1970年代に米国マサチューセッツ州沖の大西洋で起きたタンカー海難事故の救出劇 米国沿岸警備隊史上最も偉大な救出劇といわれているらしい 4人の隊員が乗船した小型木製救助艇で、荒れる海の砂洲を乗り越えて約3時間の間に、前後二つに割れたタンカーの後部から32人の生存者を救ったという VFXを駆使しているのだろうが、海上の映像が素晴らしい 原題は"The Finest Hours"で、多分「神が下りた時間」的な感じか

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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2016年2月14日 (日)

2月前半(1日~14日)に観た劇場映画

2月前半(1日~14日)は、13本の劇場映画を観ました。最初は好調な勢いで劇場通いを続けていましたが、札幌の義兄が亡くなり10日・11日と札幌とんぼ返りをしたため、最後は尻すぼみになりました。

▼信長協奏曲(ノブナガコンツェルト) ⇒コミックのTVドラマ化に続く劇場版だけあって、話は無茶苦茶だがコミカルで面白い ロケハンは全国にわたり、日本各地で撮影したのは大変だったと思う
▼ドリーム ホーム 99%を操る男 ⇒リーマン・ショック後、米国では住宅ローンを払えなくなって家を差し押さえられ、強制退去させられることが多発したという実話を基に製作されたサスペンス 他人の不幸を糧に儲ける奴は儲けるということがテーマで、音楽も含めて、緊迫したシーンが続く 原題は"99 Homes"だが、「100軒の家を儲けに活用しようとしたが、1軒で…」という感じか
▼はなちゃんのみそ汁 ⇒劇場公開を見逃しそうになったが、ギリギリで鑑賞 基本的にはコメディなのだが、終盤に思った以上に涙腺をやられてしまった 一青窈作詞・歌の主題歌「満点星」を主人公(広末涼子)を中心に皆で歌うラストシーンが最高潮 「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を担当した阿久根智昭が脚本・初監督 確かに似たような笑いも多かった
▼ザ・ウォーク ⇒ロバート・ゼメキス監督の物語る力を再認識 9.11テロにより今はないニューヨーク・シティのワールド・トレード・センターの南北2棟の間に、1974年の夏鋼鉄ワイヤーロープを張り、命綱なしで渡った仏人曲芸師フィリップ・プティの実話を語る VFXの使い方も抑制が効いていて好感が持てる 彼の過去の作品「フォレスト・ガンプ 一期一会」や「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を思い出した 「フォレスト・ガンプ」は小生の最も好きな映画の一つ 原題も"The Walk"
▼ブラック・スキャンダル ⇒米国の犯罪映画は奥が深い FBIが情報提供者やおとり捜査を使っているのは周知の事実だが、一歩踏み外すととんでもないことになる 1970年代にサウス・ボストンで実際にあったアイルランド系ギャングとFBI捜査官の癒着の実話に基づく作品 1988年にボストン・グローブ紙の報道で事実が明らかになり、凶悪犯ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーに当時FBI史上最高の懸賞金がかかる 小生も米国にいた頃に実際にこんなことが起きていたのかと驚く 監督はスコット・クーパーで、バルジャーを半禿げ頭に扮したジョニー・デップが怪演 原題は"Black Mass"だが、「暗黒のマス、塊り、集合」という意味と「暗黒のマサチューセッツ州」という意味をかけているか

▼クリムゾン・ピーク ⇒ストーリー仕立ても良く、結構怖い作品だった メキシコ出身の鬼才ギレルモ・デル・トロが監督 豪州出身の女優ミア・ワシコウスカは不思議だ 「ジェーン・エア」(2012年公開)でもコメントしたが、最初は平凡な感じだが、物語が進むうちにだんだん美しくなっていく 「ゼロ・ダーク・サーティ」で好演したジェシカ・チャステインが悪女を熱演 原題も"Crimson Peak"で、"Crimson"は「深紅、臙脂(えんじ)色」の意で「血の色」も表す
・残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋- ⇒上記「クリムゾン・ピーク」を観た後だったので、いま一つと感じた 設定された舞台が小生の住んでいる小平市だったのがちょっと残念か
★ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る ⇒貯金をすべて使い果たして本作を製作した八木景子さん(上映後舞台挨拶された)に敬意を表する 和歌山県太地町のイルカ漁を、故意の創作も交えて批判的に描いたドキュメンタリー「ザ・コーヴ」(2009年第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞)への反論として、英語ベースで本ドキュメンタリーを製作 シー・シェパードは太地町での活動が資金集めになるから取り組んでいる、日本人は表だって反論しないので批判しやすい、IWCは捕鯨全面禁止を議論してはいない、そもそもニクソン大統領時代にベトナム戦争を環境破壊とスウェーデンに批判された米国が反捕鯨団体に資金提供して日本をスケープゴートにした(米国公式文書発見)、ペリー来日以来米国はずっと日本に辛く当たっている、等々ときたらどう反応すればいいのだろう
▼さらば あぶない刑事 ⇒還暦前後になってこのアクションに挑んだ舘ひろしと柴田恭兵に敬意 仲村トオルのボケ、浅野温子の天然、吉川晃司の悪役、それぞれに味があった
▼オデッセイ ⇒火星に一人取り残されるが、救出までの約2年間を知恵と勇気で生き延びた宇宙飛行士をマット・デイモンが熱演 監督は「エイリアン」のリドリー・スコット NASAの全面協力を得て撮影されたそうだ 救出に至るまでにいろいろなアイデアや工夫が飛び出す 原題は、アンディ―・ウイアーの原作小説と同じ"The Martian"で、翻訳本では「火星の人」

▼俳優 亀岡拓次 ⇒路地裏で話題になっている本作を押っ取り刀で鑑賞 とても面白かった 実社会、実人生では脇役、補佐役、影の存在がいかに重要かが分かる 主役の安田顕もいいが、小生の好きな麻生久美子がマドンナ役で出演 上映後の横浜聡子監督の語りが自然体でとてもいい
・シーズンズ 2万年の地球旅行(仏) ⇒制作費は40億円らしい さすがにどうやって撮影したのだろうという映像が満載 人類と動物の共生についても考えさせられる 原題は仏語で"Les Saisons"="The Seasons"(英語)=「四季」
・スティーブ・ジョブズ ⇒マイケル・ファスベンダーが熱演すればするほど、スティーブ・ジョブズは変人・奇人だということが分かる これが公式伝記映画らしいが、ややつまみ食い的で散漫か

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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