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2016年4月の3件の記事

2016年4月30日 (土)

4月下旬(21日~30日)に観た劇場映画

4月下旬(21日~30日)は、11本の劇場映画を観ました。ゴールデンウィークに向けて一気に封切り作品が増えました。

・砂上の法廷 ⇒キアヌ・リーブズ主演の法廷ミステリー作品 父親殺人の容疑者とされる息子が終盤に告白するまでの盛上げが見所
▼蜜のあわれ ⇒室生犀星晩年の幻想小説を石井岳龍監督が耽美な映像に仕上げている 17歳の時に原作を読んで以来、映画化された時は主演したいと二階堂ふみは考えていらたらしい
・あいつだ(韓) ⇒釜山で発生した殺人事件を基に映画化 未来の死を予見できる謎の女が登場し、猟奇殺人事件が姿を現す 英語原題は"Fatal Intuition"ですが、私が和訳すると「死の直観」でしょうか
▼モヒカン故郷に帰る ⇒「キツツキと雨」「横道世之介」の沖田修一監督がオリジナル脚本で描くホームコメディ 主人公に「舟を編む」の松田龍平、その恋人に「もらとりあむタマ子」の前田敦子、そしてその父親に柄本明を配し、なかなかいい出来具合 舞台は瀬戸内海の架空の島、主人公の故郷戸鼻島に設定(ロケは広島県の島々か)
・SHARING ⇒デジャブーあり、予知能力あり、ドッペルゲンガ-ありで、また不条理劇のようでもあり、なかなか解釈が難しかった 3・11前後の、人々のこうしていたらという思いが詰まったような作品

・さざなみ(英) ⇒原題は"45 Years"で、結婚45周年パーティを週末に控えた夫婦の間に起きた小さな行き違いを描く ハッピーエンドだが、結婚前の過去の話にそんなに拘る必要があるのだろうか
・アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち(英) ⇒ナチスドイツの下で、ユダヤ人虐殺を実行した責任者アドルフ・アイヒマン(元ナチス親衛隊将校)は、1960年にイスラエル諜報機関モサドによりアルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内で発見・身柄確保された 翌1961年にエルサレムでアイヒマンの裁判が行われるが、その模様を撮影し、世界中でテレビ放映を実現させたテレビマン達の活躍を描く 裁判中表情を一つも変えないアイヒマンがやはり異常 原題も"The Eichmann Show"
・フィフス・ウェイブ ⇒地球外生物による地球侵略を描くSFサスペンス VFXを駆使した映像は凄いが ストーリーが今一つつながりが弱いか 原題もそのまま"The 5th Wave"
・テラフォーマーズ ⇒同名の大ヒット・コミックを三池崇史監督が映画化 アイスランドでロケをしたという荒涼たる風景、昆虫に扮した独特のメイク、そして駆使されたVFX等、大作映画の魅力に溢れる しかし、錚々たる出演者たちはすべて昆虫達に変身するので、全員スーツアクターのようになり、誰が誰だが分からなくなるのが難点 火星に巨大な人間風ゴキブリが無限に存在するのが恐ろしい
・ちはやふる-下の句- ⇒この作品も前・後編の壁を超えられなかったかなという感じ 前編は動きも多かったし、子供時代からの思い出があり、競技かるた部創部から東京都大会優勝までのストーリーが秀逸だった

・あやしい彼女 ⇒昨年ヒットした韓国映画「怪しい彼女」のリメーク 一日4本目の映画だったので目がショボショボ 倍賞美津子と多部未華子の熱演がファンタジーヒューマンドラマに華を添える ラストシーンも印象的

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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2016年4月20日 (水)

4月中旬(11日~20日)に観た劇場映画

4月中旬(11日~20日)は、9本の劇場映画を観ました。出張の合間に頑張りました。

★リップヴァンウィンクルの花嫁 ⇒3時間の長尺物だが、バッハやモーツァルトの心地よいクラシック音楽に載せた不思議な物語と映像は飽きさせることなく、時の流れを感じさせなかった なぜかは分からないがやたらに存在感のある主演の黒木華は、本作の原作・脚本・監督をすべてこなした岩井俊二監督が惚れ込んだだけあり、将来の大女優かもしれない
▼ボーダーライン ⇒米国のメキシコ国境地帯における、メキシコ麻薬カルテルを扱った作品は沢山あり、いくつかは観たが、本作のリアルさは結構抜きん出ていた 法も正義もへったくれもない世界が描かれている メキシコのファレスという街は世界で一番危ないところらしい 原題は"Sicario"(西語)="Hitman"(英語)=「殺し屋」らしい
・獣は月夜に夢を見る(デンマーク・仏) ⇒北欧ではなぜヴァンパイア(吸血鬼)の物語が次々と映画化されるのだろうか 神話や伝説に深く組み込まれているのだろうか 本作は女性ヴァンパイアに狼人間が合成されているようだ 原題は"Nar dyrene drommer"(デンマーク語)="When the animals dream"=「動物が夢を見る時」らしい
・バンクシー・ダズ・ニューヨーク ⇒ニューヨークにおける謎に包まれたアーティストの活動を追ったドキュメンタリーだが、???
★スポットライト 世紀のスクープ ⇒今年の第88回アカデミー賞作品賞と脚本賞を受賞した、実話に基づく作品 カトリック教会の神父たちが犯した少年少女達への性的虐待を、ボストン・グローブ紙のスポットライトというコラムの記者達が追い詰めていく、2001年から2002年にかけての鬼気迫る様を描く 世界中のカトリック教会で本作のような事件が頻発していたなんて 人間の本能は難しいな 原題も"Spotlight"

・バット・オンリー・ラブ ⇒声を失った佐野和宏監督が監督兼主演 作品の中で声にならない声で叫ぶシーンはなかなか迫力があった 上映後のトークショーに監督自らが登場 筆談だが面白かった
▼ミラクル・ニール!(英) ⇒英国流SFファンタジー・ドタバタ・コメディは面白い 今回は先進宇宙人が地球人の資質を判定するという前提 超能力を付与された主人公が何でもできるが、的確に指示しないと、物事が行き過ぎることがまた喜劇 原題は"Absolutely Anything"で、翻訳すると「絶対に何でもできる」か
・孤独のススメ(蘭) ⇒お一人様がますます増えている日本でも似たような話が生じるのではないかと思った 最後に主人公の息子が歌う唄「マイ・ライフ」とラストのマッターホルンの映像がいい 原題は"Matterhorn"=「マッターホルン」で、これは主人公の思い出の場所
▼ルーム(アイルランド・加) ⇒本作を観てすぐ「朝霞市の女子中学生が誘拐されて千葉市で2年間監禁されていた」事件を思い浮かべた 女子高校生の時に誘拐されて7年間監禁された主人公ジョイと監禁中に産んだその5歳の息子ジャックの物語 監禁小屋の内側の小さな世界と外界の大きな世界の対比、そして解放された喜びと苦悩の対比に、この作品の素晴らしさを見い出した ヒロインを演じたブリ―・ラーソンは今年の第88回アカデミー賞主演女優賞を獲得 実話に発想を得たアイルランド出身の作家エマ・ドナヒューの小説「部屋」を映画化 原題も"Room"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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2016年4月10日 (日)

4月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

4月上旬(1日~10日)は、10本の劇場映画を観ました。単館上映作品を結構追ったような気もしました。

・暗殺教室 卒業編 ⇒これも一作目を超えられなかったような気が…(世間の評価は違うが) 新入社員歓迎懇親会の後だったので、かなり覚えていない
▼見えない目撃者(中・韓) ⇒韓国映画「ブラインド」の中国語版リメイクで、同じ韓国人監督が担当 行き過ぎた暴力もなく、丁寧に創り込まれたクライム・サスペンス 原題は「我是証人 The Witness」=「私が証人」
▼バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 ⇒これは理屈抜きで映像を楽しむものだろう DCコミックスのヒーロー達、スーパーマン、バットマンそしてワンダーウーマンが勢揃い 後に誕生したマーベル・コミックのヒーロー達、キャプテン・アメリカそしてアベンジャーズに対する対抗姿勢も 多分スーパーマンは再び復活するだろう 原題も邦題どおり"Batman v Superman: Dawn of Justice"
・桜ノ雨 ⇒「桜ノ雨」という楽曲は知らなかった 中高生の定番卒業ソングになっているらしい 聴いてみると確かにいい音楽のようだ 当初音声合成ソフトの初音ミクがボーカルだったとのこと 歌は人々の心をつかむ
▼下衆の愛 ⇒半分本当の話で、半分嘘の話のようなところが最高 もう一度人生が送れるならば、こういう「ゲス」な世界も体験したいかな 上映後の内田英治監督を中心としたトークショーも面白かった プロデューサーのアダム・トレルが本作の絵葉書を配っていた "LOWLIFE LOVE"というサブタイトルが付いている

・天使にアイム・ファイン ⇒不思議に元気をもらえる作品だった 「幸福の科学」の大川隆法が原作・製作総指揮らしい
・LOVE 3D(仏・ベルギー) ⇒昨年のカンヌ国際映画祭で話題になった作品らしい 3Dを使っているが、いずれにしてもやや中途半端な気がした 冒頭のボカシがなければ違ったかもしれない 俳優も中途半端なのは仕方がないか 原題は単に"Love"
・母よ、(伊・仏) ⇒女流映画監督の仕事と彼女の母の介護・死をテーマとする作品だが、イタリアの明るいコメディ ナンニ・モレッティ監督も主人公の兄として出演 原題は"Mia madre"="My Mother"=「私の母」
・光りの墓(タイ・英・仏・独・マレーシア) ⇒2010年第63回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得して世界的に有名になった、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の最新作 タイの豊かな自然の中で、監督独特の死者も交えた悠久の時間の流れを追う やや付いていくのは容易ではないか 原題は"Rak ti Khon Kaen"だが意味不明
▼父を探して(伯) ⇒ブラジルのアニメは初めて観た とてもシンプルな絵創りで、台詞もほとんどなく(あっても字幕がないので意味不明)、とても新鮮な印象 しかし、内容は充分フォローできるし、感情移入もできた 原題は"O Menino e o Mundo"(ポルトガル語)=「少年と世界」

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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