8月上旬(1日~10日)に観た劇場映画
8月上旬(1日~10日)は、5本の劇場映画を観ました。札幌北高の同窓会に出席したため、札幌でも3本鑑賞しました。
・セトウツミ ⇒高校青春物語+漫才 池松壮亮と菅田将暉という若手有望俳優が共演 原作は漫画で、「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣が監督
▼シン・ゴジラ ⇒このシン・ゴジラは制御不能な原発にも観えるし、だんだん人間味を失いつつある追い詰められた人々の心理にも思える 一体どのような明日があるのか 広い空間をとらえた特撮・VFXも秀逸
★トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ⇒ダルトン・トランボという米国の脚本家については何も知らなかった しかし、「ローマの休日」「スパルタカス」「栄光への脱出」「ジョニーは戦場へ行った」「パピヨン」等の作品は知っていた トランボはこれらすべての作品に関わっていた 第二次世界大戦後から1950年代にかけて米国内を席巻した赤狩り運動により投獄までされたトランボが、赤狩り勢力からの抵抗を避けるため、ゴーストライターになったりや偽名を使用したりしていたからだ トランボは1974年に真実を語り名誉を回復した しかし、「ローマの休日」の原案がトランボのものと認定され、1954年第26回アカデミー賞原案賞が彼に妻クレオに改めて授与されたのは1992年のことだった 本作はトランボの苦悩と彼を支え続けた家族の姿を感動的に描く 本作はまた民主主義国家においては大衆運動が時にはいかに誤った結果を生じるかということも示唆 そういう意味で、米国の今年の大統領選も注視したい 原題は単に"Trumbo"
・花芯 ⇒1956年に瀬戸内晴美(現寂聴)が発表した同名小説の映画化 今ではそれほど驚かない話でも当時はかなり衝撃的なものだっただろう
・アンフレンデッド ⇒全編スカイプとフェイスブックによりパソコン上で製作されたホラー作品 現代のネット社会を象徴するような作品 原題は"Unfriended"で、和訳すると「友達リストから削除された者」か
(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品
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