11月上旬(1日~10日)に観た劇場映画
11月上旬(1日~10日)は、11本の劇場映画を観ました。最近は物凄い数の作品が次々に封切られるので、とても鑑賞が追いつきません。
・フランコフォニア ルーブルの記憶(仏・独・蘭) ⇒ルーブル美術館の記憶(歴史)をナチス・ドイツ占領時代、ナポレオン皇帝時代等まで辿る ナレーションは何語なのだろう 原題も"Francofonia"だが、どういう意味か グーグルで言語の自動検出をすると葡語で「フランス語圏」となった
▼バースデーカード ⇒引っ込み思案な娘を気遣いながら、娘が10歳の時に亡くなった母が、娘が20歳になるまでバースデーカードとメッセージを贈るという話 主役の紀子(のりこ)、のんちゃんを3人の子役が演じ、最後に4人目の橋本愛にバトンタッチ 娘と息子はいろいろ反発しながらもしっかりと成長していく 木村カエラによる主題歌「向日葵」がいい
・デス・ノート Light up the NEW world ⇒あまりにも簡単に人が死んでいくので、現実味がなく、実感がわかなかった 途中で緊張の糸が切れた
▼築地ワンダーランド ⇒東京の築地市場がいかに優れた水産物卸売機能を持っているのかがよく分かった 高級すし店等の飲食店の需要を常に先回りして把握して、常時適切な仕入れを行う仲卸業者の機能がとりわけ重要か
▼ザ・ギフト ⇒誰も死なないのだが、とても恐ろしい心理サスペンス作品 オリジナルな発想に基づき、製作・監督・脚本・出演(気味の悪い男)の4役をこなした、豪州出身の俳優ジョエル・エドガートンの力作 初監督作品としては出色の出来か 原題も"The Gift"
・ダゲレオタイプの女(仏・ベルギー・日) ⇒進行がゆっくりしているように感じたので、途中で集中力を失った 原題は"La femme de la plaque argentique"(仏)で、和訳すると「銀板上の女性」か
・密かな吐息 ⇒北海道岩内市出身の女優村田唯が初監督した、心理エロス作品 上映後本人が登場したが、スクリーンよりもかわいい感じ ロケ地は出身地の岩内らしい
▼人間の値打ち(伊) ⇒ひとつの交通事故をめぐり、その前後の状況を3人の登場人物の視点からオムニバス風に描く 表層的な交流から、だんだん裏の感情や打算が表に出てくる 最後は結構ハッピーエンドか 原題は"Il capitale umano"="Human capital"=「人間の値打ち」
・シーモアさんと、大人のための人生入門 ⇒シーモアさんの選曲と演奏が最高に心地良かった 原題は"Seymour: An Introduction"=「シーモア:ご紹介」
★湯を沸かすほどの熱い愛 ⇒宮沢リエを初めていい女だと思った それにしても、こう境遇に恵まれない人たちばかりが集まったのは創作だからか しかし、女の力、母の力は感動的 女の子たち2人も力強く成長 2、3回感涙にむせんだ 栃木県足利市とそこに実在する銭湯がロケ地 タカアシガニを産地で食べるシーンもあるので、西伊豆でもロケか
・ジュリエッタ(西) ⇒スペインのペドロ・アルモドバル監督が、カナダのノーベル賞作家アリス・マンローの3つの短編小説を脚色し映画化 母と娘の葛藤を描くが、筆者の酔って疲れた頭には話が少し込み入っていた 原題も"Julieta"
(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品
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