« 11月中旬(11日~20日)に観た劇場映画 | トップページ | 12月上旬(1日~10日)に観た劇場映画 »

2016年11月30日 (水)

11月下旬(21日~30日)に観た劇場映画

11月下旬(21日~30日)は、8本の劇場映画を観ました。一工夫された作品が多いと思います。

・彷徨える河(コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン) ⇒コロンビアの作品を初めて観た アマゾンは未知の薬草の宝庫と聞いている 最初は事実に基づく真面目な話だと思っていたら、だんだんずっこけてきて未開人(未知)との遭遇の話的になった 原題は"El abrazo de la serpiente"(西)="The snake embrace"=「ヘビの抱擁」で、確かそんな場面もあったな
・92歳のパリジェンヌ(仏) ⇒自分自身の死をどう迎えるかという大事な話 こういうことについて親子の話があるのはいい 原題の"La derniere lecon"(仏)="The Last Lesson"=「最後のレッスン」の方が分かりいいかも
▼ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 ⇒「ハリー・ポッター」シリーズの後継らしいが、舞台はニューヨークシティへ ディズニーらしく大金をかけたVFXは素晴らしく、それだけを観ていてもいい ただエディ・レッドメインをこの役で使うのは少々もったいないかな(ギャラはいいのだろうが) 原題は"Fantastic Beasts and Where to Find Them"=「ファンタスティック・ビースト(素敵な野獣)とその在処」
▼母の残像(ノルウェー・仏・デンマーク・米) ⇒男の子にとって母はいかに身近で、大事で、偉大で、侵しがたい存在であるかがよく分かる 生身の大人にはいろいろ裏表があって、男の子はそういう知識を得ながら乳離れして行くのだろう 原題は"Louder Than Bombs"=「爆弾より大音量」だが、確か死んだ母は戦場カメラウーマンだった
▼小さな園の大きな奇跡(香・中) ⇒とても明るく前向きな作品で、時々子供たちに泣かされる 香港映画にしてはノー・アクションだが、充分見応えがある 中国語原題は「五個小孩的校長」=「5人の子供の園長」 英語原題は"Little Big Master"=「可愛いが偉大な先生」か

・ジムノペディに乱れる ⇒行定勲監督による日活ロマンポルノ復活の第一作 映画監督の生態とはこんなものかと想像させる
▼雨にゆれる女 ⇒鉄工場で毎日働き、さえない普通の生活を繰り返す、ちょっと脚の悪い大男 そして突然現れる背景が全く不明な女 ここからだんだん解き明かされる謎の展開がなかなか面白いサスペンスになっている
・灼熱(クロアチア・スロベニア・セルビア) ⇒ユーゴスラビアが分裂し、内戦になった時代(1991年)から10年おきに3種類の民族を超えた恋愛を描く 3つのオムニバスの展開はいい 原題は"Zvizdan"だが意味不明

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

|

« 11月中旬(11日~20日)に観た劇場映画 | トップページ | 12月上旬(1日~10日)に観た劇場映画 »

映画(2016年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 11月下旬(21日~30日)に観た劇場映画:

« 11月中旬(11日~20日)に観た劇場映画 | トップページ | 12月上旬(1日~10日)に観た劇場映画 »