9月中旬(11日~20日)に観た劇場映画
9月中旬(11日~21日)は、9本の劇場映画を観ました。小旅行などもあって、なかなかペースが上がりません。
▼ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(英) ⇒英国でも若者のドラック乱用そしてそれに伴うホームレス化が問題になっているらしい 足を怪我して迷い込んできた野良猫がそういう若者の一人を救ったという実話に基づく同名小説を映画化 ストリート・ミュージシャンの肩に乗る猫ボブは、エンドロールの映像を観ると小説になった実物のボブが出演しているようだ 原題は"A Street Cat Named Bob"で、より忠実に和訳すれば「ボブと名付けられた野良猫」か
▼新感染 ファイナル・エクスプレス(韓) ⇒ゾンビ映画なので大体の筋は予想できるが、パンデミック・パニックがソウルからプサン(釜山)に向かう高速列車の中で発生することが新鮮 さもありなんという自己中の人間たちが多数登場するが、ゾンビたちとの決死の闘いを繰り広げる中で人間性を取り戻していく様子が救い 原題は"Train to Busan"=「釜山(プサン)往き列車」
・旅する写真家 レイモン・ドゥ・パルドンの愛したフランス(仏) ⇒仏写真家レイモン・ドゥ・パルドン自作自演ドキュメンタリー 原題は"Journal de France"="News"=「ニュース」
▼おクジラさま ふたつの正義の物語(日・米) ⇒映画「ザ・コーヴ」(2009年)により世界中の反捕鯨運動にさらされた和歌山県太地町について、なるべく公平な視点から現状を紹介しようとしたドキュメンタリー 真実を知るために太地町にしばらく移り住むまでした米人ジャーナリスト・ジェイ・アラバスターの存在が本作に特別な重みを与えている 彼は「資源保護の点からは、太地町の捕鯨は絶滅危惧種は捕獲していないので、全く問題ない」と言う 小型のクジラをイルカと言うことは知らなかったが、太地町では確かにイルカ(小型クジラ)も捕獲して水族館に売ったり、食用にしたりしている スイスに本部があるWAZA(世界動物園水族館協会)が今後捕獲したイルカをショーには使わないことを決めたため、イルカショーへの販売は行き詰まっている 原題は英語で"A Whale of a Tale"=「物語としてのクジラ」か
▼ナインイレブン 運命を分けた日 ⇒結構リアリティ満載の作品だった 筆者も1980年代後半に北棟107階にあったレストラン「ウインドウズ・オン・ザ・ワールド」に行ったことがあるので、余計にそう思った 閉じ込められたエレベーターの中での密室劇でもあるが、高層ビルでエレベーターに閉じ込められるのは最高の恐怖に他ならないだろう 原題も"9/11"
▼サーミの血(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー) ⇒ラップランド(スカンジナビア半島北部及びロシア・コラ半島北部)にはサーミ民族が居住しており、各国で差別されていることは知らなかった 日本のアイヌ民族のことを思い出した 本作は1930年代のスウェーデンを舞台にサーミの日常から抜け出そうとする少女の成長を描く 原題は"Sameblod"(ノルウェー・スウェーデン)で、グーグルで翻訳すると"Same Blood"=「同じ血」となるが…
▼オン・ザ・ミルキー・ロード(セルビア・英・米) ⇒大人のお伽話(ファンタジー) 「戦争は不要、愛は必要」というメッセージか 結構シリアスな内容なのに映像はドタバタ喜劇(スプラスティク・コメディ) サラエボ出身のエミール・クストリッツア監督が主演も兼ねる 原題も"On the Milky Road"=「牛乳運搬道にて」か
・三度目の殺人 ⇒キャストはいいのだが、何一つ結論が出ないストーリーはいかがなものか 余韻ばかりが残った 北海道留萌市はやはり貧しいのだろうか 雪原で福山雅治、役所広司、広瀬すずの3人が大の字に並んで寝転ぶところを上空から撮影したシーン(空想シーンだと思うが)は印象に残った ロケ地は北海道留萌市、そして神奈川県・埼玉県の各地らしい
・スキップ・トレース(米・中・香) ⇒ジャッキー・チェンが出演する映画では、エンドロールの横に映されるNG集がいつも面白い 作品内容は余り憶えていない 原題も"Skiptrace"だがどういう意味だろうか
(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品
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