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2017年9月の2件の記事

2017年9月11日 (月)

9月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

9月上旬(1日~11日)は、3本の劇場映画を観ました。今週さる勉強会で発表を行いますが、そのための資料準備にかなりの時間を割きました。

▼米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー ⇒戦後沖縄のために一貫して平和的に戦った政治家・瀬長亀次郎に関するドキュメンタリー TBSテレビでお馴染みの佐古忠彦氏が監督 我々はもっと沖縄のことを勉強しなければならないと思った 太平洋戦争時、本土決戦前の捨て石として沖縄が地上戦の激戦地にされ、米軍に占領された後は基地の作り放題 1972年の沖縄の本土復帰後は、本土の米軍基地の縮小・撤退が先に進んだため、沖縄にある米軍基地の割合は59%から71%に増えているいるとのこと 現在も沖縄は米軍基地のための捨て石になっているのではないか 国内では自衛隊基地反対運動は、隊員の犯罪率が小さいためか、余り聞かれないようなので、長期的には米軍を自衛隊に置き換えていくことも解決策として考えられないか
・草原に黄色い花を見つける(ベトナム) ⇒1980年代後半にベトナム中南部のフーイエン省の寒村で暮らす思春期の兄弟と幼馴染みの少女の交流を描いた原作小説の映画化 日本の戦前の田舎を思わせるような美しい自然とホルンとクラリネットが主旋律を奏でる音楽が印象的 原題は"Tôi Thấy Hoa Vàng Trên Cỏ Xanh"(ベトナム)="I Saw Yellow Flowers On Green Grass"で邦題どおり
▼あしたは最高のはじまり(仏・英) ⇒オマール・シーが大活躍する、ぶっ飛びフランス・コメディ 子役も素晴らしく、泣かせるツボも心得ている ロンドン市内各地でロケしているのに、ほぼ全編フランス語なので少し不思議な感じ 原題は"Demain tout commence"(仏)="Tomorrow everything starts"=「明日すべてが始まる」で、ほぼ邦題どおり

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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2017年9月 1日 (金)

8月下旬(21日~31日)に観た劇場映画

8月下旬(21日~31日)は、16本の劇場映画を観ました。猛暑がぶり返す中、頑張りました。

▼ベイビー・ドライバー ⇒音楽とカー・チェイス・アクション映像の最高のコラボを追及した作品 1969年発表のサイモンとガーファンクルの楽曲「ベイビー・ドライバー」も終盤に流れ、タイトル等本作の発想の源とも思える 最後に主人公が捕まって、裁判所で証言をして刑が確定するくだりがあるが、これは蛇足では… 原題も"Baby Driver" "Baby"は主人公のニックネームでもある ロケは米国ジョージア州アトランタ市で行われた模様
・ワン・デイ 悲しみが消えるまで(韓) ⇒主人公にしか見えない女性(魂)が登場するファンタジーだが、訳が分からないうちに終わった 原題も"One Day"
・静かなる情熱 エミリー・ディキンスン(英・ベルギー) ⇒米国ではとても有名な女流詩人らしいが、エミリー・ディキンスンという人物については全く知らなかった 19世紀に米国マサチューセッツ州アマースト(ボストンの西方100km位にある町)で、清教徒主義に影響された、厳格で潔癖な人生を送ったことは分かった 撮影は本人が実際に暮らしたアマーストの屋敷で行われたとのこと 原題は邦題前半部どおりの"A Quiet Passion"
・ダイバージェント FINAL ⇒ダイバージェント・シリーズの3作目 前2作も分かったようで分からなかったが、今回も似たような感じ 区別主義、差別主義は人間社会には適合しないことは明白 原題は"Allegiant"=「寓意」らしい
▼LUCK-KEY ラッキー(韓) ⇒痛快なクライム・コメディ いろいろな仕掛けもあって最後まで楽しめる 完全オリジナルかと思ったが、内田けんじ監督のコメディ「鍵泥棒のメソッド」が下敷きだったらしい 原題も"Luck-Key"

・スターシップ9(西・コロンビア) ⇒コロンビアが係わった作品を初めて鑑賞 宇宙船で宇宙飛行をしていたはずが、実は地上での宇宙船模擬装置内での実験であったという話 原題は"Orbiter 9"=「オービター 9」 オービターとは、一定の軌道を巡るための宇宙船のことらしい
▼ギフト 僕が君に残せること ⇒米国のアメリカン・フットボール・チーム「ニュー・オーリンズ・セインツ」で活躍したプロ・ディフェンス選手スティーヴ・グリーソンが、引退後ALSに罹患した後を追ったドキュメンタリー 妻との関係、生まれてくる息子へのビデオ・メッセージ、チーム・グリーソンの活動、スティーヴ・グリーソン法(音声合成機器の保険適用)の成立等々が語られる 実に生々しく、感動的だが、何とか早くALSの治療法が発見されないものか 原題は"Gleason"=「グリーソン(主人公の姓)」
▼ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(チェコ・英・仏) ⇒神聖ローマ帝国からオーストリア帝国、オーストリア・ハンガリー帝国を経て、第一次世界大戦後に独立したチェコスロバキア その後第二次世界大戦中にナチス・ドイツに蹂躙されたが、本作は当時ユダヤ人絶滅政策を強行したナチス親衛隊大将暗殺に挑んだ実話に基づく 余り光の当たらない国の悲劇に光を当てたことを評価 チェコは第二次大戦後はソ連傘下のチェコスロバキアとなり、ソ連崩壊後スロバキアと分離し今に至る 原題は"Anthropoid"=「類人猿」だが、これは在英だったチェコ亡命政府軍の作戦名か
・蠱毒ミートボールマシン ⇒しがない取立て屋の日常から、宇宙人が登場し変身、激しい格闘アクションに急転換 極端なスプラッター映画作品となる 特殊メイク、特撮、VFX、ポスプロは大変か 蠱毒は「こどく」と読み、「犬を使用した呪術である犬神、猫を使用した呪術である猫鬼などと並ぶ、動物を使った呪術の一種である 『器の中に多数の虫を入れて互いに食い合わせ、最後に生き残った最も生命力の強い一匹を用いて呪いをする』という術式が知られる」とのこと
★幼な子われらに生まれ ⇒直木賞作家・重松清の21年前の同名小説の映画化 当時よりも離婚が一般化している現在にもっと適合する作品 浅野忠信が黙々と働く主人公役を淡々と(そう見えるだけかもしれないが)演じている 三島有紀子監督がそれらを優しく描写 片親が異なる子供たちがいて、親に振り回される鬱積した感情や、また一方で子供らしい純真な気持ちがほとばしる 親の違う子供たちが早く仲良くなって協同意識を持つことも大事かなとも思った ロケ地は兵庫県西宮市のJR福知山線西宮塩名駅周辺

▼パターソン ⇒米国ニュージャージー州パターソン(ハドソン川対岸のニューヨーク市近郊の街)でバス運転手として働く主人公パターソンの一週間を描いた、ほのぼのとした作品 秋のある月曜日から次の月曜日まで普通の米国人の生活パターンが登場 街の中央に滝のある美しいところで、著名詩人の出身地でもあり、主人公も詩作にいそしむ 詩が全編をつなぐ接着剤 中東系、インド系、アフリカ系、東洋系等の人物が登場し、ニューヨーク市近郊が人種のルツボであることを示す 原題も"Paterson" "Anderson"もそうだが、"-son"で終わる英語固有名詞のアクセントは必ず先頭にあるので注意が必要
・RE:BORN リボーン ⇒最初から最後までほぼ全編格闘アクションの連続 ロケ地は石川県加賀市
・打上げ花火、下から見るか?横から見るか? ⇒岩井俊二監督製作のテレビドラマ(1993年放送)のアニメ映画化らしい 映像は美しかったが… モデル地(ロケ地)は千葉県銚子市、旭市等
▼エル ELLE(仏) ⇒原作小説があるようだが、ポール・バーホーベン監督の語り口は変幻自在で、なかなか落ち着かない フランスでは普通のことなのかもしれないが、愛の組合せも複雑多岐 謎解きが終わった後も緊張感が継続し、クライマックスへ 主演イザベル・ユペールが熱演 原題も"Elle"(仏)="She"=「彼女」
・関ヶ原 ⇒司馬遼太郎原作小説の実写映画化なので、司馬流の誰も知らない、登場人物の心の動きの語りがそこかしこにあった 石田三成の実像は知る由もないが、天下分け目の戦を決断したのは凄い 島左近の忠義振りは素晴らしいが、柳生一族が真田一族と同じように両陣営に家人を送り込んで生き残りを図ったことは、事実ならば実に面白い 小早川秀秋はいわゆる通常の史伝よりも情に厚い好人物に描かれている ロケ地は京都と滋賀中心に各地

・ワンダーウーマン ⇒DCコミックス原作の作品だからこういう感じになるのは仕方がないか 毎年数本製作されるDCとマーヴェルの映画作品を観るのは少々疲れてきた 元ミス・イスラエルのユダヤ人美人女優が主演 長いエンドロールにはVFX等のポスプロ業務に携わる非常に多くの人々の名前が 作中の台詞にあるが、超能力者は神なのか 原題も"Wonder Woman"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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