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2017年10月11日 (水)

10月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

10月上旬(1日~10日)は、16本の劇場映画を観ました。今回は、少しマニアックなB級作品を追ってしまったかなという感じです。

★ドリーム ⇒米国バージニア州ハンプトンにあるNASAラングレー研究所で、黒人と女性という2つの差別と闘った3人の黒人女性職員の実話を描く 原作小説がありその映画化だが、話は1960年代のことであり、たった50数年前のこと 当時は、トイレ、食堂、電車・バス、そして学校もすべて黒人用は区別されていた 原題は"Hidden Figures"=「知られざる人物達」か
・ナミヤ雑貨店の奇蹟 ⇒東野圭吾の同名小説の映画化 正直に言って、前半のヒロイン・セリ(門脇麦)が主題歌REBORNをステージで歌うシーンで終映で良かった 後半のヒロイン田村晴美(尾野真千子)に関する話は、展開が森田芳光監督の「未来の想い出 Last Christmas」(1992、藤子・F・不二雄原作)にそっくり ロケは大分県豊後高田市で行われ、ナミヤ雑貨店と丸光園(児童養護施設)のオープンセットが造られた
・アフターマス ⇒太ったアーノルド・シュワルツェネッガーが主演 ドイツ上空での航空機空中衝突事故の実話に基づく作品 復讐話の展開の発想が米国らしい ただ、復讐の連鎖がないのが救い 原題も"Aftermath"=「余波」
▼オペレーション・クロマイト(韓) ⇒第二次世界大戦後1950年に金日成率いる北朝鮮軍に攻め入られ、朝鮮半島南東部に追い詰められた独立軍(韓国軍) 劣勢打開のために日本駐在の連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサー(リーアム・ニーソン)が計画した仁川上陸作戦(クロマイト作戦) その成功の陰には北朝軍に紛れ込んだ独立軍諜報員達の、死をもいとわない活躍があったことを初めて知った 韓国の若者はこのことを知っているのだろうか やはり対日ではなく対北が韓国の永遠の優先課題だろう 韓国で反日運動が進む背景には、反北をカモフラージュする北朝のスパイ達の活動があるのだろう 朝鮮戦争は3年続き、300万人が死亡したらしい 原題も"Operation Chromite"=「クロマイト作戦」 クロマイトは金属クロムの原鉱石
▼AMY SAID エイミーセッド ⇒大学のシネマ研究会の仲間8人が20年振りに再会し、当時自死したマドンナ・エミを巡り、今だからこその話を交わす その合間に各自の現在の境遇が見えてくる まるで舞台のような作品で、いさかいもあるが皆未来に向かっていく

・奥田民生になりたいボーイと出会う男すべてを狂わせるガール ⇒原作漫画があるようだから自由にはならないかもしれないが、大根仁監督の作品としては「モテキ」(2011年)の方が断然面白かった 今や嫉妬をコントロールできるようになった筆者としては、この作品中の男達の感情は少々理解できない 女性も同時に複数の男をセフレにすることは余りないと思うが、このように男を手玉に取れれば楽しいかもしれない ロケ地は東京都内で、上野、五反田、西新橋、中目黒方面らしい
・ブラッド・スローン ⇒米国の刑務所はこのような感じなのかと思わせる 家族を守るためにはここまでやるか、そして最終的に刑務所内から指揮する悪事のボスになるという逆転の発想が凄い 原題は"Shot Caller"で、違っているかもしれないが、和訳すると「武器取引の電話発信」か
・プールサイドマン ⇒同じようなシーンの連続が5回登場 これはちょうど1週間かもしれないし、退屈な日常からの脱出を描いているのかもしれない 栃木県大田原市のチームが同市でロケし製作
・ユリゴコロ ⇒原作ミステリー小説があるようだ 勘違いで開映にかなり遅れたしまったが、話の筋は充分想像できる範囲だった 現在と20年前を往きつ戻りつストーリーが展開するが、原作小説がそうなのだろうが、かなり無理がありそう 主人公が書いたノートが重要な役割を果たす ロケは栃木県、群馬県、東京等各地で
・三つの光 ⇒よく分からないまま終わってしまった 休息になってしまった

・スクランブル(仏) ⇒ワイルド・スピードのフランス版か フランス・コート・ダ・ジュール(マルセイユ)の海岸風景は最高だった ストーリーと映像はそれなりに面白かった 主演はクリント・イーストウッドの息子スコットで、結構好演 原題は"Overdrive"=「オーバードライブ」
・わたしたち(韓) ⇒いじめられる女の子とはどういう子供かということを考えた 体格とか家庭の事情とかだろうか いじめる側はどういう子供だろう 多分ボスがいると思うが、そういうボスをクラスリーダーにしてはどうだろうか 英語原題は"The World of Us"=「私達の世界」
・軽蔑(1963)(仏・伊・米) ⇒ジャン=リュック・ゴダール監督が1963年に製作した作品のデジタル・リマスター版 舞台はイタリアで、ブリジット・バルドーが主演 彼女はフランス人だと思うが、こんな禅問答のような会話しかできない人とは絶対に付き合いたくないなと感じた 原作小説があるようだから、彼女やフランス女性が必ずしもそうだという訳ではなさそうだが… 一体本作の言語は何だったのだろう、英語は聴き取れるが、仏語と伊語が分からなかった 原題は"Le mépris"(仏)="Contempt"=「軽蔑、侮辱、侮蔑」
・セザンヌと過ごした時間(仏) ⇒ポール・セザンヌとエミール・ゾラが幼馴染みだったとは知らなかった 地中海に近いエクサンプロバンスで共に育ち、共に芸術家を夢見てパリに向かう ゾラは作家として早く成功するが、セザンヌは芽が出ず再び故郷に戻り孤独に絵を製作 セザンヌは晩年そして死後に評価が高まる 文芸の方が絵画より早く名声を得られやすいのかもしれない エクサンプロバンスとはセザンヌの絵によく登場するサント・ヴィクトワール山が観えるところ 原題は"Cézanne et moi"(仏)="Cézanne and I"=「セザンヌと私」
・ブルーム・オブ・イエスタディ(独・墺) ⇒ホロコーストの研究に関して、加害者と被害者の孫同士が出会い、反発しながらも惹かれ合う2人を描く ラストのニューヨークのシーンは気が利いている 原題は"Die Blumen von Gestern"(独)="The flowers of yesterday"=「昨日の花々」だが、どういう意味だろう

▼パーフェクト・レボリューション ⇒出生時から脳性麻痺による四肢の痙性麻痺(けいせいまひ)がある熊篠慶彦氏(1969年生まれ、48歳)は身体障碍者の性に関する啓蒙活動をしている 彼自身の生活を基に、ともに友人の松本准平が監督・脚本、リリー・フランキーが主演・クマで、半分ラブストーリー仕立てにして本作を製作 ヒロイン・ミツ(清野菜名)の台詞「障害は私たちのためにある 私たちが愛し合うために 私たちが生まれ変わるために 私たちが不可能を可能にするために」が本作のテーマ ぶっ飛んだ恋愛喜劇として観れば結構面白かった ただし、身障者の性をこんなにあからさまに描写していいのかと思う人もあろう 熊篠氏のNPO活動をTENGAが支援しており、本作にもプロダクト・プレイスメントとしてTENGAが登場 ロケ地は横浜、南浦和、川崎、有明、新宿等首都圏各地 終映後のトークショーで水道橋博士とともにリリー・フランキー、そして熊篠氏本人まで登場 作品中にも台詞があるが、リリーさんが本物のクマさんに「人生の一番の夢はタッチバック」と言わせた 「立ちバック」らしい

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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