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2017年11月11日 (土)

11月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

11月上旬(1日~10日)は、12本の劇場映画を観ました。1ヶ月間TOHOシネマズで映画無料観放題のチケット(フリーパスポート)を入手しました。予約ができないので、平日せっせと通うことになります。

・彼女がその名を知らない鳥たち ⇒1ヶ月前に公開された「ユリゴゴロ」に続く、沼田まほかるのミステリー小説の映画化 「ユリゴゴロ」でもそうだったが、とても一筋縄ではいかない、ややサイコパス的な人物達が登場 良い男と悪い男、あるいは良い女と悪い女の見分けは難しい しかし誰しも生きていかなくてはならない ラストシーンのヒロインの追想は何を意味するのか 原作舞台も大阪らしいが、ロケ地は大阪市内淡路駅、天満駅、玉造駅、鴫野駅、そして神戸市三ノ宮駅、北野あたりだそうだ 大阪弁はあんな感じでいいのだろうか
▼ブレードランナー 2049 ⇒前作から35年振りに製作された続編 前作のリドリー・スコット監督が製作総指揮に回り、後をドゥニ・ヴィルヌーブ監督が引き継いだ 前作は2019年を舞台にしているが、2017年を迎えてイメージが異なるところも多い そのあたりを少しは修正しながら、本作はさらに30年後の2049年を舞台にしている 火を噴く火力発電所が太陽光発電パネルに代わり、地上車はなくなり飛行車が増え、広告は3Dホログラムになり、雪も降る、云々 VFXを駆使した映像は凄い 本作におけるブレードランナーはレプリカントのK(ライアン・ゴズリング)、そのパートナーは3Dホログラム・イメージ 前作の残課題の秘密を追って老いたデッカード(ハリソン・フォード)を捜す 原題も"Blade Runner 2049" 「ブレードランナー」は「刃のようなランナー」なのか「刃の上を走るランナー」なのか
・エタニティ 永遠の花たちへ(仏・ベルギー) ⇒光にあふれた美しい映像が、台詞がほとんどない中、ナレーションの誘導により流れる 一連のピアノ曲の選曲も良く、ドビュッシーの「月の光」は最高 昔のフランス貴族階級の女性達の話で、多産多死の世界か ベトナムからフランスへ移住し、映画製作を学んだトラン・アン・ユンが脚本兼監督 原題も"Éternité"(仏)="Eternity"=「永遠、生涯」
▼バリー・シール アメリカをはめた男 ⇒トム・クルーズのあっけからんとした悪人振りは良かった 実話に基づく作品らしいが、米ソ冷戦時代、本作では1970年代後半からベルリンの壁崩壊(1989年)までの間の話 米国CIAが冷戦という秘密のベールに守られて中米でいかに勝手に無茶苦茶なことをやっていたかを改めて感じた ニカラグアのサンディニスタとコントラ、CIAのオリバー・ノース大佐、そしてイラン・コントラ事件等々、いろいろ話題になったがすべては明らかにされていない 原題は"American Made"で、直訳は「米国製」だが意訳すると「米国発の悪事」というところか
・ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 ⇒二宮和也主演というよりは、西島秀俊と宮崎あおいのダブル主演という感じだった 結構ひっかけた後だったので、記憶が途切れた

・IT “それ”が見えたら終わり ⇒ホラー作品に慣れすぎてしまったせいか、筆者には余り怖くなかった いつも怖がらせの要素を分析しているために、直観的に怖く感じることがなくなったせいかもしれない スティーヴン・キング原作の映画化で、舞台は彼の出身地である米国メイン州の田舎町 原題は単に"It"
▼ミックス。 ⇒不完全な(人間は皆そうか)登場人物たちが織り成す、卓球・スポコン・コメディ・人情ラブストーリー 脚本が脚光を浴びるのは珍しいが、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「探偵はBARにいる」シリーズの脚本を担当している古沢良太脚本 新垣結衣も演技巧者だが、後出「リングサイド・ストーリー」にも出演している瑛太のヒューマンなダメ人間振りもいい 出番は少ないが、吉田鋼太郎は面白い 余り気が付かなかったが、現役の卓球選手も多数出演していたようだ 作品中では神奈川の卓球大会であったと思うが、ロケ地は千葉、埼玉、群馬の3県だったらしい ローカル鉄道は千葉の小湊鉄道、卓球大会会場は高崎アリーナとのこと
・ゴッホ 最後の手紙(英・ポーランド) ⇒まるでゴッホの絵が動いているような不思議な作品だった クロマキーで俳優による実写映像を撮ってから、100人以上が画家たちが人物もゴッホ風の絵に変換したそうだ 製作陣のこだわりが感じられる ストーリーはフィンセント・ファン・ゴッホの死後(1890年)の手紙から始まるが、同日3本目だったので緊張が続かず 原題は"Loving Vincent"=「愛するフィンセント」
・氷菓 ⇒同名の青春学園ミステリー原作小説の映画化らしい 高校の古典部の復活と部にまつわる謎解きがメイン・ライン 山崎健人、広瀬アリス等いずれも大卒後にあたる年代が高校生を演じるには少しトウ(薹)がたってはいないか ロケ地は、原作の聖地でもある岐阜県高山市内の高校などのようだが、一部群馬県の廃高校も使ったらしい
★★ゲット・アウト ⇒正直やられた 人種問題、ラブ・ストーリー、コメディ、ホラー、サイコ、サスペンス、ファンタジー、クライム、アクション等、映画製作で考えられる要素をすべて盛り込んだ作品を初めて観たような気がする 怖がらせの小道具を多用しないにもかかわらず、怖いのは不思議 最初は人種を超えた恋愛話かと思っていたら、どんどんストーリーと場面が転換、反転していき、最後は予想もしない話に 黒人の友人の最後の台詞も気が利いている コメディアンのジョーダン・ビール(黒人)が脚本を書き初監督したなんて驚きだ 原題も"Get Out"

▼ポンチョに夜明けの風はらませて ⇒低予算作品だと思うが、東京芸大も後援に入っていて、なかなかの出来栄え 高校卒業を控えて、子供から大人になるタイミングで皆現実から抜け出したくなるものかもしれない 青春のエネルギーを発散させるロードムービーで、音楽と映像で魅せてくれる ロケ地はよく分からないが、エンドロールによれば東京・八王子市、茨城・行方市、埼玉・狭山市等らしい
▼リングサイド・ストーリー ⇒前述「ミックス。」でもそうだったが、瑛太はダメ人間を演じさせるといい 本作ではリアルな人物がそのままの役で沢山登場 映画監督の岩井俊二、プロレス団体WRESTLE-1の武藤敬司、K-1の武尊(タケル)たちだ 武正晴監督が「百円の恋」製作時と同じスタッフで製作 彼らは格闘技が好きなようだ ロケ地は、主役たちが暮らす街は東京・中野区、実在WRESTLE-1道場は新宿区百人町(JR大久保駅付近)、K-1試合会場はつくば市役所体育館、屋外トレーニング・シーンは世田谷区駒沢公園のようだ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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