カテゴリー「映画(2017年)」の18件の記事

2017年6月21日 (水)

6月中旬(11日~20日)に観た劇場映画

6月中旬(10日~20日)は、6本の劇場映画を観ました。ラスト出張をこなし、退任の準備をしながらの作品鑑賞は結構しんどかったです。

・君のまなざし ⇒「幸福の科学」の大川隆法の原案・製作総指揮 息子の大川宏洋が脚本・主題歌を担当し、かつ出演 やや興味本位で観たが、内容は神話の世界 新興宗教には付きものの一種の超常現象を扱っている 作品自体は鑑賞に堪えうる ロケ地は幸福の科学学園のある栃木県那須町のようだ
▼パトリオット・デイ ⇒2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件について、準備段階から事件発生そして犯人逮捕までを追った作品 やはり監視カメラの映像分析が決定的な証拠となっている 昨今カメラがどこにでも設置される理由がよく分かる 最後はボストン西部郊外の街ウォータータウンで壮絶な撃合いになり、犯人側からは爆弾が何個も飛ぶ 原題も"Patriots Day"だが、「パトリオット・デイ」とは米国独立戦争が始まった日を記念するマサチューセッツ州とウィスコンシン州2州の州制定祝日
・武曲 MUKOKU ⇒藤沢周の原作小説を熊切和嘉監督が綾野剛を主演にして映画化 一種の青春映画のようだが、剣道の話なので画面が暗く時代劇風 また構成がやや分かりづらい ロケは鎌倉を中心に、大船、横須賀など三浦半島一帯で行われた模様
▼みなはこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(伊) ⇒日本のアニメがイタリアにも浸透しているのには驚き 突然超能力者が誕生し、途中でもう一人生まれ、やれやれ何のことやら しかし、映像はコミカルで面白い 原題は"Lo chiamavano Jeeg Robot"(伊)="They called him Jeeg Robot"=「皆は彼をジーグ・ロボットと呼んだ」
・LOGAN ローガン ⇒こんなものかという感じ 2029年にはミュータント(超能力者)も老いるのか ウルバリンが何人もいるのには驚き ミュータントもまた朽ちていく運命にあることを思うと不思議な感情 原題も"Logan"

▼光をくれた人(米・豪・ニュージーランド) ⇒終盤に涙腺をやられた 手紙の演出はやはり特別で効果的 トムからイザベルへとイザベルからルーシーへの2通の手紙は、いずれも時空を超えたものになっている 原作小説「海を照らす光」の映画化だが、構成がしっかりしており、豪州の孤島の灯台守という設定も映像もいい 原題は"The Light Between Oceans"で、原作小説のタイトルも同じだと思うが、翻訳のタイトルも本作邦題も少し意訳されている

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月11日 (日)

6月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

6月上旬(1日~10日)は、7本の劇場映画を観ました。今月中にいろいろ整理すべきことも多く、忙しい中頑張っています。

・ラストコップ THE MOVIE ⇒懇親会の後で、またまた気持ち良くなってしまった 唐沢寿明が大活躍する、冒頭のショート・ムービーは良かったが… ロケは横浜港を中心としたエリアで行われたようだ
・3月のライオン 後編 ⇒前編よりも面白くなっていた 主人公の桐山零(神木隆之介)が、現在連勝中の実在の藤井聡太四段を彷彿として思い出させるのは偶然だろうか 三姉妹のダメ父親が登場し、話は一気にクライマックスへ 伊勢谷友介がそのダメ父親を熱演
・スプリット ⇒サイコ・スリラーでありホラー作品だが、実は余り怖くない 23人格から新たな超能力が生まれるという仮説は新しいが… 原題も"Split"=「分裂」
▼ザ・ダンサー(仏・ベルギー) ⇒2人の米国人女性が、19世紀末のまだ男性優位の気風の残るフランス・パリに渡り、モダン・ダンスの原型を創り出していたなんて… これは全く知らなかった ヒロインのロイ・フラー(ソーコ)が踊る、白絹の超ロングな(マントかポンチョのような)ドレスと当時まだ貴重だった電球による照明や鏡がコラボしたダンスは、筆者もまだ観たことがなく圧巻であった 両手に細い竹棒を持って、ドレスの裾を振り回して踊るこのダンスは、体力の消耗が激しかったようだが、ソーコは完全に自分のものにしていた モダンダンスではもっと知られているらしいイザドラ・ダンカンは、ジョニー・デップの娘のリリー=ローズ・デップが演じており、彼女も才能あふれるダンサーになっていた 2人ともパリ・オペラ座での初公演に向けて準備を進めるが… 原題も邦題どおり"La danseuse"(仏)="The dancer"
・バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート ⇒「ピッチ・パーフェクト」で筆者が注目したアナ・ケンドリックが主演 余りにおふざけの格闘・ナイフ・銃撃アクションなので、集中力が切れた ソフト・アクションは最初は面白いが、時間がたつと、かえって疲れるかも… 原題は"Mr. Right"で、ウィキペディアによると"the ideal or suitable mate or husband"という意味で、「理想又は最良の伴侶・夫」のことらしい

・メッセージ ⇒原作小説を読んでいないので分からないが、予想どおり解りづらいストーリーだった 彼らは一体何のために来たのだろうか 時の流れは一方向ではないことを言いに来たのだろうか これは人類の幸せにつながるのだろうか 回想風の映像からいろいろ読み解く エイミー・アダムズは少々劣化したかな… 原題は"Arrival"=「到着、到来」
・ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー ⇒全く知らない話だった 20世紀後半にハリウッドで絵コンテと映画リサーチ(一種の時代考証か)の専門職を担当した、ハロルドとリリアンのマイケルソン夫妻に関するドキュメンタリー作品 リリアン本人も含めたインタビュー中心で構成されるが、かれらがハリウッドでいかに愛されていたかが分かる 夫が死ぬまで添い遂げたのもハリウッドらしからぬこと 原題も邦題どおり"Harold and Lillian: A Hollywood Love Story"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 1日 (木)

5月下旬(21日~31日)に観た劇場映画

5月下旬(21日~31日)は、8本の劇場映画を観ました。最近は上映作品数が多すぎて、映画館を巡回するのが大変です。

・BLAME! ⇒英語の発音は「ブレイム」なのになぜ本作では「ブラム」なのか 入場の際に女性(多分シボ)の小さなフィギュアをもらったが、ストーリーは私には理解不能だった
・夜に生きる ⇒急な暑さで疲れ気味 ベン・アフレックが監督・脚本・主役の3役を兼ね、かつ製作陣にも加わっているが、内容には集中できなかった
・サクラダリセット 後篇 ⇒前篇を観たので後篇も鑑賞 全部覚醒して観たが、やはり理解不能 原作小説を読んでいないからよく分からないが、本作を製作するのは大変だったのでは… 短期公開は止むをえないか
・たたら侍 ⇒池袋のレイトショーで、240席余りの劇場に観客が筆者1人 笹野高史や津川雅彦などの名脇役が脇を固めていたが… 出雲のたたら製鉄については少し勉強になった 砂鉄を鋼鉄にするためには、レンガの船、炭、フイゴ等が重要 島根県雲南市に造ったセットは「出雲たたら村」として昨年短期公開されたそうだ ロケは島根県を中心に鳥取県、岡山県、青森県等で行われた
・光(日・仏・独) ⇒河瀬直美監督がカンヌのパルムドールを狙って製作した作品らしい 現代日本の課題に静かに光を当て、それらを交錯させたもの 都会で暮らすヒロインには故郷の田舎で暮らす認知症の母親が また近所に視力をほぼ失いつつあるカメラマンが 皆が寄り添って暮らして行けそうな気もするが、それは田舎か都会か ロケ地は奈良県らしい

★Viva!公務員(伊) ⇒お気楽なイタリア公務員のコメディかと思いきや、意外にもアフリカの途上国の人々を支援するという、社会福祉的な側面も 一度公務員になってしまえば、時間どおり働いていれば(少々さぼっても)すべての特権をエンジョイできるのはイタリアも日本も同じか… 原題は"Quo vado?"(伊)="Where I'm going?"=「私はどこへ」か
・ジェーン・ドウの解剖(英) ⇒魔女伝説とオートプシー(解剖、検死)を結び付けた英国ホラー作品 舞台は米国バージニア州の田舎 多分実際のオペレーションに近いであろう解剖・検死の様子がよく分かった ホラー作品としての怖さはまあまあ しかし、なぜ電球が点いたり消えたりや、突然エレベーターが突然動かなくなったりするのだろうか 原題も邦題どおり"The Autopsy of Jane Doe"
・美しい星 ⇒懇親会の後、日本橋のふかふか椅子に 火星人、水星人、金星人、… そして筆者は美しい星のzzz人に 宇宙人にも地球人(人間)と同じように寿命があるようだ ロケ地は東京都内らしい

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月21日 (日)

5月中旬(11日~20日)に観た劇場映画

5月中旬(10日~20日)は、9本の劇場映画を観ました。日本映画が少なかったが、結構印象に残る作品が多かったような気がします。

▼バーニング・オーシャン ⇒2010年4月20日に米国メキシコ湾ミシシッピ川河口沖で操業していた最先端の海洋油田掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、天然ガスと原油の暴噴、そしてそれによる大火災が発生 本作はこの事故の事実に基づいて製作された この掘削施設は実際は船で、自動制御により位置調整し海底油田掘削を行うことは知らなかった 映画では超巨大掘削リグのセットを実際に製作し撮影し、それにVFXで加工して迫力ある映像を実現 オフィシャルサイトではVFXのメイキング映像が観られる 本作では事故の原因追及が余りなされなかったのが惜しまれる 操業主のBP社は、メキシコ湾に流出した原油の清掃費用と訴訟和解金で総額数兆円の支払いを要するようだ 原題は、掘削施設の名前の"Deepwater Horizon"
▼ワイルド・スピード ICE BREAK ⇒もうシリーズ8作目らしい 圧倒的に長いエンドロール・リストは、こんなにも沢山の人々がスタントとVFXに係わっていることを示すのだろう これでも統一されたコンセプトの作品が製作できるのは、米国ハリウッド流の企画・運営術があるからなのだろうか 今回は氷上を激走し、潜水艦まで登場したが、次作以降はどう展開するのか… 原題は"Fast & Furious 8"=多分「高速・激烈 8」だが、8は8人でもあり8作目の意味でもあるだろうか
★メットガラ ドレスをまとった美術館 ⇒文句なしの圧倒的な映像美のドキュメンタリー コスチュームが美術品になっているとは知らなかった アレキサンダー・マックイーンも知らなかった 毎年5月の第1月曜日に、ニューヨークのメトロポリタン美術館で雑誌ヴォーグの主催により、米国の超セレブを集めた服飾大チャリティ大会が行われていることも知らなかった 知らないことはまだまだ多いな… 原題は"The First Monday in May"=「5月の第1月曜日」
▼エルミタージュ美術館 美を守る宮殿(英) ⇒ロシア女帝・エカチェリーナ2世の美への執念を感じた 武力ではなく文化や芸術によって、ロシアが欧州を追い越すという理念は正しいと思った 独ソ戦での美術品の疎開、独からの美術品の強奪については余り知らなかった この美術館を観るためにもサンクトペテルブルグは是非訪れたい 原題は"Hermitage Revealed"=「本当のエルミタージュ」か
・草原の河(中) ⇒チベット人監督の作品で、6歳の女の子の表情・演技が印象的 チベットの自然と人々の生活は今もこのようなものだろうか 普段は涸れているが、大雨が降ると増水する河が主題 原題も「河 Gtsngbo」だが、"Gtsngbo"はチベット語だと思うが不明

▼マンチェスター・バイ・ザ・シー ⇒マンチェスター・バイ・ザ・シーは米国マサチューセッツ州北東部の小さな港町 ボストンから北東に50km程度離れたところに位置する ニューイングランドの田舎町で日々こまごまと起きそうなことが丁寧に描かれている 未成年の後見人や管財人の指定も普通 少々変わっているが、結構真面目に悩み生きる主人公をケイシー・アフレック(ベン・アフレックの実弟)が演じ、今年のアカデミー賞主演男優賞(第89回)を受賞 ミシェル・ウィリアムズ演ずる元妻と再会することにより、なぜ彼が故郷を離れボストンに引っ越したが分かる 原題もそのまま"Manchester by the Sea"
・映画 夜空はいつも最高密度の青色だ ⇒作品にわざわざ「映画」と名付けているのは、同名詩集を映画化したためか ナレーションも含めて不思議な感情が湧く 言葉に詩のような余韻があるからだろうか 「人間はどうせ死ぬ」「愛は面倒くさい」など真理を突く言葉も多い 二人は渋谷の街を走り、彷徨うが、未来にも向かう
・ノーエスケープ 自由への国境(墨・仏) ⇒米墨国境を違法越境するメキシコ人達と彼らを狙い撃つアメリカ人スナイパーの闘い また、国境の沙漠地帯との闘いでもある 本作はなぜかメキシコとフランスの合作 原題は"Desierto"(西)="Desert"=「沙漠」
・バーフバリ 伝説誕生(印) ⇒インドの神話的叙事詩の映画化のように思える 神話として割り切って観れば面白い 話が時々つながらないのは気のせいか 原題は"Baahubali: The Beginning"で、次作"Baahubali: The Conclusion"=「バーフバリ 伝説完結」も完成している模様

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月10日 (水)

5月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

5月上旬(1日~10日)は、7本の劇場映画を観ました。連休レジャーの合間を縫って頑張りました。

★▼美女と野獣 ⇒ディズニーの流石の実力を遺憾なく出し切った最高の実写化作品の一つ 古典的なストーリーなので安心して観ていられる それ以上に心地よい音楽と唄と踊りがコラボしたミュージカルは、個人的な意見ながら、映画の最高峰 「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンは最初から最後まで美しく可憐だった 本当はハンサムな、野獣にされた王子の真の姿をもっと長く眺めていたかったという女性達の声も多い 俳優陣はなぜか英国出身中心に固められている 原題もご存じのとおり"Beauty and the Beast" "beauty"に冠詞が付いていないのは、数えられない名詞として特定の人物を指定しない「美の資質」を表しているからか アリアナ・グランデとジョン・レジェンドのデュエット主題歌はカラオケで是非歌いたい
・PとJK ⇒30歳の亀梨和也が26歳の警官を、21歳の土屋太鳳が16歳の女子高生を演じているから、見た目では危ない感じにはならない 普通の恋愛物として観れば、女子の願望が沢山詰まっている ロケ地がほぼオール函館だったのは特筆される 青柳町電停、スプラウト、金森赤れんが倉庫、遺愛学院、元町公園、カフェ・ラミネール、旧岡本邸、やきとり太郎等々は、函館市民には馴染みのところだろう 唯一観覧車だけは、函館にないので、ルスツ・リゾートのを使ったようだ
▼カフェ・ソサエティ ⇒ウッディ・アレン監督流の速い喋りによる速い展開 1930年代のハリウッド黄金期のロサンジェルスで話がスタートするが、やはり後半はいつものニューヨーク・シティに ハリウッド、マンハッタン、社交クラブ、豪華な衣装、歌、ダンス、恋愛、結婚・離婚、ユダヤ人、マフィア等々、新大陸アメリカらしい文化の爛熟を魅せる こんなに美女達にモテればいいだろうな ハッピーエンドもどきでいいのか… 原題も"Cafe Society"=「社交クラブ」か
▼名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) ⇒カルタ取りの話かと思いきや、大阪のTV局で爆発が3、4回というど派手なスタート コナン君もあわやというところで脱出 カルタ取りの試合の中継が主題のようだったが、残念ながら集中力が続かず 爆破犯は誰だったのだろう
・マイビューティフルガーデン(英) ⇒本作品には英国人のとても几帳面な性格と自然を深く愛する心が良く表現されている 同情すべき生立ちのヒロイン等一風変わった人達が紡ぎ出す一種の人生讃歌 ヒロインは良く夢(幻想)を観るが、それが原題"This Beautiful Fantastic"=「この美しい幻想」につながっているのかも

▼ぼくと魔法の言葉たち ⇒米国でピューリッツァー賞も受賞したジャーナリストのロン・サスカインドが、自閉症の次男オーウェンについて書いた著書に基づいて製作されたドキュメンタリー 自閉症(autism、オーティズム)の子供がいかにして自立した人生を生きられるようにするかの課題に取り組む、家族3人(両親と兄)の奮闘が描かれ心を打つ 3歳で言葉を失ったオーウェンがディズニー・アニメを観続けることにより1年後に初めて発した、ディズニー・アニメの台詞"just your voice"から、両親は光明を見出す オーウェンはディズニー・アニメ全作品の台詞を結果的に記憶しており、社会・人生をそれに基づき理解 兄ウォルトの協力や自覚も描き出し、社会人となったオーウェンを家族総出で支えていく 原題は"Life, Animated"で、忠実に和訳すると「人生、アニメから得られたもの」か
・追憶 ⇒降旗康男監督と木村大作撮影監督という名コンビが復活しただけに、実力演技派の俳優達を揃えている 北陸の田舎で貧困により出会った3人の少年達が25年後にある事件で再会し、それぞれ背負っていた過去が、ミステリー作品として、明らかになる 25年前の貧しさがいささか時代がかっており、いま一つぴんと来ない ただ渋川清彦のヤーさんの演技は良かった ロケは富山県氷見市、富山市や石川県輪島市、珠洲市を中心に行われたようだ 一部東京で撮影されたシーンもある

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月30日 (日)

4月下旬(21日~30日)に観た劇場映画

4月下旬(21日~30日)は、10本の劇場映画を観ました。連休前に見逃しそうな作品に挑戦しました。

・ReLIFE リライフ ⇒これは漫画アプリの原作の映画化らしい 酷使され、パワハラされ、苦悩し、疲れた若手サラリーマンには息抜きになるファンタジー リライフ同志が邂逅してしまうとは… ロケ地は宮城県 名取市の尚絅(しょうけい)学院大、海の見える丘公園や仙台市若林区の聖和学園薬師堂キャンパスが使われたらしい
・ひるなかの流星 ⇒田舎から東京に転入した一人の女子高生を中心とした、古典的な三角関係の話 これもコミック原作があり女子中高生の恋愛のバイブルらしいが、正直2時間持たせるのは苦しい ロケ地としては吉祥寺の市街・井の頭公園を中心に藤村女子、成蹊大、東女等、そして松本深志高、旧足利西高、八景島も使われた模様 田舎の家は長野県にある古民家ゲストハウス梢乃雪らしい
▼人生タクシー(イラン) ⇒イランのジャファル・パナヒ監督自身がテヘランのタクシー運転手に扮して撮影した作品 イランではまだ大っぴらに映画ロケができないらしく、タクシー車中から街の様子を撮影し、またタクシー車内の乗合乗客・運転手間の会話を録画 出演者は皆たまたま出逢わせた乗客のように自然に振舞っているが、大半は監督自身が起用した俳優だろう これでもイラン国内での上映は許されなかったらしいが、テヘランの日常を垣間見ることができ、イラン人達は意外に日本人に似て割と大人しい性格らしいことが分かった 原題は単に"Taxi"
・スィート17モンスター ⇒10代後半、特に17歳の女子は難しい年頃なのだろう 自己中で、へそ曲りで、同調性がなく、攻撃的で、妙に自信がなく、等々… 本作ヒロインはかなりデフォルメされているが、やがて子供を卒業し大人になれる時が ヒロインは私の好きな作品「トゥルー・グリッド」(2011年)で子役を務めたヘイリー・スタインフェルドだとは気付かなかった 原題は"The Edge of Seventeen"=「17歳の壁」か
▼ハードコア(露・米) ⇒露・米のタッグ作品 最初から最後まで主人公ヘンリーの視線(眼の付近からの映像)で撮影されている ゴー・プロ的なカメラが使われているのだろうが、かなり革新的 ヘンリーもサイボーグだが、全編サイボーグ同士の格闘、銃撃、カー/単車チェイス、手榴弾攻撃、戦車、ヘリ等、あらゆるアクションが繰り出される 原題は"Hardcore Henry"=「ハードコア(核心)ヘンリー」か

・暗黒女子 ⇒原作小説のある復讐劇だが、繰り返しリベンジ的な話が出てくるので、やや複雑で食傷気味 清水富美加(千眼美子)の演技は悪くはなかった ロケ地情報は乏しいようだが、東京海洋大学越中島キャンパスは使われたようだ
▼LION ライオン 25年目のただいま(豪) ⇒インドでは毎年8万人の子供達が行方不明になるらしい その中の一人、5歳の少年がコルカタ(旧カルカッタ)から豪人夫妻に引き取られ、タスマニア島のホバートで幸せに成人する しかし、彼は故郷の母と兄への思いが断ち切れず、25年後にグーグル・アースにより故郷を発見し帰郷するという実話(原作小説あり)の映画化 ところで、故郷で再会した彼の母親と妹はその後どうしたのだろう 豪州に渡ったのだろうか 世界中の貧富の差がますます拡大している時に、その中の1人2人を養子縁組等で救うという(語弊はあるだろうが、自己満足的な)やり方は正しいのだろうかと思った 原題は単に"Lion" 主人公サルーの名前は本当は「シャルー」だったらしくその意味は「ライオン」
・パージ:大統領令 ⇒前作も相当に変わった作品だと思ったが、本作もよく分からない感じ 犯罪人や悪人の粛清よりも、パージという混乱した殺し合いそのものが目的のよう 原題は"The Purge: Election Year"=「パージ:選挙年」
▼イップ・マン 継承(中・香) ⇒正統派香港活劇・武術アクションは素晴らしい ブルース・リーの師匠として知られるイップ・マン(葉問)に関するシリーズの3作目 マイク・タイソン(役者もできるんだ!?)との3分間1ラウンドの攻防などの新機軸も 親子の愛情や夫婦間の愛と葛藤も上手く、大袈裟に描く 香港が舞台だが西洋人を悪者扱いするのは中国流か 原題は「葉問3 Ip Man 3」 「葉問」は北京語(マンダリン)では「イエ ウェン(両方とも四声)」と発音すると思うが
・フリー・ファイヤー(仏・英) ⇒悪態あるいは気の利いた台詞を吐きながら、どこから銃弾が補給されるのか分からないが、とにかく敵、味方入り交じりながら撃ちまくる 舞台は米国ボストンの廃傘工場 死にそうでもなかなか死なず、ついにはゾンビも登場 悪の取引には必ず裏切りが常習であり、だれが最後まで生き残るのか 原題もそのまま"Free Fire"

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月20日 (木)

4月中旬(11日~20日)に観た劇場映画

4月中旬(11日~20日)は、10本の劇場映画を観ました。3月、4月と多数の作品が封切られたので、追い付くために平日2本に結構トライしました。

▼午後8時の訪問者(ベルギー・仏) ⇒ベルギーのダルデンヌ兄弟監督の作品 欧州の貧しい地域の開業医の苦悩と生きがいを描く 移民黒人の女の子、売春ブローカー、頻繁な往診、不正診断書を頼む男、離婚による母子家庭、多くの失業者等々、いろいろなトラブルに巻き込まれるが… 原題は"La fille inconnue"(仏)="The unknown girl"=「知らない女の子」
・サクラダリセット 前篇 ⇒青春SF小説の映画化らしい 3日前以内ならセットした日時にすべてを戻せる能力を持った男女の高校生 それ以外にもいろいろ超能力のルールがあって結構ややこしい タイミングとリセット後の展開によって思い通りにはならないようだ ロケ地は三重県四日市市、千葉ニュータウン、静岡県長泉町の鮎壺の滝あたりだったようだ
・ゴースト・イン・ザ・シェル ⇒原作コミックがあり、それを押井守監督がアニメ映画化した「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995年)が日米で大ヒットした上での、ハリウッドでの実写映画化 ルパード・サンダース監督が日本アニメ愛で乗り切ったと思われる 一番の救いは主演のスカーレット・ヨハンソン 一児の母となった今もそのボディ・ラインは素晴らしい 彼女の美しい裸身を拝めたのは「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(2014年)以来 そもそも彼女はまだ33歳ながら40本以上の映画作品に出演 また声優としても活躍し、今年のヒット・アニメ作品「SING シング」でもヤマアラシのアッシュ役として、ミュージカル仕込みの美声を聴かせている 監督の日本愛が過ぎたのだろうが、ビートたけしの起用は台詞が日本語なのにいただけなかった 時々英語のサブタイトルで意味を補ったくらい 原題も"Ghost in the Shell"
・ろくでなし ⇒渋谷でロケされたインディーズ作品を渋谷で観た 大西信満、渋川清彦、大和田獏等、普段渋い脇役たちの演技を前面に出したところは見物
・タレンタイム 優しい歌(マレーシア) ⇒珍しいマレーシア発の作品 マレーシアは多民族国家だが、民族間の軋轢が余り表面化しない国 国民の65%を占めるが低所得者の多いマレー人を優先するプミプトラ政策が効果を発揮しているためか 本作でも何となくその背景を漂わせている 作品内容は高校でのタレント発掘オーディション大会に至るまでの人間模様であり、言葉も文化も音楽もすべて見事に混ざり合っている 2009年に亡くなったマレーシア女性監督ヤスミン・アフマドの遺作長編映画らしい 原題も"Talentime"だが、"talent audition time"の合成語か

▼残されし大地(ベルギー) ⇒2011年3月の福島第一原発事故後も、故郷富岡町に住み続ける人々を追ったドキュメンタリー いろいろな事情が重なって、避難しなければいけない土地に残っていることを浮き彫りにする 土地を放棄するとどうなるか、まるで異世界のようになることがよく分かり、心が痛む 本作を撮影したベルギー人映画音響技師のジル・ローラン監督が、不幸なことに完成前の今年3月に母国首都ブリュッセルでテロに遭遇し死去 日本人妻や友人達が遺志を継いで本作を完成させたといういわく付き 原題は"La terre abandonne"(仏)="The land abandons"=「土地を放棄すること」か
・夜は短し歩けよ乙女 ⇒乙女に好意を寄せる内気な大学生の物語 彼はナカメ(なるべく彼女の目に留まる)作戦を実行 京都四条先斗町界隈での一夜の出来事が主体 森見登美彦著の同名原作小説(2007年)のアニメ映画化で、主演声優は星野源
▼ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(米・チリ・仏) ⇒1963年11月22日に米国テキサス州ダラスでジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された直後から、大統領夫人・ファーストレディのジャッキーが葬儀の在り方、故大統領の歴史的評価、二人の遺児や引越しのこと等々について苦悩する様子を描く ワシントンD.C.の政治や街についてかなりの知識がないと、基本的な事柄や細々とした描写は分かりにくいだろう 筆者はたまたま当地で働いていたことがあったので、ジャッキーと周りの葛藤がよく理解できた 今から考えると、ダラス空港からなぜあのような防弾カバーのない無防備なオープンカーで行進したのか、的確な狙撃の腕を持った暗殺者、逮捕されたオズワルドが警察本部の中でルビーにピストルで至近距離から暗殺されたこと等々、謎ばかり… 公民権運動を支持したケネディ大統領は民主党出身だが、ジャッキーは奴隷解放を進めた共和党のリンカーン大統領をかなり尊敬・意識していたようだ 原題は単に"Jackie"
・グレート ウォール(中・米) ⇒中国資本の入ったハリウッド作品のため、完全に中国向けの内容 2008年北京五輪の演出も担当した中国のチャン・イーモウが監督で、マット・デイモンが製作にも係わり主演 欧州の元傭兵たちが火薬を求めて辿り着いた万里の長城で、士気が高く、統率のとれた中国軍の禁軍に出逢い、共に60年に一度現れる伝説の怪物・饕餮(とうてつ)の大群と戦う 大軍や大群を表現するVFXの出来は見物 原題は"The Great Wall"=「万里の長城」
・3月のライオン 前編 ⇒これも大ヒットコミックの映画化らしい 何でも真剣勝負の世界は厳しい 登場将棋棋士にはそれぞれ実在のモデル棋士がいるような気がする 本作には実力派の主役級男優が揃っている 特に染谷将太が特殊メイクで目立っている ロケは東京都中央区・文京区・新宿区を始めとして、埼玉県、兵庫県、岩手県、山形県等全国で行われたようだ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月10日 (月)

4月上旬(1日~10日)に観た劇場映画

4月上旬(1日~10日)は、8本の劇場映画を観ました。アカデミー賞候補作品等が多く上映されるようになり、最近は作品の質が持ち直してきたように思います。今回は少し評価が甘すぎたかもしれません。コストパフォーマンスのよい映画のブームはまだまだ健在です。

▼しゃぼん玉 ⇒乃南アサの同名小説の映画化 市原悦子が訳ありの若者を受け入れ、更生に持っていくまでの演技がとてもいい 宮崎県北西部にあり、隣の熊本県と接する椎葉村が舞台 地元の方言も駆使し、山奥の暮らし振りがよく分かる ロケも椎葉村と周りの市町村にて行われたようだ また映画「STAND BY ME ドラえもん」(2014年)の主題歌を歌った秦基博の唄もよかった
▼はじまりへの旅 ⇒これは米国西海岸カスケード山脈北端、ワシントン州とオレゴン州の州境あたりでヒッピー的な生活をしている家族の話 ヴィゴ・モーテンセンが父親役を熱演 社会と隔絶して自給自足で暮らす思想(ドイツ系に多いとも聞いたことがある)と関係ありそう 金がなくて方が、人間は幸せになれそうだ ガンジーなどインドの思想にも近いような気がする 母親の葬儀に参列するためにニューメキシコ州まで旅をするが、現代社会に初めて触れ合う6人の子供達がドタバタ喜劇を観せる 原題は" Captain Fantastic"で、敢えて和訳すれば「素敵家長」か
▼チア☆ダン 女子高生がチアダンで全米制覇しちゃったホントの話 ⇒冒頭チアリーダーとチアダンスが違うことを初めて知った 2009年3月に県立福井商業高校が全米チアダンス大会で優勝した実話(さらに3連覇している)を基にして製作された作品 高校名は福井中央高校と変えられているし、主なロケ地は昨年3月に閉校された新潟県立西川竹園高校の校舎らしい もっとも最後は米国カリフォルニア州のサンディエゴ州立大学アリーナまでロケ遠征 いわゆるスポコン的な作品だが、歌や音楽に合わせて4種類のダンスを踊るシーンは結構見応えがある
★パッセンジャー ⇒地球の危機は温暖化よりも小惑星衝突によりもたらされるらしい 宇宙の彼方にある地球に環境が良く似た惑星に、近い将来移住することありえるのかもしれない 本作はそんな将来を垣間見せてくれる 目的地は光速でも120年間冬眠しなければいけない星 原因不明のまま残り90年で目覚めてしまった男と、男が起こしてしまった女、そしてやはり原因不明で目覚めた一人の黒人クルー 主な登場人物は3人だが、宇宙船の頭脳、アンドロイドのバーテンなども登場し飽きさせない 2013年の作品「ゼロ・グラビティ」のように、VFXを駆使した宇宙船内外での無重力状態の表現は秀逸 特に、重力有り→無重力→重力有りの変遷、とりわけ水を使った表現は素晴らしい 原題は"Passengers"で複数だが邦題は単数 2009年日本公開の同名作品「パッセンジャーズ」と区別するためか
・ムーンライト ⇒何の唄かは分からないが、"Every nigger is a star"のフレーズが繰り返される音楽で導入部が始まる 米国フロリダ州マイアミの貧民街で一人の気弱な黒人少年が成長していく様を3部に分けて描く 日本と同じように、イジメ、母子家庭、ドラッグ、LGBT等の問題に直面するが、何とか生き延びる VFXは何も使われていないらしく、エンドロールがとても短いから、キャスト・スタッフの少ない低予算作品のようだ 原題も"Moonlight"=「月光」

★SING シング ⇒最初から最後まで歌とアニメキャラクターの踊りが素晴らしかった 米国の俳優達はミュージカル(舞台)にも出演していることが多いからか、皆歌が上手い 特に、ゾウのミーナとブタのロジータが優れていると思った 昨年の映画「ズートピア」でもそうだったが、米国作品は動物達を擬人化するのも上手い 時々AKB等を彷彿とさせるような5匹組が登場してきゃりーぱみゅぱみゅの歌を合唱するのは、そういうものが流行る日本への皮肉か羨望か 原題も"Sing"
・牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(台) ⇒台湾の故エドワード・ヤン監督が1991年に製作した、彼の最高傑作と言われる青春群像劇 昨年デジタルリマスターされたが、4時間版はやはり長い 不良のボスの女を巡る話らしいが、途中で話に付いていけなくなった 暗闇に懐中電灯を使って撮影した映像は面白い 原題も「牯嶺街少年殺人事件 A Brighter Summer Day」=「… もっと明るい夏の日」 「牯嶺街」はマンダリン(北京語)読みだと「グー・リン・ジェ」(それぞれ3・1・3声)になりそう
・T2トレインスポッティング(英) ⇒英国流ポップ音楽に乗って始まり、冒頭はなかなか快適に進行 しばらくすると展開がやや唐突・曖昧になり、前作を観ていなければ分かりにくいところも登場 その内に緊張の糸が切れた ユアン・マグレガーのみがやたらに若いような気がする 原題も"T2 Trainspotting"、無理して和訳すると「T2 列車目的地:人生の行く末」か

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月31日 (金)

3月下旬(21日~31日)に観た劇場映画

3月下旬(21日~31日)は、10本の劇場映画を観ました。単館上映でも優れた作品に出逢えました。

・アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発 ⇒社会性、集団性が必須な人間の弱さを証明した実験のドキュメンタリー 誰でもアイヒマンに、ゲシュタポになりうる 原題は"Experimenter"=「実験者}
★私は、ダニエル・ブレイク(英・仏・ベルギー) ⇒英国のケン・ローチ監督は素晴らしい 「ユリカゴから墓場まで」と言われた英国はどこに行ったのだろう 格差社会になってしまった英国で正義感の強い労働者が政府官僚の壁と闘う エンディングは予想どおり 本作でローチ監督は2016年・第69回カンヌ国際映画祭で2度目の最高賞パルムドールを受賞 原題も"I, Daniel Blake"
・アシュラ(韓) ⇒韓国作品では、政治家、官僚、特に検察・警察官僚をワイロにまみれた悪者と描くことが多い 本作でも一くせもふたくせもあるそういう奴らばかり 最後には誰もいなくなったが… 原題は"Asura: The City of Madness"=「アシュラ:狂気の街」
・サラエヴォの銃声(仏・ボスニア・ヘルツェゴビナ) ⇒美しいサラエヴォの街のホテルで繰り広げられる群像劇 しかし、何が起きているのか分からないままに緊張の糸を断たれた 原題は"Smrt u Sarajevu"(ボスニア、セルビア、クロアチア共通らしい)=「サラエヴォの死」
▼ヘッド・ショット(インドネシア) ⇒インドネシア製の渾身のバイオレンス・ファイト・アクション作品 日活が製作陣に入っている 中国風というか、古くはイタリア・ローマ風の格闘型が使われている 話が分かりやすいので気楽にアクションを楽しめる 原題も"Headshot"

▼大人の事情(伊) ⇒スマホはやはり危険物だ 個人の誰にも明かしたくない秘密が詰まっている 人間関係を破壊する凶器だ 秘密は守ろう、永遠の嘘をつこう 原題は"Perfetti sconosciuti"=「皆が全く知らない人物」か
・キングコング:髑髏島の巨神 ⇒VFXは秀逸だが、ストーリーがいまいち B級大作のようで、意識が薄れた エンドロール後のラストシーンは見逃した 原題は"Kong: Skull Island"=「コング:髑髏島」
▼ラビング 愛という名前のふたり(英・米) ⇒米国バージニア州の異人種間結婚禁止の法律と10年間にわたり闘ったカップルの話 ロバート・ケネディ司法長官時代の実話でもある 米国の話なのに英国製作陣が加わるとより緻密になる 原題も"Loving"
▼娘よ(パキスタン・米・ノルウェー) ⇒パキスタンの山岳地帯の美しい風景は見物 娘を政略結婚の道具にするのは時代錯誤 日本の戦国時代でもあるまい 母娘が逃げ切れたのは幸甚 原題は"Dukhtar"(言語不明)="Daughter"
・未来よ、こんにちは(仏・独) ⇒人生の後半において、重大なしかし起こるべくして起こる事柄を淡々として受け止め、前向きに生きていく主人公に共感 人生とはかくあるべきものか… 原題は"L'avenir"(仏)=「未来」

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月20日 (月)

3月中旬(11日~20日)に観た劇場映画

3月中旬(11日~20日)は、7本の劇場映画を観ました。最近は大変な映画ブームで映画会社に資金があるためか、作品が粗製濫造気味になってはいないでしょうか。以前ならボツになっていた企画も通っているような気がします。

・お嬢さん(韓) ⇒日本統治下の韓国で、朝鮮人ながら日本協力者で日本人になった裕福な家庭の財産を狙って詐欺をしかけるという話 韓国人俳優に日本語の台詞を頻繁に言わせたり、度々着物姿にもして、相当に日本での上映を意識しているようだ 女性2人のからみが結構あるので、成人指定になっている 原題は"Ah-ga-ssi"らしいが、これは何だろう
・雪女 ⇒小泉八雲の原作を杉野希妃監督が膨らませて映画化 最初は結構おどろおどろしかったが、段々薄れてきて緊張の糸が… 主演でもある杉野と青木崇高のラブシーンは見物 主演女優の胸は小振りか ロケはすべて監督の故郷・広島県らしい
・xXx(トリプルX) 再起動 ⇒ストーリーを追う必要がないので、安心して観られる 主演のビン・ディーゼルを中心としたアクションは進化の一途か これでもか、これでもかは観ていて楽しい まだ続編がありそう
・グリーンルーム ⇒B級ホラー作品だと思う まだ上映されている「ドント・ブリーズ」にも構成は似ているようだ それにしてもなぜこれ程までに映画ブームなのか 21時からの単館上映で狭めのホールに多数の観客が… 原題も"Green Room"
・ヨーヨー・マと旅するシルクロード ⇒ヨーヨー・マの奏でる心地よい音楽に浸って、真に良い気分に陥った 昔米国マサチューセッツ州タングルウッドで、目の前でチェロの無伴奏を演奏するヨーヨー・マを観たことを思い出した 原題は"The Music of Strangers"=「見知らぬ人々の音楽」か

・ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ ⇒テレクラのSNS化により、会話も写真もすべて記録され、場合によっては急速に拡散する時代 変わった裏の性的趣味を持つ人は選挙に出られないのだろうか 米国下院議員だったアンソニー・ウィーナーがこのようなスキャンダルで議員辞職し、2年後のニューヨーク市長選でも苦渋をなめるドキュメンタリー 原題も"Weiner"
▼哭声/コクソン(韓) ⇒韓国製ホラー作品 タイトルのとおり、全編韓国流(?)の泣きで貫きとおされている 韓国キリスト教に基づく悪魔と日本神道に基づく怨霊が相乗りしたようなものが登場し、宗教が入り混じった祈祷方法が描かれる 日本男優(国村準)を起用し日本語の台詞も入れて、本作も日本向けを意識か 原題は"The Wailing"で、和訳すると「慟哭、号泣」あたりか

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

| | コメント (0) | トラックバック (0)